反抗期 vs 厨二病
かすみさんが「反抗期の思い出」を募集されているということで、書いてみます。
僕は母親に「あなたには反抗期がなかった」と言われます。
なぜ反抗期が軽かったと思われているのか。
まずは、そこから考察してみます。
▼ 反抗期より重篤な病がある
タイトルの通り、厨二病(中二病)です。
中学2年生ごろの時期は
運が良ければ反抗期に入り、
運が悪ければ厨二病を患います。
厨二病とは、多感な時期にゲームやアニメの影響を受けすぎて、現実と空想の境界が曖昧になってしまった危険な精神状態です。
僕が好きだった、当時のファイナルファンタジーの主人公といえば、クール・無愛想・真面目なハンサムでした。
僕が両親に反抗しなかったのは、
彼らのようなハンサム主人公たち(=僕)が
「うっせぇ!クソババァ!」
とは言わないというだけです。
その代償として、
空想の敵と戦って人知れず世界を救ったり、
見えない魔法や必殺技を使えてしまったり、
俗世に興味を失ってしまったりします。
厨二病の方が遥かに重篤です。
「反抗期に入って良かったね」というのは
「厨二病に罹らなくて良かったね」という
隠語だと思って頂いて大丈夫です。
とはいえ、僕にも少しは反抗期があったと自覚しています。
実家には僕が中学生のときに殴った食器棚の傷跡が残されています。
実家の家業を手伝っているときに僕の仕事ぶりがテキトーだったので、母親が「お駄賃を減らすぞ」と言われて逆ギレしたときの痕跡です。
「家族だから手伝っとんじゃボケェ!金で頼むならバイト雇え!」みたいな一見マトモなことを言っていましたが、内心は「したくもねぇ手伝いを嫌々してんのに、お駄賃まで減らされてたまるか!」と思っていました。
主張だけは一丁前です。
家族なら家族の食器棚を壊したらダメですね。
母が「反抗期がなかった」というのは、今が優しいので記憶が歪められているのでしょう。
反抗期のお子さま方、ご安心ください。
厨二病よりは軽症です。
反抗期の親への暴挙はある程度取り返せます。
思う存分成長しましょう。
▼ 反抗期の娘を妄想してみる
早くも書くことが無くなったので、
娘たちが反抗期を迎えた時にどう立ち回るか。
テキトーに妄想してみます。
① パパ臭すぎ
パパが臭くなったんじゃない。
キミの香りが良くなったんだ。
パパが近寄ってるんじゃない。
キミが引き寄せているんだ。
② ほっといてよ
パパがほっといても、
世間がキミをほっとかないぞ。
パパと世間、どっちが良いんだ?
③ ○ ね。
パパはキミのためなら○ ねるけど、
キミを護らないといけないからね。
○ んでも守護霊として傍にいるけど、
それでもいい?
▼ 結論
反抗期の子どもは最強ですね。
「子どもマジむかつく!くそ可愛いけど!」
と、親同士で共感しながら向き合って乗り越えていくしかなさそうですね。
わが家の三姉妹はまだ第二反抗期になっていないので、どうしたら良いかなどは分かりませんが、親という立場でマウントをとらずに、愛していることを伝えておけば、何を言い合っても良い気がします。
反抗期の子と親なんて、
家族すぎるじゃないですか。
(追記)
実家に食器棚を撮りに行ったときに、人生の悲劇は「よい子」に始まるという本を見つけました。
この3連休で読んでみて、両親がどんな本を読んで僕たちを育てたのか、その片鱗が見えたら面白いなと思います。
頂戴したサポートは「眼鏡オジサンになる日」を日本記念日協会に登録する費用(15万円)に充てられる可能性がありますので、ご注意ください。