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【ポケカ】シティリーグS5で優勝し、 S6で予選落ちを経験して気づいたこと。

JCSも終わりWCSを残して私は新シーズン開幕を待つばかりとなりましたが、21年3月ごろにポケカを始め7月ごろに初めてジムバに参加して今年の2月に初めてのシティリーグ(シーズン5)に参加した私にとって激動の1年ちょっととなりました。ほんとはシティ2連覇でもしてnoteを更新したかったのですが予選落ちを経験して気づいたこともあったので、今回はポケカを始めてからの1年ちょっとの自分の振り返りもかねて書かせていただきます。


どうやってデッキを回して、どうやって6枚を取りにいくのか。

自分はポケカを始めてから約3か月間、対戦相手はポケカを自分に勧めてきた弟しかいませんでした。しかし7月ごろに自分の地域でもジムバトルという小さな大会があると知って、弟とどうせそんなに長くやらないだろうから一回くらい出てみようかくらいに考えて出ることにしました。
出るからにはと二つのテーマを掲げてデッキ作成を始めました。
『どうデッキを回すか』と『どうサイドを6枚取りに行くか』です。
当然といえば当然なのですが、始めたてだと特にこの意識一つだけで差がついてしまいます。この後、デッキ作成の際に掲げるテーマはだんだん増えていきますがそれは後でにしましょう。

弟以外との対人戦は初めてとなる中で自分がまず考えたのは『VMAXかタッグチームを計2体とればいいんじゃね?』でした。
そこで選んだのはレックウザVMAXデッキです。
次に軸を炎にするか雷にするかを考えます、自分は最初にモココを使った雷軸で考えましたがどうしても回らず博士の研究に頼る構築になっていました。なら炎軸にしてみようと変えてみたのですが、エネ加速手段は後1ボルケニオンと巨大なカマド+溶接工。

フレアスターターのボルケニオン
巨大なカマド(UR)
溶接工

次にデッキを回すのはデデンネGXやクロバットVの特性や溶接工のエネ加速+3枚ドロー、レックウザVMAX自身の特性を利用。

デデンネGX
クロバットV
レックウザVMAX

ここまでは決まったもののこれではサポートのボスの指令を使って倒したいポケモンを呼び出すことが難しいわけです。

ボスの指令(サカキ)

ならポケモンで呼び出せばいいじゃんとブラッキーVMAXを採用しました。

ブラッキーVMAX

その結果のリストがこちらです。

初めてのジムバで使った炎軸レックウザデッキ

この後にボスの指令を3枚→2枚、トキワの森1inしましたがほぼほぼこのリストで参加し10人ちょっとと少ない人数ながら初参加で準優勝しました。
そしてこの時に決勝でグレイシアVMAXとあたって負け、環境メタというものを思い知ります。

地味に未だに憎いグレイシアVMAX

新たなデッキ作成テーマと初のシティリーグ参加


それから何度かジムバトルや自主大会の参加を重ね、関東への3か月ほどの出向のタイミングでシティリーグ参加のチャンスが巡ってきたため、参加を決めてデッキ作成に取り掛かりました。

初めてのジムバトル参加から幾度と対人戦を経験しデッキ作成テーマも増え
『どうデッキを回すか』、『どうサイドを6枚取っていくのか』に加えて
『メタられたときに対抗策はあるか』、『再現性の高さ』、『思わぬデッキタイプにも対応できる自由度の高さ』の5つとなりこの条件を満たし使いやすいデッキを考えた結果、自主大会等でよく使っていたミュウVMAXとなりました。その結果、初のシティリーグ参加で全勝優勝というほんとに自分の話かよと思ってしまう奇跡が起きたわけですがその話はよければ以前に書いたnoteをご覧ください。

さあ長い長い前置きを書いてきましたがおなかが減ってきたので、そろそろ本題に入りたいと思います。

シティ初参加優勝でできた過信と驕り、そして新たなテーマ『もう一つ上のプレイを見据える。』


シーズン6が始まり5月末、関東の出向から帰ってきた私は北海道内でのシティリーグに初参加しました。正直今思えば参加が決まったのはシティ3日ほど前ですし、なかなかの遠路にも関わらず宿泊先も考えずに『デッキも泊まる場所も計画も前日に考えれば自分ならいけるだろう』という驕りがあったように思えます。実際に着いたのはほとんどシティ当日のAM0時頃でそこから宿探し。これはレギュラー放送時の水曜どうでしょう班もさすがにびっくりの無計画さです。

水曜どうでしょうで一番好きなシーン

その結果、シティ当日は寝不足で後から考えれば後悔するプレミを重ねて全4戦2勝2敗の最終順位11位(29人中)でシティ参加2度目にして初の予選落ちとなりました。

ただその時に寝不足や計画不足だけが予選落ちの理由ではない自分自身の課題に気付けました。(でも遠征は計画的にしましょう。)
まずその課題をお話しするうえで当日シティで使用したデッキレシピを公開しようと思います。

シティリーグ当日使用のパルキアVSTARデッキ

今回はパルキアVSTARを使用しました。理由は不利対面が少ないということと、VSTARパワーのスターポータルによって『かがやくゲッコウガ』による非V2体狩りや『アルセウスジュラルドン』や『ハピナスミルタンク』などのベンチは展開しないがエネルギーは大量につくデッキに対して『スターミーV』のエナジースパイラルによる奇襲がとれるという点です。

ですが、今回負けたのは対策していたつもりの『アルセウスジュラルドン』とかつての相棒『ミュウVMAX』の2デッキでした。
この2戦とも自分のサイドの取り方で追い込まれています。
まずは対『アルセウスジュラルドン』

相手のバトル場にジュラルドンVMAX、自分はすでに相手の『アルセウスV』を1体、『アルセウスVSTAR』を1体倒して残りサイド2枚の状態でした。
次のターンでやまびこ+ボスでアルセウスVを出してバトル場にいる『こだわりベルト』がついた『オリジンパルキアVSTAR』とクイックシューターの『インテレオン』で倒して終わりだとそれ以外の勝ち方を捨てていた際に相手に『カリンの信念』を使われ、自分のベンチのエネなし『オリジンパルキアV』を育てるところから始まり動揺している間にずるずると負けムーブに転落。そのまま敗北となりました。

ジュラルドンVMAX
カリンの信念

この際の失敗はジュラルドンに先殴りをしなかった点。『カリンの信念』のケアを考えていなかった点(ベンチの育成、サイドの取り方)。最初に『スターミーV』でのVMAXワンパンを選択肢から消してしまったこと。
の3点だと考えます。
ベンチ育成は基本のため、その他の考え方に対して話していきます。
【ジュラルドンへの先殴り】
自分は先攻2ターン目の際にアルセウスVに160のダメージを与えたのですがこの時にボス、あなぬけ等でジュラルドンを呼び出して殴っていたとします。そうすると相手は『すごいきずぐすり』もしくは2体目のジュラルドンVが必要になってきます。そうすることで相手に『スターバース』で持ってきたいカードを増やさせることができる。そうすれば勝ち筋が増えていく。ということです。具体的には、ジュラルドンVをもう一体出してきたとしたら相手のベンチは2体。こちらが最大の5体を出したとして20×7=140+素点60=200+30(こだわりベルト)で230点。雪道を出す又はクイックシューターを使えば新しく出てきたジュラルドンVをワンパンでき、前のターンに殴っておいた160点乗ってるジュラルドンV(進化していればVMAX)を残してサイドを2枚先取りできる。次のターンで相手はすごいきずぐすり等を使えなければ実質詰みにできるという状態を生み出せます。
【サイドの取り方、VMAXワンパンの選択】
次はアルセウスVを先殴り→相手がもう一体のアルセウスVを準備。→新しいアルセウスVをワンパン(2枚)→ダメカン乗ってるアルセウスVSTARをきぜつ(2枚)→やまびこ+ボス(2枚)の6枚ではなく『スターミーV』を使ったジュラルドンVMAXのワンパンを挟んだ6枚の取り方だった場合を考えます。
アルセウスVを先殴り→相手がもう一体のアルセウスVを出してダブルターボ貼ってトリニティチャージでジュラルドンVMAXに3枚つける。→スターミーVのエナジースパイラル(相手エネ6)+こだわりベルトでワンパン(3枚)→相手はダメカンの乗ったアルセウスVSTARとアルセウスVを場に残しジュラルドンVの再育成から始まる。→VMAXが乗る前に倒す。(2枚)→ダメカンの乗ってるアルセウスVSTARを倒す又はやまびこボスでジュラルドンVを倒す。(2枚)
アルセウスジュラルドンは回りにくいデッキな為、要求を増やすだけで止まりやすい。そこを狙い多少は回り道をしてでも相手の脚を止めるプレイが必要だったわけです。

次に対『ミュウVMAX』についてです。

ミュウVMAX


相手が後1でオドリドリに超エネ+フュージョンエネ
メロエッタにフュージョンエネ1枚をつけてじょうねつのしずくを撃ってきた返しにボスを使ってエネのついたメロエッタではなくミュウVを倒しました。
その返しにメロエッタで攻撃され、返しにメロエッタを倒したところでツツジを打たれて手も足も出ない手札となり、そのまま押されて負け。
この場合はシンプルにメロエッタを先2で倒すべきだったということ。プランとしてはメロエッタ→ミュウVMAX→ゲノセクトVorミュウVでよかったのではないかなと思います。
無理に2-2-2のラインで押し切ろうとしたが、途中でメロエッタが怖くなり2-1で取ってしまった。
その結果、山を圧縮もできてないし盤面の準備も整ってない状態でツツジを打たれ何も出来ず負け。
プレミと対面でミラーではなく相手だけにミュウを使われるという経験をあまりしてこなかったためシティで自分の使ってきたミュウの異常さに気づくというなんとも哀れな結果となりました。

ワシは先の時代の敗北者じゃけえ

自分で言うのはいいけど人に言われるの嫌よね


今回、シティリーグで負けたお2人は決勝トーナメントに行っていたのでそれがせめてもの救いですが今回を通じて『本物』になりたい。と思いました。
前回はミュウVMAXだった為、多少のミスのカバーやプラン変更は上振れるだけで可能でしたが裏工作を主に扱うパルキアではそうもいかず自分の思考、プランの弱さに打ちのめされました。
ちゃんと強い人ならもうわかってることだらけでしょうが、ある程度の実力でたまたまシティ優勝してしまった自分では気づいてないことでした。
たまたまと言うとS5の時に自分と戦って負けてった方達に失礼かもしれませんが、これを機に本当の実力者となってもう一度胸を張ってシティ優勝してると言えるようになる為にここからまた精進しようと思い書き出したのがこのnoteですので、どうかお許しください。

いっぱい文字打ったら疲れてきたなあ


見出しにすることじゃありませんでしたね。失礼しました。ここから初心者やあまり勝てない方の為に、もう一度要点だけをまとめようと思います。

デッキ作成の際は、
『どうデッキを回すか』、『どうサイドを6枚とるか』、『メタられても対策がとれるか』、『理想のプランの再現性の高さ』、『あまり見ないデッキタイプに対応できる自由度があるか』の5つを考えて作ること。
プレイの際は、
自分の通したいプランが今の相手の盤面と一致しているか。相手の動きに合わせたサイドの取り方を考えられているか。相手と自分の殴り合いになった場合は自分の方が先に6枚取れない場合は相手の動きを止める動きを仕掛けること。
理想の動きだけではなく、その盤面に合った動きが必要になってくる。

上記のことを頭に入れてプレイするだけで勝ち試合が増えていくと思います。

最短ルートを進むだけでは相手から手札干渉されたときに止まるケースが多い。だからあえて遠回りをしてでも先に相手の動きを止める。
なんとなーく理解しているのではなく、しっかりと頭でそれを意識してプレイしていきましょう。

自分の負け筋を減らしつつ、相手の負け筋を増やしていく。そんなプレイで皆も嫌われていきましょう!!

それでは次はCL優勝編でお会いしましょう。
バーイセンキュー。

それではまた。


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