20190120関東甲信越アルコール関連問題学会外観横

1/20第2回関東甲信越アルコール関連問題学会

1月20日、第二回関東甲信越アルコール関連問題学会に参加してきました。会場は上智大学。
http://kanto.j-arukanren.com/schedule_20190120.html
依存症系の学会は当事者参画が進んでいて、学会参加費が安いです。会員2,000~3,000円に対し、当事者1,000円です。患者はビンボーなので、参加費の優遇はとっても嬉しいです。
自助会のAA(アルコホール・アノニマス)の人たちが積極的に来場者にパンフレットを配布していました。えらいな。
ランチョンセミナーというのがあり、私も参加してきました。製薬会社がスポンサーについたお弁当付き講演会のことです。無料で幕の内弁当と飲み物がもらえました。たぶんこれだけで1,000円ぐらいすると思います。

お腹は膨れるわ、勉強はさせてもらえるわで、とっても有意義な休日の過ごし方でした。
私は斎藤環さんと上岡陽江さん目当てだったのですが、お二人とも充実した講演でした。

学会参加者には、聴くだけでなく、発言する役割も求められています。専門家と当事者が手を携え、いっしょに学問を作っていくのが共同創造(Co-production)とか協働と呼ばれるものです。
私はシンポジウムの質疑応答で、挙手をしてちゃんと発言してきました。発言する内容をあらかじめ事前にノートに書いておいて、それを朗読するという形でやりました。
限られた時間の中で、なるべく濃い情報を場に提供したいと思って、そういう努力をしています。途中で早口になっちゃったかも。
登壇者は唖然としていました。「じわじわ効くのが当事者研究」なので、即効性はなくても、そのうち「ああ、あの女性が言っていたのはこういうことか……」と理解が広がるといいなと思っています。

生活保護寸前ですが、学問上の筋を通すために学会行脚を続けています。寄付を熱烈歓迎します。