ナビ媒体で成果が出ない今だからこそ、新卒採用マッチングイベントに出なければいけない3つの理由

著しく変わる新卒採用市場の今後...

「有効求人倍率約2倍」「ナビ媒体の形骸化」「新卒一括採用→通年採用」etc...目まぐるしく変わる社会の中でも、特に変化のスピードが早い新卒採用市場。大学に求人票を提出するだけで何もせずとも集まる学生、ナビ媒体が出来、急増する全国からのエントリー...就職氷河期と呼ばれていたのは今や幻想のような時代になってしまいました。

新卒採用の大まかな時代の流れ
①大学へ求人票を出すだけの時代→
②ナビ媒体へ出稿するだけの時代→
③様々なサービスが露出しお金を支払えばなんとか採用ができる時代(今ココ)
④お金を支払い様々なサービスを利用しても採用が出来なくなる時代

人口減少がほぼ確実なこのご時世、上記のようなことが起こるのもそう遠くはありません。このような事態を避けるためにも「待ち」の採用ではなく「攻め」の採用を。そして、今までとは違い採用担当者自身が「採用力」を身につけなければいけない時代に突入しました。

なぜ採用がうまくいっている企業は、次の年も採用がうまくいくのか?

「あの企業は採用がうまい...」そういった印象を持たれる企業は確かに存在し、実際に非常に採用がうまくいき業績を伸ばしているケースも少なくありません。そして非常に戦略的で緻密な計画を練っているのも事実。私が責任者として運営している「キャリアコレクション」のご利用企業様にも、採用がうまくいっている企業様が数多くいらっしゃいます。様々な努力をしているという前提ですが、一つだけどの企業様にも共通することがあります。それは「学生との接触機会を意図的に増やしている」もっと言うと「学生からの企業の印象・見え方などの率直な意見を集め常に改善している」といった点です。

採用がうまい企業が行なっている学生との接触方法
■面談
■学内セミナー
■リファラル採用
■インターンシップ
■マッチングイベント
etc...

ナビ媒体で大量のエントリーが集まり、面接だけを捌いていた時代の動きとは全く別の上記のような動きをしているのが実情です。常にタイムリーでホットな情報を採用ターゲットである学生から直接入手し、その年その年で改善を行なっています。目まぐるしく変わる時代・市場だからこそ学生との対話を通して定性的なデータを取ることは必須ということになります。

どのように採用力を身につけるべきか。そもそも採用力とは何か

そもそも採用活動とは大きくまとめると「集める」「魅きつける」「選ぶ」の3つと言われており、今回はその中でも一番難しいと言われている「魅きつける」に着目し、ここでは一旦、採用力と定義したいと思います。(「集める」「選ぶ」は正直新卒採用支援サービスを利用すればまだまだなんとかなると考えているため)

何で「魅きつける」かが最も重要

どのように「魅きつける」かを説明する前に、覚えて頂きたい企業選びのフレームワークがあるので簡単に以下にまとめます。

企業選びの4P
■理念-Philosophy-
 ∟組織のビジョン・理念・目的に対する魅力
■仕事内容-Profession-
 ∟組織の活動に対する魅力(業務内容/業界/職種)
■人-People-
 ∟社員と接することで得られる魅力(社員/社風)
■待遇-Priviledge-
 ∟組織に属する事で得られる特別な権益に対する魅力(給与/福利厚生/勤務地)
※人材コンサル会社のリンクアンドモチベーションさんが編み出し推奨しているフレームワークの一つです。

もう一つ、当サービス「キャリコレ」ユーザーから取得した「企業選びの4P」をもとに作成したアンケートも以下に記載しておきます。

スクリーンショット 2019-10-10 13.19.08

※↑複数回答

スクリーンショット 2019-10-10 13.18.57

※↑選択肢は一つだけ

上記のアンケートからわかることをまとめると、内定承諾をする時期に重視していることとして90%以上の学生が「人軸」を置いており、かつ、内定承諾の決め手として50%以上の学生が最も「人軸」が重要だったと回答していました。つまり、魅きつけるべきことは「待遇」や「業務内容」などではなく「人」としての魅力で魅きつけることが大切ということとなります。

「人軸」で魅きつけるために絶対に外せない3つのこと

ではどうすれば人としての魅力で学生を魅きつけることができるのか?今から人格を変えるなんて絶対にできない...と思う採用担当の方もいらっしゃるかもしれません。今回お伝えしたいことはそういった大それたことではなく、「今時の学生がどんな人に魅力を感じるのか、どういった思考をしているのか、そしてどのようなアプローチを行えば学生に伝わり刺さるのか」を知ることから始めた方がよいというお話となります。ナビ媒体でエントリーを募り、すぐに面接を行うため学生の本音を聞いたことがないと今振り返ればそう思う採用担当の方も少なくないのではないでしょうか?ましてや現場に出ずにアウトソーシングに頼るのはもってのほか。

目まぐるしく変わる学生の思考を知るために、絶対に外せない3つのこと
■まずはたくさんの学生と会う
■一次情報を手に入れるための機会を多く作る(※合説のような企業側からの一方通行のコミュニケーションとなる場は良くないです。)
■より明確で本音ベースのフィードバックをもらう

新卒採用マッチングイベントに出るべき3つの理由

まずは新卒採用マッチングイベントの特徴について簡単にまとめます。

新卒採用マッチングイベント特徴
■30~50人ほどの学生が参加する小規模イベントがほとんど
■各イベントによってセグメンテーションが行われている(学歴/志向性など)
■基本、参加学生全員と対話が可能(座談会や交流会)
■参加学生全員のデータがもらえるため、イベント後も口説ける
■意欲の高い学生が多め
■参加企業に対しての学生の意見をアンケートで取ってくれるイベントも(複数社参加しているため、自社に興味のない学生からのFBは本音が多いのでためになります。※こういったイベントはごく少数ですが)
■価格帯は30~60万円が一般的

上記のような特徴があるのがマッチングイベント。簡単に言うと「一定のセグメンテーションがなされ、会いたい学生と直接お話ができるイベント」といったイメージです。そろそろマッチングイベントに出るべき理由をまとめます。※余談ですが、こういったマッチングイベントでの最適な採用担当の動きに関してはまた別の記事でまとめたいと思いますのでしばしお待ちください。

新卒採用マッチングイベントに出るべき3つの理由

①一定数の学生と必ず会える(しかも自社のターゲット層)
②対話を通して一次情報を得ることができる(学生の思考などを知れる)
③学生から企業や採用担当への本音のフィードバックがもらえる

結論、「採用力」を身につけるための要素をたくさん含んでいるためマッチングイベントに出た方が良い。(複数回出るのがベストです)

まずは採用力(魅きつける力)を身につける最初のステップとして、今時の就活生の一次情報を取得し、本音ベースのフィードバックをもらえるマッチングイベントに参加してみるのはいかがでしょうか。




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