見出し画像

見えてない部分を見つける

皆様こんにちは、
アドバンス:藤沢徒手医学研究所の藤沢です。
台風の影響どうでしたか?岡山は無事通り過ぎてよかったですね。

我々のところには日々様々な問題を抱えて来院されます。他にも以前問題があったけど今は大丈夫。だけどもう悪くなりたくなくてメンテナンスで来られる方も大勢いらっしゃいます。
施術するときは最初に来られる方の症状の真の原因を探して行くのですが、それは何も表に現れている筋肉とかだけではない事もあります。

例えば肩がこったときは肩のまわりの筋肉を緩めます。そうすることで肩こりが良くなればそれで良し。それはこりの原因が肩の筋肉にあったからです。

でも、多くの場合肩の筋肉を緩めるだけでは思っているほど良くならない。
そこで考えるわけです。なんで?と。


こういうケースは施術の仕事をしているとわりとよくあることです。

施術の量が足りないだけのこともありますが、多くの場合は肩の筋肉以外にもこりの原因があるために改善しにくくなっています。

最近よくからだをぶつけるとか、知らない間に青タンが出来てるとか、気をつけているのに車をぶつけてしまったり、運転中にヒヤリってしたことありませんか?

他にも別に特に症状があるわけじゃ無いけど、でも何か調子悪い気がするんだよね

こういったケースは特に症状の原因が特定しにくい典型的な例です。
このように本人が気づかない、気づけない部分に原因がある事はたくさんあります。

必ず原因はあります。そしてそれを探し出すことは必ずできます。
では、どうやってその原因を探し出せばよいのでしょう?

上の症状に思い当たる人は是非読んでみてくださいね。


それを説明するために、今日は目に見えてるけど見えてない部分の話をしたいと思います。

見えてるけど見えない部分?なんか変な感じですよね。
実は、これが先ほどお話しした本人が気づかない原因になっていることがあります。

たとえば、貴方の目の前にある部屋
本人には部屋普通にあり様々のモノが置かれて見えてると思いますが、このとき我々の目には見えてるようでいて実は見えてない部分があります。

え?どういうこと?置いてある小物も全て見えてるけど?って思われますよね。


見えてない部分があることに気づける良い実験があります。

まず次の事をやってみて下さい。
右目からやってみましょう

1.左目をつぶります。
2.右手をピンと前に伸ばして出し右手の親指と小指を出しあとの指は曲げます。
3.右の親指の爪を自分の視野の真っ直ぐ正面に置いて、親指の爪をじーっと集中して見ます。(写真参照)
4.視線はそのままに小指を意識してみて下さい

画像1

するとどうですか?
小指の先が見えなくなってませんか?

見えてるって方は視線が動いて小指を見てしまっているかもしれません。


ちょっと難しい実験でしたか?

だいたいの方には小指が消えたように見えるはずなんですが、なぜこのようなことが起こるかというと、この見えない部分は目の神経が脳に向かっている部分なので見るための神経がないからなんです。

だから見えないんですが、実際はそこだけ見えてないと困るので、脳がうまく補正してあたかも見えてるように感じさせているんです。

この脳が見えてないところを補正している、ということがとても重要で、脳が疲れると見えない部分の面積が大きくなってしまうんです。

この見えてない部分をブラインドスポットと言いまして、見えてない部分の検査をブラインドスポット検査と言います。

なぜブラインドスポット検査をやるかというと、先に書いたとおり目の見えてない部分が脳の疲労度をあらわします。
脳が疲労すればするほどブラインドスポットの面積は大きく、いびつな形になります。
このように、ブラインドスポットの状態で脳の疲労度を把握することができます。

そして脳の疲労こそが、本人が気づかない症状の原因のことがとても多いからです。

ということは、ブラインドスポットが小さくなれば脳の疲労度は少なくなり、症状は改善する、と言えそうですね!


症状の原因が身体の不調が出ているところ以外にあると判断した場合、
ブラインドスポット検査で右目の状態(左脳の疲労度)と左目の状態(右脳の疲労度)を調べて、その結果に基づいて施術を行います。

施術→再検査をすると、見えない部分が小くなったり、見えない部分の面積の左右差がなくなり脳の疲労が解消したことが分かります。

脳の疲労が解消すれば、やがて症状は消えることでしょう。


我々が普通に動けたり痛みなく過ごせるのは、外界からの情報をちゃんと拾ってそれをきちんと脳に伝えて、そして脳がどうしたらいいか?!という指令がスムーズに身体に伝わってこそです。


でも、司令塔である脳が疲れていると正常な判断を下すことができなくなります。
歩く動作一つをとってみても、脳が正常に働いてくれているからこそ、普通に歩けているわけです。
ところが、脳が疲れていると歩く動作がぎくしゃくしてやがて足が痛くなるようなことが起こるわけです。

このとき足の痛いところを施術しても痛みの原因はぎくしゃくした動きが本当の原因なので、脳の疲労を改善しない限りいつまでたっても良くならない!というわけです。

このように、脳がうまく働けないと体は健康にはなってくれません。

からだがなんか変だな?と感じた時には
感じるところか?動くところか?はたまた司令塔か?に問題が発生しています。

こんな事で行っていいのか?って思わず
電話相談だけでも大丈夫です。
ご連絡お待ちしてます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?