見出し画像

転職希望者必見|コンサルへの転職はキャリアアップにつながるの?市場価値を徹底解説!

コンサルタントへ転職を考える際、自身の市場価値がアップしてキャリアアップにつながるのでは?と期待する人も少なくありません。

しかし実際にはどうなのでしょう?本記事ではコンサルタントの市場価値からポストコンサルの実情に迫っていきたいと思います。

さらにはコンサルタントという仕事の魅力と転職希望者が知っておきたい情報についてもご紹介しています。コンサルタントへの転職を考えているのならば、ぜひ本文をチェックしてみてください。気になる情報がきっと見つかるはずです。

<コンサルタントの市場価値は高い?キャリアアップ可能?>

写真①

コンサルタントの市場価値は高いのでしょうか?
かつてコンサルと言えば様々な知識を持ってどんな仕事でもこなす人という印象がありました。
一方で、コンサルタントの人数も増え、能力が様々な方で溢れ、「コンサルの質が下がっている」という声を聞いたことがあるかもしれません。しかし、そのような状況でもそれなりの市場価値は相変わらず保っています。(筆者の周りでも、IT系コンサルを辞めて5年以上経つが、いまだに好条件の求人が来る、などの話は多数)

<コンサルタントとして市場価値を高めるには?>

写真②

コンサルタントとして市場価値を高めるためにはどうすれば良いのでしょう?一番の近道はマネージャーを目指すことです。

コンサルタントは基本的に4種類の職位に分かれます。マッキンゼーを例にとりますと、若手の方からジュニアアソシエイト、アソシエイト、マネージャー、パートナーです。ファームによって呼び名は異なりますが、仕事内容はそれぞれ同じようなものです。

大卒新人はジュニアアソシエイトとして修業を積みます。そして3年ほど経つとアソシエイトに格上げです。アソシエイトはいわゆるコンサル的な仕事を担当します。

クライアントにプレゼンをしたり、現場の調査をしたりといった具合です。いかにもコンサル的ですよね。このポジションまでは多くのコンサルタントがたどり着くのですが、その上のマネージャーになりますと、一気に狭き門となります。

コンサルの仕事はプロジェクトという単位で行われるのですが、それを統括するのがマネージャーの役割です。営業に赴き、仕事を仕入れ、仕事の管理を行う。マネージャーにはそれが求められます。クライアントへのプレゼンなども実施しますが、コンサルらしからぬ泥臭い作業もグッと増えるポジションです。

しかし、プロジェクトを担当するようになる=一流のコンサルである証ともいえるもの。大手ファームでマネージャーを経験できれば、その市場価値はグッと高まります。当然ですが、マネージャーに昇進しますと、給与もグッと上がるものです。名実ともにコンサルとして世に認められるのがマネージャーへの昇進というワケです。

<ポストコンサルの選択肢は多い>

写真③

コンサルタントは同じところにはとどまらず、数年で転職する人も少なくありません。それだけ転職先(ポストコンサル)の選択肢が多いということです。では一般的なコンサルタントがどういったキャリアパスを形成するのか、そのリアルをチェックしてきましょう。

<他ファームへの転職>
コンサルタントの転職先として最も多いのが他ファームへの転職です。アクセンチュアにいたかと思えば、いつの間にかマッキンゼーに転職していたかと思えば、今はPwCなんてことは珍しくありません。

同じコンサルならわざわざ転職しなくても…と思う人もいるかもしれませんが、コレにはもちろん理由があります。

理由の一つは色々なファームを経験して、自らの市場価値を高めるというもの。色々なファームで色々なプロジェクトを経験できれば、それだけ視野が広がりますし、経験も積めます。それはコンサルタントとしての価値に直結しているのです。

そのため、転職する度に年収アップというパターンも少なくありません。

もう一つの理由はちょっと後ろ向きですが、人間関係解消のため。コンサルとしての仕事は好きだけど、あのマネージャーは嫌いというパターンは少なくありません。この場合、他ファームへ転職することで、仕事内容は大きく変えずに、人間関係は解消できるというワケです。

<事業会社への転職>
コンサルから事業会社へ転職する人も少なくありません。ここで事業会社とは「コンサルされる側」にあたる、事業を運営する会社のことです。

製造業やIT系サービスなど、様々な職種が含まれます。プロジェクトで関わりを持った会社へと進む人、ベンチャー立ち上げ時に役員としてヘッドハンティングされる人など様々です。なお、コンサル⇒事業会社⇒コンサルというキャリアパスを築く人もいます。

<独立・起業する人も>
コンサルを経て独立・起業する人もいます。「コンサル」というとこのパターンを想像する人も多いかと思いますが、他ファームや事業会社への転職者と比べると少数派です。

どんな会社を興すのか、そのパターンは様々ですが、よく見かけるのがコンサル会社を立ち上げるというもの。仲の良い同期や信頼のおける部下を誘い、ごそっと移動する感じです。

あるいはフリーランスのコンサルタントになる人もいます。一人でできる小さな仕事を引き受け、自分のペースで仕事を進めていきます。時間に余裕がある時には、元のファームからアルバイト的な仕事を引き受けることも。

元のファームにとってはプロジェクト繁忙期だけ人を増やせますし、フリーランス側にとっては取引価格が所属時の給料より高いため、双方にメリットがあります。

<コンサルタントへの転職は市場価値UP以外にも魅力は沢山>
コンサルタントへ転職すると、市場価値が上がる可能性があります。けれど、市場価値アップだけがコンサルの魅力ではありません。コンサルの仕事にはどんな魅力があるのか、探っていきましょう。

<年収アップの可能性>
コンサルティングファームへ転職すると大幅な年収アップにつながる可能性があります。コレは一つの大きな魅力です。例えばマッキンゼーの年収をチェックしてみましょう。

新卒採用者が入社後3年ほどで就くアソシエイトの年収は1,000万円を超えます。一般的な企業水準で考えると破格の年収ですよね。

他業種からの中途採用だと、最初に付く役職はアソシエイトのパターンが一般的です。「大幅アップにつながる!」という人も少なくないのではないでしょうか。

<大企業役員クラスと仕事ができる>
コンサルティングファームに仕事を依頼するのは、ほとんどが会社役員クラスです。役員のもとでプロジェクトが組まれ、仕事が進んでいくことになります。

彼ら・彼女らと定期的にミーティングを行い、話をするというのは貴重な経験ですし、得られるものも多くあります。上昇志向の強い人にとってはかなり刺激的な仕事と言えるはずです。

<様々なプロジェクトに関われる>
コンサルタントの仕事はプロジェクトという単位で行われます。短いプロジェクトだと数ヵ月、大規模なもので数年といった期間です。

プロジェクトが終了するとその仕事は完全に終了。場合によってはしばらく休憩期間(有給を取るか、研修を受けるかのいずれかが多い)があって次のプロジェクトにアサインされます。その内容は前プロジェクトとは全く異なるものが大半です。

一般的な企業ではここまで明確な区切りはありませんし、何か仕事が終わるたびに新しい仕事を始めるなんてことはあり得ないですよね。

プロジェクトという単位で動くからこそ、色々な仕事を体験できますし、常に知的好奇心をくすぐられることになります。この刺激的な日々こそ、コンサルタントにとっての醍醐味です。

逆に、仕事内容がコロコロ変わるなんて落ち着かない…というタイプはコンサルに不向きと言えます。

<コンサルタントを目指すなら知っておきたいこと>

写真④

コンサルタントの魅力をご紹介してきましたが、コンサルへの転職を目指したいとお考えの人も少なくないはず。ということで、コンサルタントを目指すなら知っておきたい3つのことについてご紹介していきます。

<仕事はやはりハード>
「コンサルの仕事ってハードなんでしょ?」と良く聞かれますが、確かにハードになりがちです。

労働環境は改善されつつあるとはいえ、プロジェクトによっては長時間労働当たり前なんてこともありますし、クライアントやマネージャーからのプレッシャーがきつく感じられることも少なくありません。

ただし、すべてのプロジェクトがハードなのかと言えば、そういうワケでもありません。ハードなプロジェクトもあれば、そうでもないプロジェクトもあります。そういった意味では一般的な企業と変わらないのかもしれません。

<ストレス耐性は必須>
コンサルタントにはストレス耐性も求められます。長時間労働など、ハードな環境になりがちなことにプラスして、様々なストレス要因があるからです。

コンサルタントはクライアント先に常駐することも多いのですが、これも地味にストレスです。自社であれば自分のペースで動けるものも、クライアント先ですからそう自由というワケにはいきません。

PCは基本的にクライアントから支給されるものを使用しますし、机も椅子もすべてクライアントの所有物です。気を使って過ごさないはずがありません。

また、所属するコンサルの本社の近くに住んでいても、クライアント先が自宅近くから遠い場合には、長時間電車に乗ることになりますし、遠方であればホテルで過ごす必要もあります。

さらに、コンサルタントはクライアントの現場のメンバーに嫌われる傾向にあります。なにせ得体のしれない人たちがやってきて、現場をウロウロ。

しかも「仕事のやり方を変えようとしているらしい…」なんて話が広まっています。現場の人にとって仕事のやり方を変えるというのは迷惑な話ですから好かれる理由がないですよね。

嫌われ者として現場で日々を過ごし、仕事を進めていくのですから、これもやはりストレスになっていきます。

もちろんプロジェクト成功に向けたプレッシャーはかかり続けています。そういった諸々のストレスに耐え、プロジェクトを全うできる能力がコンサルタントには必須です。

<ロジカルシンキングの勉強も必要>
コンサルタントを目指すのであればロジカルシンキングの勉強も必要です。新卒でコンサルティングファームに就職すると、まずはこのロジカルシンキングを嫌というほど叩き込まれます。

ロジカルシンキングとは何か、ざっくり言いますと「頭を効率的に使うためのテクニック」です。そんなロジカルシンキングについて詳しく知りたい方は「ロジカル・シンキング/照屋 華子、岡田 恵子」をチェックしてみてください。

マッキンゼー出身の著者がマッキンゼーで培われた思考方法を解説したもの。この本をきっかけとして日本で「ロジカルシンキング」というワードが広まりました。本家本元ともいえる一冊です。

<まとめ:キャリアアップのためにコンサルを目指すのはアリ!>

写真⑤

コンサルタントの市場価値、コンサルタントならではの仕事の魅力、転職希望者向け情報とお伝えしてきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

一般的にコンサルの仕事はハードです。けれどやりがいのある仕事でもありますし、自身のキャリアアップにつながる可能性は大いにあるものです。市場価値を高めたいという人は転職を考えてみてはいかがでしょう。

なお、コンサルへの転職情報を詳しく知りたいという方はコンサル業界専門の転職エージェントであるReBornに登録してみてください。ここでは書ききれなかったコンサルへの転職情報など、役立つ情報が見つかるはずです。
https://reborn-rp.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?