ゴキブリが嫌いになる英才教育を受けていました。
こんにちは、松下です。
昔からゴキブリは嫌いです。
ゴキブリが嫌いな原因としては、幼稚園ぐらいの恐怖に敏感な時期の僕の家には浦安鉄筋家族とかこち亀とか内容がきったない漫画しか娯楽がなかったため、それを読み漁ってた結果、「ゴキブリは汚く怖いもの」という認識が染み付いてしまったことにあります。
そうして生きてきて22年。成人にもなり、就職活動を終え、来たる社会人生活を今か今かと待ち構えている。そんなある日の午前二時。
僕は家でゴキブリと目が合いました。
戦慄
日中の仕事を終えて帰ってきた。風呂も入って、ご飯も食べ終わった。
この時間は家のリビングでYoutubeを観て、LINEを返す。
1日の中で一番至福の時間。
そんな時に、エンカウントしてしまいました。
この時ばかりは比喩でも何でもなく日頃の行いを恨みました。(衛生的な面で)
たじろいでいる僕にゴキブリは、自慢の羽で威嚇してきます。
自宅で虫にマウントを取られる経験は初でした。
本当に威嚇のためだけに開いた羽をしまったゴキブリは、リビングを壁際に沿って動き出しました。
完全にゴキブリに主導権を明け渡している僕も、負けじと家を見渡して殺虫スプレーを探します。
ゴキブリは余裕そうに、一定の場所を往復しています。赤ノコノコみたいだと思いました。
やっとの思いで、絶対に100円ショップで買ったんだろうなというゴミみたいな殺虫スプレーを見つけました。
朝、母親を詰めようと心に誓いながら、相変わらず往復している赤ノコノコの場所に行き、一思いに噴射しました。
効かない
ゴミじゃん。
とりあえず、赤ノコノコの体だけでなく、往復しているコースにも噴射してみました。
緑ノコノコになった
最悪だ。
いろんなところを動き回るようになってしまいました。
これは詰んだかもしれない。自宅で虫に屈服しそうになったその時、一瞬だけノコノコの動きが鈍っているのが分かりました。
スプレーは効いている
戦いに勝機を見出した僕は、これでもかとスプレーを浴びせ続けました。
ゴキブリはスプレーでビッショビショになってほとんど動きを止めています。
というか、普通に水でビッショビショにするだけでも同じ効果があるんじゃないかと思いましたが、思わなかったことにしました。
戦いには勝った
ゴキブリが動かなくなったことを確認した僕は、ほうきとチリトリを使ってゴキブリを家から追い出すことに成功しました。
時間は午前2:30分。僕は汗だく。
負けです。
あとがき
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