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MAGIC-F300P(ハード)とMagicART 5(ソフト)を少し語る
レーザーマシンの次は二次元切削&彫刻マシンである「MAGIC-F300P」が来た。
エンドミルと呼ばれるドリル的なもので金属や樹脂を切る&削る作業とダイヤモンドチップを付ければケガクと言った事が出来る機械。CNC切断彫刻機とも言われる。
韓国製にてハードとソフトの一体開発でフレンドリーという事で日本の代理店をやっているシーフォース(素晴らしい会社) からやってきた。
・マニュアルがある!
前回のレーザーマシンはマニュアルも無しで結局改造してしまったとは言え非常に苦労しました。が、今回は安心安全の日本代理店経由という事もありマニュアルが付いてきました。当たり前と言えば当たり前です。
且つシーフォース製の日本語簡易マニュアルも付いてきました。
基本的な設定とかはこれでOKです。
が、多種多様のエンドミルと各素材の相性的なものは書いてありません。
これは独自に調べる&実践な感じですかね。
・ハード的な精度が高い!
2次元CNCなのでシンプルだけどしっかりした作りで動作も正確な印象。
樹脂ならサクサク、金属も真鍮やアルミならグイグイ。ステンレスまでガリガリと行ける。と、なるまで試行錯誤でエンドミルを折りまくったのですが。
当初はMAGICシリーズの専用オプションのエンドミルを折りまくって学習。
これ比較的簡単に折れるので泣けてくるし、即座に2本目も折れると心も折れます。
で、NS TOOL(日進工具)のRSE230シリーズが良い感じと教えてもらって調子出てきました。(RSE230はHPで「樹脂用」となっていますが金属も行ける。。。行けてる。。。)
・レーザーポインターで位置決めが決まる!
レーザーマシンはカメラを付けたので位置決めが便利になりましたが、
こちらMAGIC F300には精度高めのレーザーポインターがあり、これが便利。
単なる位置決めポインターですがセンターもしくはデザインエリアの四隅をマークして部材への位置決めが出来て便利です。
・ケガキが美しい!
ドリル的なエンドミルを高速回転させて金属を削る、切るというマシンですが、先端にダイヤモンドチップを埋め込んだ物でケガキ彫刻も出来ます。
ケガキの時は回転しません。
2Dプロッタ的に金属の表面をケガいていきます。
これが、なかなか精度も高く綺麗。塗りつぶし的にケガくと良い感じ。
作業時間も早い。
切削用のエンドミルは折れるし寿命もありますが、ケガキ用のダイヤモンドチップはやたら持つのも良いです。比較的静かだし。
気が付けばケガキ専用マシーンとなっています。ほぼ。
・ソフトがダメダメのダメダメ&ダメ絶対!!!
と、ハード面は好印象。
が、ソフト面はいかん!遺憾!あかん!
列記するに留めますが、
1)簡単に落ちる。フリーズではなく落ちる。
2)SVG読み込み時の寸法スケールが変わる。
3)SVG読み込み時にデータが欠落する事がある。
4)マウスポインターを「自動でボタン上に移動」にしてると挙動が変
5)一度切削設定すると後で簡易的にしか設定が確認出来ない
6)図形が複雑だと切削設定がとたんに重くなる
7)マシンへのデータ転送が遅い
8)ハードとUSB接続していないとソフトが起動しない
9)ハード無し時の起動用USBドングルが高い(約5万)
と、信頼できない事この上ない。
が、昔のイラレもこんな物だったかな?と自分を騙しながら使います。
因みに制御側のPCは、このMAGIC用に新調したCore i7マシン(16GB)。
現バージョンは5ですが、6を作っているとも聞いています。はよ来い!
別売りのCAMソフト「DESKPROTO」を使ってオペレーションも可能ですが、
CAMなのでCADも必要ですし、高い(約20万)
しかし「DESKPROTO」を使ってみるとMagicARTって凄い!とも思えます。
2DのCNCマシン制御ソフトとして使い勝手思想は良く考えてあるなぁ、とも思います。
が、上記のダメポイントでプラマイで言えばマイナスです(笑)
愛着はありますけどね~
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