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Tongariro northern circuit Day 3


Oturere hut~Whakapapa village

この日の行程は、23.5km、コースタイム8h45min
Northern circuit全体で45kmだから、最終日に全行程の半分以上を歩くことになった。
2日目に宿泊したOturere hutから3h行った場所にもHutがあるのだが、確か予約が取れなくて、1日でWhakapapa villageまで戻ることにした。

見どころ盛りだくさんの2日目からするとあまり見どころのない感じの道になるのかなと思っていた。
けれど、私はこの日の道が3日間の中で1番好きだった。

朝6時過ぎに出発。
とても寒く、ダウンを脱げなかったのでダウンを着たまま歩き出した。
前日はゆっくりスタートだったのもあって、やっぱり私は、朝の澄んだ、冷たい空気の中歩くのが好きだと思った。
ルアペフ山を横目に見ながら、静かな、開けた大地の中をひたすら歩いた。

歩きながら思ったことがある。
それは、山を歩くという楽しみが今、私にあって良かったなということ。
数年前の自分では海外のトレイルを歩くなんて考えもしていなかった。
NZに来たのは山を歩くためでは無かったのだけれど、山歩きという軸を元に世界が広がっていっていると思う。

霧に包まれる瞬間も好き
地面と同化している友人

3h歩いてWaihohonu hutに到着。
新しくてガラス張りが綺麗な小屋だった。
そういえば、どこのHutでも水は沸かすか濾過してから飲んでねって書いてあったけど、Mangatepopo hutもOturere hutもレンジャーは「もし心配だったら沸かしてから飲んでね、私は毎日そのまま飲んでて大丈夫だけどね!」って言っていた。
私もそのまま飲んだけど全然大丈夫だった。

2日目とは別の側面のナウルホエ山

あまり起伏も無い道を歩いていくと、Tama lakeとの分岐に着いた。
Lower Tama lake と Upper Tama lake があって、Upper Tama lakeは往復1h30minかかると書いてあったので、往復20minのLower Tama lakeだけ行くことにした。
湖が青い。
ここら辺に来ると、Whakapapa villageからデイハイクで来たような人たちもいて少し人が増えてきた。
その後一気に整備された感じの道になって、最後にTaranaki fallsという滝を見て、
ゴールのWhakapapa villageに15時くらいに到着した。
やっぱり行程が長かったので疲れたけれど、天気も曇りでちょうど良かったので、思ったより元気なうちに戻ってくることが出来た。

Lower Tama lake

3日間通して、まず言いたいのが、本当に良いトレイルで、歩いた充足感を得られる
トレイルだったということ。
小屋もキャンプサイトも完全予約制なので、Alpine crossingと重なるところ以外は人が少なかったのも良かった。

火山地帯という特殊さはあると思うけれど、開けた土地をひたすら歩いていくのはまさに思い描いていたニュージーランドのトレイルだった。
当たり前かもしれないけれど、NZの自然の色は日本の自然の色とは違ってNZらしい色があると思う。
NZの自然の景観を堪能できた3日間だった。

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