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かげろゐ通信 5月号-本の黄金週間2024+α-
はじめに
日暮:「今年に入って やっとの単独号ですね」
陽炎:「“本の黄金週間2024”があったからな」
日暮:「さ 前置きはおいておきまして さっそくいっちゃいましょう!」
2024.5.1
【“本の黄金週間”2024 その1】
『嗤う伊右衛門』
著/京極夏彦 角川書店
陽炎:「今回は “鈍器本”で馴染み深い 京極夏彦氏だ」
日暮:「『魍魎の筺』読みましたけど 辞書か! っていう感じでしたね」
陽炎:「うん 近年は『鵼の碑』という“百鬼夜行シリーズ”最新作が発売されたな
──あいかわらず 文庫本でも “鈍器”だったよ」
日暮:「ああいう“鈍器本”見ると 他の本たちがかわいくみえちゃうのが
おそろしいですよね」
陽炎:「だが この『嗤う伊右衛門』はそんなことはない
標準的(スタンダード)な文庫本だから 京極作品としては すぐに読めるぞ」
2024.5.2
【“本の黄金週間”2024 その2】
『煌夜祭』
著/多崎 礼 中央公論新社(中公文庫)
陽炎:「今回は 本屋大賞2024 ノミネート作品『レーエンデ国物語』
著者のデビュー作の文庫版だ」
日暮:「この方 『煌夜祭』でデビューを飾る以前にも
17年間 公募で落選続きだったんですね ──17年……考えるだけで気が遠くなりそう」
2024.5.3
【“本の黄金週間”2024 その3】
『東京プレデターズ チャンネル登録お願いします!』
著/七尾与史 角川春樹事務所(ハルキ文庫)
日暮:「今回は イマドキな話ですね」
陽炎:「二年前にライブ配信中に起きたある事件を
動画配信で億万長者を夢見る若者三人が その事件を解明していく物語だ」
2024.5.4
【“本の黄金週間”2024 その4】
『センセイの鞄』
著/川上弘美 新潮社(新潮文庫)
燈籠:「ん? これ ひぐらしちゃんが読んでたヤツ?」
陽炎:「ああ ──あいつには まだ早かったようだ」
燈籠:「ふぅん (本を手に取り ページをめくる)」
陽炎:「系統はちがうかもしれんが
まるで『こころ』を彷彿とさせるような作品だ」
燈籠:「夏目漱石の?」
2024.5.5
【“本の黄金週間”2024 その5】
『心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数』
著/神永 学 講談社(講談社文庫)
日暮:「まあ ある話でニアミスはしてるんですよね〜 名前だけですけど
──でも 『心霊探偵八雲』の時には あんなに好意的で尊敬さえ感じるほどだったのに
この話では 八雲くんの御子柴さんに対する印象はサイアクとしか言いようがないですね
心の声ではすごいこと言ってたし……」
陽炎:「だから 『INITIAL FILE』なんだろう 『最初の物語』なんだからな
……親近感でもあるのか?」
日暮:「えっ!? あはは まっさかぁ〜(あさっての方向を見る)」
2024.5.6
【“本の黄金週間”2024 その6(終)】
『心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理』
著/神永 学 講談社(講談社文庫)
日暮:「昨日 紹介した続きですね〜」
陽炎:「やはり 少しだけだが “彼女”がちらついているな」
日暮:「でも “あの子”がいないかわりに 後藤さんとの関係性がわかりますよね〜」
陽炎:「今回の話は “フェルマー”がキーワードになってくる」
日暮:「ああ! 読んでて ひっかかっちゃいましたよ!
ぜったい あの人が怪しいって睨んでたのに ちがったんですから!」
陽炎:「それもひとつの“バイアス”だな」
日暮:「でも この頃の八雲くん 面白いですね〜 心の声が」
2024.5.18
『確率捜査官御子柴岳人 密室のゲーム』
著/神永 学 KADOKAWA(角川文庫)
日暮:「でも 陽炎さんのいうとおり あまり覚えてなくて正解だと思いますよ?
もう 13年前ですからね」
陽炎:「文庫本でさえ 10年前だからな ──覚えてないわけだ」
おわりに
日暮:「“本の黄金週間2024” 無事に終えてよかったです」
陽炎:「次回も無事に開催できることを願う」
日暮:「そうですね それで──来月号も単独号ですか?」
陽炎:「いや 反動で6月は控えめになると思うから
6月・7月・8月で 『夏の特大号』でもやろうかと」
日暮:「wow!」
陽炎:「知っているだろ ──夏は苦手なんだ」
日暮:「えー 夏うまれなのに〜」
陽炎:「……おまえもだろ」
“本の黄金週間2024”ありがとうございました
次回の“本の黄金週間”にむけて
おすすめの推し本・推し作家があれば
メッセージを送っていただければ幸いです【緋崎】
※場合によっては 通常の読了で紹介する場合がございます
諸事情につき 個別返信は行なっておりません その点はご容赦ください
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