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転職エージェントについての基本の「キ」から、みんな結構知らないよね。な「ン」まで、現役転職エージェントがexposure!!!

転職エージェントとはそもそも何ぞや?

転職エージェントとは、仕事を探している人と、人材を募集している会社の間に入って色々面倒をみてくれる人(会社)のこと。仲介業のうちの一つ。
人材業界より有名なところだと不動産業界だろうか。言葉で書くとややこしいので図解。

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転職エージェントを図解するとこうなる。

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というわけで、転職エージェントは、仕事を探している人(よい仕事が見つからなくて困っている)と人材を募集している会社(よい人材が見つからなくて困っている)の間に入って色々助けてくれる大変ありがたい存在なのだ。が、

株式会社の転職エージェントは会社の利益のために儲けを出さなくてはならない。
Q. それはどこから?
A. 人材を募集している会社から紹介料という形で報酬を受け取り運営を行っている。
この報酬を受け取っている転職エージェントを、有料職業紹介事業者と呼び、人材紹介を行うにあたって厚生労働省から許可を受けなければならない。

有料…ということは、無料もあるの?
そう、無料もあるんです…!!

有料職業紹介事業と無料職業紹介事業

有料職業紹介事業(者)については先に記載した通り。
転職エージェントの求人サイトを見てもらうと必ずどこかに
【00-ユ-000000】
という許可番号が記載されている。記載のない会社はかなり相当ヤバいところなのでオススメしない。
※ハイフンの間の「ユ」が「有料のユ」

Q. では、全部無料でやってくれる神のような転職エージェントとは?

A. 転職エージェントっていうより、ハロワに近い感じ。

ここで、人材紹介事業を行っている会社や法人を無料で検索できる優良サイト(厚生労働省)をご紹介。

【人材サービス総合サイト】

「無料職業紹介事業」にポチっとチェックを入れて検索していただけるとわかりやすいのだが、いわゆる自治体絡みや第一次産業や医療福祉関連の公的寄りの職業紹介事業者であり、社会福祉法人とか協同組合とか一般社団法人とか営利を目的としていない法人が運営しているということがわかる。

無料職業紹介事業者の存在自体があまり知られていないのは、
①大手転職エージェントのように莫大な広告費をかけない→人の目に触れる機会がほぼ無い
②今の日本では人手不足すぎる人気の無い業界の人材紹介
③以上の理由から利用した人のクチコミも無く、どんな支援をしているか未知数

の3点につきるだろう。

一つ重要なポイントとしては、有料職業紹介事業では港湾運送業務に就く職業と建設業務に就く職業についての紹介ができないという決まりがあるのだが、無料職業紹介事業においては制限がないため、該当業種へ転職を考えている方はハローワークか無料職業紹介事業者を利用する必要がある。

また、地方で一次産業の職に就きたい、医療福祉業界の求人を幅広く検討したいという方にも隠れイチオシ転職エージェントなので、ぜひ活用していただきたい。

転職エージェントを上手く使おう

今後のテーマとして取り上げようと思っているが、最近よく見かけるのが「転職エージェントを使うより自分で応募した方がマシ」という文言。
これは百害あって一利なしとまでは言わないが、一理あって一利なし。
手前味噌にはなるが、求職者は無料で利用できるということを考えると、使わないという手段を選択するのは酷くもったいない。賢く利用すると一利まみれになれるかもしれないのだ。

「転職エージェントを使うより自分で応募した方がマシ」と思わせてしまう求職者側から見た当たりはずれの転職エージェントと、転職エージェント側から見た当たりはずれの求職者というエグい内容についてはまたいつか!!

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