見出し画像

おもしろいオハナシと楽しい絵

2021年2月22日
昼寝研究所寝言レポート#2524

読み終えました。
知念実希人先生の『天久鷹央の推理カルテ』第一作を。

以前から気になる作家さんでした。
が、代表作と思われる本シリーズの表紙(いとういのぢ先生ですよ)がカワイ過ぎるのもあって、ああ、なんかキャラが立ったライトなミステリかと。
別にそれはそれで良いのですが、それほど惹かれるものではないかなと思っていたのです。

最近、コロナ関連のTweetで作者(現役のお医者さんです)が気になる呟きをしていたので、この人が書いたミステリはどんなものかと興味を持ちました。

ちょっと調べてみたら、島田荘司先生が選ぶ第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞でデビューですよ。
よっしゃ、これは読まねばと思ったわけです。

で、Kindleで『天久鷹央の推理カルテ』を購入。全4編からなる短編集です。
ちなみに『天久鷹央』は『あめくたかお』という表紙の可愛らしい医師の名前です。

最初の話を読んだ時点では微妙かなと。
子供が見たというカッパに関する話ですが、いや、カッパって……容易にその正体は想像ができますし、そこに関してはそれ以外にないだろうという展開。主人公もちょっとあざといぐらいの『名探偵』的キャラで、これはちょっと感情移入が難しいぞ……
が、その短編の構成がミステリとして美しいのです。そして、医学的なネタの魅力はさすがです。
第二話も軽め。病院という組織に読者を馴れさせる感じでしょうか。まあ、このクオリティなら読んでも良いかな……
などと思っていた第三話から医学的なネタが凄まじいクオリティに。不可視の胎児。謎としても魅力的だし、テーマの扱いも見事です。
そして第四話。
うわー、もう最初から最後まで一気に読んでしまいました。『名探偵』的であるということは、常識的に見れば非常識な存在なわけで、それ故に世間に受け入れられないこともあるのです。
病院の中で自分の居場所を奪われそうになり、戦う鷹央を応援せずにはいられません。
最後の展開をドキドキしながら読みました。

というわけで、非常におもしろかったです!

今年は『Y田A子に世界は難しい』に続いて『天久鷹央の推理カルテ』というオモシロ本を読むことができて、かなり幸先が良いです。
よし、今年の目標は月1冊のペースだ!

既にこのシリーズの第2巻は購入済みです。

=====================

そして、本日BOOTHの買い物が届きました。

BOOTHで購入した白黒灰脂(モノクロハイジ)さんのイラストを受け取りました~
じゃじゃーん。

画像1


白と黒で練り上げられた世界。
カッコいい……
やはり実物は迫力があって美しいです。
それにしても値段が安すぎる……でも、だからこそわたしもちょっと買ってみようと思ったわけですが……

=====================

というわけで昨日2021年2月21日の自作Kindle有料版ダウンロード数は3冊。無料版が1冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2412。ありがとうございました。

『チョコレートの天使』に84件目の評価をいただきました~レビューありです。やったー!
楽しんで読んでいただいたようで何よりです! レビューありがとうございます~

新作は98%まで見直ししました。地下鉄でラストを読んでいると、ちょっと泣けてやばいかも。でもまあ、たいした話ではありませんが。
それにしても大きな見落としがありそうです……

それでは本日もお疲れ様でした。
おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?