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スキルの成長だけでは、等級は上がらない

こんにちは、rebornの羽渕です。今日もコミュニケーションが楽になるためのヒントをお送りします。

水平的な成長と垂直的な成長

人材育成の世界では、水平的な成長=スキルの成長、垂直的な成長=視座が上がる、人間性が上がるということを指しています。

僕はふだん、お互い一方的に評価するのではなく、双方向が期待値を調整するキャリブレーションを行なっていますが、スキルは十分あるのに、なかなか等級が上がらない、昇格がないという場面に遭遇することがよくあります。キャリブレーションしていくと、何故ズレてしまうのか、何が足りなくてどう伸ばしていけばいいのか、というところをクリアにして解決していくことができます。

スキルがあるのに昇格できない、という方は、水平的な成長はできているけれど、縦軸の成長は視座や人間的な成長がまだ足りない。
そういう評価や期待値では任せられない、というような判断になります。

垂直的な成長には、視座や人間的な成長が求められる

スキルが高いだけでは大きな役割は担えません。やはり上に行けば行くほど、「決める」ということがとても大事になります。
決まったことをいかに早くできるか、というスキルの成長も大事ですが、自分たちがどういう方向性に向かうのか、どうありたいのか、というのを決めるのが、上位の等級だったり、役割に求められる振る舞いになるのです。

「決める」というときには、当然決める判断基準だったり、価値観が擦りあっていることが大事です。それは必ずしも数字だけではなく、数字が出ていなくても「これはやらなきゃいけない」という事だったり、単純なことではありません。こういった判断をするには、部署の目線の提案、さらには会社全体からの視座になど、高い視座が必要になります。

決めるための大切な「問い」

「決める」と言ってもいろんな場面がありますよね。言われたことの前に何をどうやってやるか、という戦略を考えたり、絞り込んだり、やらないことを決めるなど、そういう視点も大事です。より上の役割になってくると「決める」という1つのことに関しても、ちゃんと会社全体や未来のことや時間軸も踏まえた上で決められるのか、というのが大切な「問い」になってきます。

より大きな役割を果たしたいなら、視座を上げる、決める、ここを意識することをおすすめします。


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