7 教え方の4STEP 8 研修プラン 9 講義法

◆ 7 教え方の4STEP
準備事項
①研修プランは、きちんと作成・検証されているか?
②資料、トレーニングツールなどの準備は万全か?
③会場の設備、雰囲気などは確認しているか?
第1STEP = 導入
①学習意欲を高めることが目的で、研修の方向づけをする
②研修の重要性を解説する
・進め方を説明する ・メンバーの経験、知識のレベルなどコンディションを確認する
③不安、抵抗など障害を取り除く
第2STEP = 提示
①参加の仕方、進め方を説明して、イメージを持たせる
②流れの中のポイントについて、具体的にやってみせる
・メンバーに不安な様子がないか確認する ・進め方について質問を受ける
③メンバーの理解度にあわせてゆっくりと!
・理解しやすいように、ポイントをまとめる
第3STEP = 実習
①実際にやってみる(体験する)
・体験のプロセスの変化を観察しておく
②反復トレーニングをして、「できる」を目指す
・アドバイスは適時・適量に!
③メンバーの「努力」を受け入れ、根気よくアドバイスする
・間違えているときは、正しく指摘する ・学習意欲を損なわないように気遣いする
第4STEP = 評価(フォロー)
①評価のフィードバックをする
②質問を受ける
③メンバーの理解度が低いときは、第2STEPに戻る

◆ 8 研修プラン
1.研修プランとは?受講するメンバーに提供する研修の目的、内容、時間、場所、方法などの概要を示したものであり、設計図といえる
2.プランの構成
①研修コース
②主題
③学習目的
④所要時間
⑤訓練方法
⑥場所・設備
⑦教材、インストラクター・ツール
⑧参考資料
⑨事前課題、他
3.導入
①必要に応じて、前カリキュラムの復習
②目的はわかりやすく
③学習意欲を喚起する
4.内容
①知っていることから、知らないことへ
②やさしいものから、難しいものへ
③メンバーのコンディションを考慮する
④教材の活用の工夫
⑤メンバーからの質問などを想定しておく
5.まとめ
①要点の復習
②結論
③次への課題提示
6.注意事項
①メンバーに理解してほしいことは明確か?
②教材、ツールは適切か?
③メンバーを説得する覚悟はあるか?
④カリキュラムの順序はいいか?
⑤ポイントは明確か?

◆ 9 講義法
1.話し方
①明朗、正確、肯定的な話し方が原則
②メンバーが嫌悪感、疑惑感、威圧感を持つような話し方は避ける
③質問を交えるなどキャッチボールを忘れな い
④口調に変化(リズム)をつける
 ・強調点は強い口調・強調点は、意識してゆっくりと!
 ・強調したいことは、繰り返す
⑤語尾をはっきりと話す
⑥はっきりと言いきる
⑦口癖、口調(学生言葉など)に気をつける
⑧メンバーが理解できる言葉を使う
⑨TVのアナウンサーよりもすこし遅いくらいがよい
⑩要所要所で区切り、メンバーが考えをまとめる時間をつくる
⑪明るさ、自然なユーモアを感じさせる
⑫メンバーの反応をみながら修正する
⑬一般論、抽象論を多用しない
2.質問の仕方
①要所要所で効果的に使う
②全体質問のあとに指名質問をすると効果的
③メンバーの返答を話に活かす
④特定の人に集中しないようにする
⑤質問の意図は、明確にする
⑥ピントが外れた返答には、再度質問する。その際、フォローを忘れずに!
⑦質問の仕方を工夫する ・全体質問 ・指名質問 ・順次質問 ・反転質問 ・リレー質問 ・クローズ質問 Yes/No で答えられる ・オープン質問 自分で考えて答える
3.質問の効用メンバーの関心度、理解度、意識、考え方がわかり、進行の修正に役立つ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?