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勝手に理論家紹介④クルト・レヴィン

こんにちは、もしくは、こんばんは。
今日も研鑽してますね!

雨のせいか、頭ガンガン割れそうだー!と言う時に、Green eyes monster を思い出す方は、同世代ですね!(あの歌、大好きだった。)

それはさておき、本日はレヴィンさんをご紹介しよう!と思います。

レヴィンとかレビンソンとかロビンソンとか(ロビンソンはスピッツやな!)
サラッとしか出てこないけど、時々出てきて、え?ってなるシリーズから攻めたいと思いますよ。
講座内のメジャーな理論家さんは、みんな覚えてはるやろう…。
とりあえず、わたし的、影薄ない?って言う方たち、言い換えるとちょっと気になる方たちから紹介していきたいもんね!

では、行ってみましょう!

レヴィンさんって、どんな人?

レヴィンさんはどんな人生とは?

クルト・レヴィン 1890/9/9~1947/2/12
ポーランド モギルノ生まれ(当時はドイツ領ポーゼン州)

ユダヤ系の中流家庭の4番目の子に生まれたクルト少年
お父さんは、雑貨店を営んでおり、お店の上階で暮らしていたそうです。
1905年にベルリンへ一家で移り住み、彼はギムナジウム(高等教育への進学準備機関的な場所)で学んでいました。
1909年にフライブルク大学へ進学。医学を専攻してたけど、生物学に興味が移りミュンヘン大学へ転学。そこで、社会主義運動と女性の権利運動に関わるようになりました。1910年には、ベルリン大学へ転学して、医学を専攻していましたが、興味関心は哲学と心理学へ・・・
ほとんど心理学のコースを受講していて、カール・シュトゥンプ先生の元で学んでいました。(いったい何回大学を転学するのだろうか、この人は・・・入れるのがすごいけれども)
そして、第一次世界大戦が起こります。従軍した後に大学へ戻り、カール・シュトゥンプ師の元で博士論文を完成させました。

1926年から1933年にかけてベルリン大学の教授として動機付け、緊張、欲求、学習について研究をしていたようですが、歴史の大波に飲まれていきます。
1933年から、アドルフ・ヒトラーのホロコーストから逃れる為に、イギリス経由でアメリカへ移住。1940年にアメリカ国籍を取得しました。
移住後は、コーネル大学・アイオワ大学で研究を続け、マサチューセッツ工科大学の集団力学(グループダイナミクス)センターのトップに就任しました。しかし、1947年、マサチューセッツ州で心臓発作で急逝されてしまいました。

あっちへ、こっちへと歴史の波に飲まれ、流され、いろんな経験をされた人生だったのではないかなって思います。
数えてみると6つの大学で学んだり研究したり働いたりしていたんですね。
(入れてしまう能力値がものすごいよね!!)

社会心理学の父って言われてるらしい!

ちょっと難しくて何言ってるんかわからんかったけど、ウィキペディアさんによると、
「ゲシュタルト心理学を社会心理学に応用し、トポロジー心理学を提唱した。」んだって。

※1 ゲシュタルト心理学:人間の精神を部分や要素の集合ではなく、全体性や構造に重点をおいて捉える心理学の一派。
※2 社会心理学:個人に対する社会活動や相互的影響関係を科学的に研究する心理学の領域の一つ
※3 トポロジー心理学:行動を起こすすべての条件は、その瞬間における生活空間に含まれていると考え、その生活空間の構造をトポロジーの概念によって記述しようとするもの(位相心理学)

書いていってもちょっと難しかった!!
(興味がある人は調べてください、そして教えてください!!)

リーダーシップスタイル(専制型、民主型、放任型)とその影響の研究、集団での意思決定の研究、場の理論や変革マネジメントの「解凍―変化―再凍結」モデルの考案、「アクション・リサーチ」という研究方式、グループダイナミクスによる訓練方法(特にTグループ)など、その業績は多方面にわたる。

ですってよ。
簡単にまとめると、組織や集団、社会と人間の心理みたいなものを関連付けて研究してたのかな?そんな感じかな??
リーダーシップ論でもたくさん研究内容が出てくるので、やっぱり組織・集団での研究が主だったものだったのかな?

さて、国キャリといえばの、これを紹介しておくよ!

Tグループって、さてさてなんだっけ?

わたし、Tグループ=レヴィンって、早々にインプットできたんですけど・・・
そもそものTグループってなんぞやってことがすっぱ抜けています。
TグループのTはTレックスのT!って覚えたくらいなので・・・(ジュラシックシリーズが大好きなんです)

Tグループ=トレーニンググループ
トレーニングのT!!
1946年に考案されました。
元々は人種差別の為のワークショップだったのですが、日本では組織(主に福祉職向けや管理職向け)の為のワークショップになっているようです。
ここにはユダヤ系で苦労された経験の影響があったんじゃないのかなぁって思っちゃいました。

Tグループは、参加者相互の自由なコミュニケーションにより、自己理解、他者理解、リーダーシップなどの人間関係に気づきを得て、人間的成長を得るための学習法。
基本的には、自己の内省を促し、変化や気づきを言語化していく感じのよう。テーマは決まっておらず、現場で人との関わりを肌で感じながら、本音で意見をぶつけ合うことで成長していくワークだそうですよ。
そして、5泊6日とかで行われるようです(結構、長いから参加するの大変そう)7~10名に1名のトレーナーがつくのですが、基本的に見守る系。
ロジャーズのベーシック・エンカウンター・グループの開発に大きな影響を与えたとか。

おまけの「マージナル・マン」


境界人・周辺人と呼ぶ。
発達段階の青年期の「大人でも子供でもない、境界上にいる状態」をマージナル・マンと表現しました。
それまで属していた集団から離れて、新たな集団へ属するまでの間の期間はどこにも属しておらず、以前の集団の性質も持っているし、新たな集団の性質も取り入れつつある。そんな状態。
これは、発達段階だけでなく、環境の変化(移住とか、文化的な変化とかも含む)や文化的背景なども考慮に入れる様々な知見とも合わせて考えられなくてはいけないよって仰っていたようです。

わたしは、このあたりも含めてレヴィンさん、様々な人種の相互理解を目指していたんだろうなと感じることができました。
とてもとても大切なことを研究してらしたんですね。

それでは、今日はこの辺で。
またねー!!

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