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コンサルタントのネクストキャリアについて

コンサルタントにとってのベストの転職とは?
コンサルタントは、とりわけ自身のキャリアについて、よく考える必要がある仕事です。外資系コンサルティングファームの多くに「Up or Out(昇進するか、退職か)」の価値観は根強いものです。
では、コンサルタントにとってベストな転職とはなんなのでしょう?

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<必要なのは市場価値の棚卸し>

転職するかどうかとは別に、キャリアを設計する上で、まずやるべきなのは、自分の市場価値を知ることです。
会社に依存することなく、いつでも転職可能な状態に市場価値ができれば、精神的に自由、かつ会社にも強気でいられます。

<コンサルタントのスキルアセット>

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自分の市場価値を考える上でまず重要なのは、「ポータブルスキル(どの会社でもつかえる技術)=技術資産」の棚卸しをすることです。
その中身は「専門性」と「経験」の2つに分類されます。
専門性は「職種」に近く、片や「経験」は「職種に紐付かない技術」とも言えます。
専門性は誰でも学べば獲得可能ですが、「貴重な経験」は誰しもが簡単には得られません。そして20代などの早いうちに「専門性」を身につければ、30代で「貴重な経験」が回ってきて、おのずと「技術資産」が豊富になります。
たとえば、多くの若手コンサルタントの場合。専門性は、問題解決とコミュニケーションに、経験は大規模プロジェクトなどになるかと思われます。


<コンサル業界の生産性>

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次に市場価値を決める要素「業界の生産性」についてです。

その点、コンサルティング業界は、業界の生産性が常日頃から求められます。そのためとても生産性が高いと認識して間違いないでしょう。
もっとも、生産性がいくら高くても、その業界が伸びていなければ、将来的に業界の生産性は落ちていきます。
では次に、コンサルタントのネクストキャリアで多くあるものを紹介します。

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①別コンサルティングファームへ
②大企業へ
③ベンチャーへ

<コンサル業界内で転職を繰り返す>

これは想像された方もいるかと思いますが、大きく分けて、社格を上げて待遇向上と大規模プロジェクトなどのレアな経験を狙うパターンと、社格を落として昇格を狙うパターンが存在します。
たしかに前職の社格が上だった人は、転職で社格を下げれば、おのずとポジションは上がりやすい傾向はあります。

いずれの場合でもコンサルティングファームから別のコンサルティングファームに転職する場合は、「そもそも、自分はコンサルティングの仕事が好きかどうか」は重要なチェックポイントと言えます。

<コンサルティングの仕事が好きか>

コンサルティングの仕事にストレスを感じるか?
本来的にコンサルタントに向いている人は、仕事での緊張の連続を、あまりストレスとは感じません。むしろ、その緊張を楽しむ人もいるほどです。
コンサルティングファームの場合、ハイスピードで要求される期待値も高い、仕事の緊張をストレスと感じなければ、コンサルティングの仕事が向いていると言えるでしょう。

次に、事業会社への転職を考える時は、まず大企業へ行くか、ベンチャー・スタートアップに行くかで悩む人も多いかと思います。
どちらに行くべきか、には見分け方があります。


<大企業へ転職する>
大企業は、仕事が分業化され、各人の仕事の中身やミッションが明確です。つまり仕事が明確に定められています。
一方、ベンチャーは仕事の内容が不明確どころか、自分で仕事を作らない限り、そもそも仕事がありません。まず課題を作るところから求められる仕事です。

そして転職先を選ぶ上で極めて重要なのは、コンサルティングの価値を高く買ってくれる会社かどうかが重要です。

その点、コンサルティングファーム出身者がよく行く大企業としては、外資系製薬会社、外資系消費財メーカー、あるいはリクルートなどが有名です。
それは日頃からコンサルタントを使いなれているため、コンサルタントの価値も使い方もよく知っているからです。
このように、自分の価値を、適正に評価してくれる会社を選ぶことは、極めて重要なことです。

<ベンチャーへ転職>
このパターンでは、ゼロからイチを作るのが好きな人でない限り、いずれは辞めてしまう場合が多いことを、認識しておくといいでしょう。
もっともベンチャーやスタートアップは、玉石混交で、社長の無謀ではじめた将来性が皆無の企業も少なくありません。
そこで、ベンチャー転職は、その転職先が伸びる会社かどうかを、入社前にしっかり見定める必要があります。
では、どうやっていいベンチャーを見極めるか?
面接などの機会で社長について、質問してみることが有効です。

①社長が本当に優秀かどうかを見極められる。
ベンチャー経営は良くも悪くも社長次第です。
そこで、上記質問を面接などで、幹部クラスに投げかけてみるのです。そこで話に詰まったり、表情が曇ったりしたら、、、、
一つの判断ポイントとして検討しましょう。

②現場の幹部が優秀かどうかも分かる。

同じ問いで、質問した幹部が社長を信頼しているかどうかも分かります。
優秀な側近は、社長に惚れたために、他に活躍できる転職先はいくらでもあるのに、あえてその会社に来た可能性も高いと言えます。

伸びている業界に身をおくことは、市場価値を上げる貴重な経験が出来る可能性が高く、優秀な人も集まりやすいため、仲間と切磋琢磨することで、自分を成長させることに直結します。

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<まとめ>

コンサルティングファームに所属している方のキャリアについて、今回は纏めました。
この記事を読んで、コンサル転職に少しでも興味を持って下さった方は、ぜひReBornという転職サイトに登録してみて下さい!
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