見出し画像

皆勤賞に関する議論

皆勤賞は、学校や職場などを一日も欠席・遅刻・早退をせずに登校した生徒に送られる賞です。今回は、学校における皆勤賞について書きたいと思います。

学校は、1年間あたり約200日の出席日数が設定されていますので、健康に毎日登校できることは、率直にすごいことだと思います。

皆勤賞として、賞状や筆記用具、図書カードを贈呈してる学校もあるみたいですね。

しかし、皆勤賞の制度を設けることによって、

「学校に毎日休まずに来ることが偉い」

という考えを植え付けているのではないか、と批判されていることも事実です。

子どもの頑張りを認めてあげたいという気持ちはよくわかりますが、様々な事由により、学校に行きたくてもいけない子どももいます。

また、体調が多少悪くても無理をして学校に行く(あるいは、親が子どもに無理をさせて学校に行かせる)理由を作っているのではないかという意見もあります。

特に、コロナ禍の現在は、体調が少し悪いのであれば、無理をせずに学校を休んだ方が良いと考えます。

実際に、コロナの休校期間を機に、皆勤賞を辞めた学校もあるそうです。

賞を与えることの目的は、頑張りを称えることであり、賞を取れない人を批判することではありません。

(習字が上手い人に賞を与えても、他の人に対して習字が下手だと言っているわけではない)

皆勤賞だけが、敏感に批判され過ぎている気もしますが、批判されている理由も理解できます。

ちょっと注意が必要だよね、くらいで頭の中にとどめておきたいと思います。