見出し画像

Kindle本の売り上げが100万円になりました!(釣りタイトル風)

2020年2月15日
昼寝研究所寝言レポート#2153

はい、Kindleで出している小説の売り上げが2020年1月でついに累計100万円を超えました!
やったー。

……ただし、7年近くかかってます。

ただの素人が、小説の書き方も自己流で始めた試みでしたが、ここまでくるとは……
……すごくないですか?

もちろん、わたしより売れているノンプロの人もたくさんいらっしゃいます

わたしはわたしの立場で主に「小説を書きたいけど、電子書籍で出すのはどうなのかなあ」と思っているような人の参考になれば、という目的で書きたいと思います。あと宣伝です。

=====================

いま出している本の数は15冊です。

2020/02/15現在の値段(自分でつけることができます)の内訳は下記の通り。
150円2冊。250円1冊。99円10冊。無料2冊。
となっています。
これ、無料というのはちょっと手続きが必要「他の電子書籍配信サービスで無料になっているのでAmazonでも無料にしたいな~」ってことを申請して、OKが出れば0円販売が可能になります。ちょっと前まで5冊ぐらい無料で出していたのですが、途中からそのうち3冊が無料枠から外されてしまいました……
その辺りは下記リンクが参考になるかと。

はい、以下遠い目

小説を初めてKindleに出したのは2013年6月
なので、6年と8ヶ月かかったことになります。
最初の三年ぐらいは月に10冊売れれば御の字という感じでした。
12冊目を出すまで値段は設定可能な最低金額の99円(本のデータサイズによって変わるようなのでマンガはもうちょっと上かも。上記リンクを参照)で販売していました。99円の本が1冊売れると35円のロイヤリティ(印税てきなもの)となるので、まあ、売り上げもそんな感じです。しょっちゅう無料キャンペーン(3ヶ月ごとに5日だけ定価0円にできる)をやっていましたが、この頃はまだ本の数も少なかったのか、無料キャンペーンを行うと数千冊ダウンロードされたりしていました。
月の売り上げも1000円以下のことが多く、たまに3000円以上になったりすると大喜びでした。

本の値段を250円以上にすれば、70%のロイヤリティが入ってくるのですが、まあ、そこは「素人の書いた小説がそんな値段では手を出してもらえない」という考えがあった(いまもあります)ので、ロイヤリティが低くても99円でした。安い方が手を出してもらえそうじゃないですか。
こんな感じだったので、儲けようという考えはない、というか現実的ではありませんでした。ただ、自分の本を読んでもらいたいなあ、という極めて曖昧なエネルギーだけで燃費の悪そうな活動を延々と続けていました。

で、2016年8月になって、Kindle Unlimitedが開始され、状況が大きく変わりました。実際に売り上げのうち9割近くKindle Unlimitedによるものです。

これは月額980円支払うと、Amazonが選んだ本(Amazonで売っている電子書籍すべてではない)が読み放題になるサービスです。1度に借りられる本は10冊で、それ以上になると本を返す必要があります。まあ、一度に10冊借りられる図書館のような仕組みです。
で、作者には小説であれば1ページ読まれるごとに0.5円弱ぐらい(毎月変動します)のロイヤリティが支払われます。

Kindle Unlimitedに自分の本を登録するには「Kindleで独占販売(Kindleセレクトといいます)」になっている必要があります。無料キャンペーンを行うことができるのもKindleセレクトの本のみです。

なので、わたしの本で「Kindle Unlimited対象」となっているものはAmazonのKindleでしか販売しておりません。
*その他の無料本、99円本はKoboでも無料で出しており、それは上記の仕組みでKindleの値段を0円にするためでした。

Kindle Unlimitedの仕組みができてからは月に数万ページ読まれるようになりました。
さらに、Prime Readingという仕組みが2017年10月から動き出しました。
これはAmazonが選んだ数千冊の電子書籍を、Prime会員であれば読み放題、というもので、わたしの『青い月夜の特別なこと』『チョコレートの天使』が何度か選ばれたことがあります。
このPrime Reading自体は「一定期間Prime Readingの対象となることで、規定の固定ロイヤリティがもらえる」だけで、いくらPrime Readingで読まれても作者のロイヤリティには影響しません。というか、何ページ読まれたかもわかりません。開示してもらえないかとメールを出しましたが、丁寧にお断りされました。
ただ、これでたくさん読まれるとランキングの上位に行くようになり、その結果Kindle Unlimitedでも読まれるようになるのです。たぶん。

まあ、そういう感じで、2018年6月が大きなターニングポイントになりました。

わたしは小説の書き方も習ったことがなく、ただただ昔からおもしろい小説を読み漁っていただけの人間なので、実際に書いてみると人称の揺れやら整合性の矛盾やらで出した後に「うひゃー」となることもあるのですが、まあ、できるだけ修正して、対応したりしています。放ってあるものもあります……

で、最初からの目標として『チョコレートの天使』という、数年間完成できていなかった長編があったのですが、それをKindleで出すところまでやろうと決めていました。
この話は長すぎる(原稿用紙700枚以上)ので、先に短編集やら中編程度のお話(原稿用紙200枚程度)でわたしのことを知ってもらって、時間を費やす価値があると思った人に読んでもらおうと、そういう目論見です。

なので、それまで99円だった値付けを、12冊めの本として『チョコレートの天使』を出すときには特別に250円にしました。
まあ、ロイヤリティ70%に憧れたというのもありますし、読み手の時間を多く奪うので、うっかり最初に手を出さないようにしてもらうためです。

=====================

『チョコレートの天使』は狙い通りさほど読まれていなかったのですが、最近になってPrime Readingに何度か選ばれてからレビューをたくさんいただくようになってきました。
いまではなんと59件のレビューをいただいております。現在も(少なくとも3月まで)Prime Readingに選ばれておりSF・ホラー・ファンタジーのランキングでも上位の方にいます。

この本を出してからしばらく新作は出していなかったのですが『青い月夜の特別なこと』を皮切りに新作を何点か出しております。

まあ、この程度のお話を書くと7年弱でロイヤリティが100万円となる。そういった一例です。
あなたがKindle出版に参加される時の参考にしていただければと思います。

=====================

……案の定、よくわからない文章になってしまった……

=====================

さて、娘が完全に風邪をひいてます。
わたしもちょっと風邪の前兆のようなだるさ。

そんな中、本日ゲーミングPCがやってまいりました~横に長いディスプレイ(2560x1080)も来ました~
梱包のゴミがえらいことに……
描画のベンチマークがいままで自分が保持していたPCの中でダントツの速さ。それだけでちょっと楽しいですね~

ただ、Dropboxですよ……3台までのPCしか同期できないという……
これ、月々500円ぐらいのプランがあれば迷うことなく入るのになあ……
One Driveにするべきなのか……

=====================

というわけで昨日2020年2月14日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版が2冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1326ページ。ありがとうございました。

ああ、来週は東京出張ですが、この風邪っぽいのは明日には治っているのか……わからん……

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

*2019年3月以前の1800回分の日記(主に戯れ言)は以下からお読みいただけます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?