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近年まれに見るあざやかな新手でした。

「将棋世界」昭和54年10月号から。

将棋時事放談

滝:王将戦第五局、中原名人が中飛車を指したが、加藤さんに負けてしまった。

佐藤:加藤さんの5五歩という、近年まれに見るあざやかな新手でした。すごかったですね(本誌四月号参照)。あれから中原名人は振飛車を指していません。

そんなことがあったのか、と早速棋譜を調べてみた。その棋譜はこちら

確かにこの一手を境に名人は防戦一方に。




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