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生きてたら色んなことがある

皆さん、今日も1日お疲れ様でした。
今日はどんな1日でしたか?
最高の日だった!
普通の日だった。
最悪の日だった…。
それぞれの様々な1日を過ごされたことと思います。

私の今日という日はいたって普通の1日。
でも、普通って素晴らしいことだと思います。

私は半世紀ほど生きて来たので、今までに20,000日近い日を過ごして来たことになります(!)
それだけでも凄いことですよね。

半世紀の間には色々なことがありました。

結婚、子育て、家族の精神疾患、自身の疾病、借金返済、離婚、親の介護…などなど。
こうやって書いてみると、なかなかハード。

婦人科系の持病を抱えながら、働けない夫に代わって家族養っていた頃には、寝る間も惜しんで働いていました。
とうとう身体も心も耐えきれなくなり、もう生きることを諦めようかと思ったこともありました。

持病が悪化し、動くのもやっとの状態になり病院に行った時には貧血が酷く「もう少しで輸血が必要な状態です。こんな状態で良く動けていましたね。」と言われ、子宮全摘出の手術を受けることになりました。

手術が決まった時の私は「やった~!」という気持ちでした(笑)
長年苦しんで来た病状から、やっと開放されることがとても嬉しかったのです。
そして入院中は仕事も家のことも休めることが、私にとってはご褒美のように思えたのです。

入院中は何をしよう?とワクワクしながら、本を数冊と、編み物道具一式を入院セットに加えました。

不安で泣いている同室の女性。
聞くと、私と同じ手術をするのだそう。
彼女は楽しそうに入院している私をちょっと変わった人。と思っていたようです。

手術が無事成功した後には、外出許可をもらい、2人で近くの美術館へ行ったりカフェでお茶したり。
何度もそんなことをしていたら、看護師さんに「ちょっと控え目にして下さいね」と軽くお叱りを受けてしまいました(笑)

約2週間ほどの入院生活は、とても充実したものになりました。

身体は少しづつ回復し、動ける身体を取り戻すことができると、健康のありがたさを実感しました。
自由に動くことができ、働くことができ、ご飯を食べることができる。
休日には遊びに出かけたりショッピングに行ったり、子ども達と笑いあったり。

普通の1日は決して当たり前のことではありません。
普通の生活ができ、普通の1日が過ごせるだけでも、本当に素晴らしいことだと思います。

大変な状況が長く続いていた頃、心に決めたことがありました。
それは、生きることを諦めるという選択肢を排除することでした。
そうすれば、必ず別の選択肢が見えて来ます。

生きていれば色んなことがあるもの。
生きることを諦めないで。


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