【2003：COLUMN】 🥄 《 小さなひとくち 》

👶🏻 だいきぁ「アイスを食べるような感覚で、頭のなかに《 小さなスプーン 》を用意してお読みいただけるとうれしいです ʕ•͡-•ʔ」

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まずはちょっとした質問を、ひとつだけ。
「今日、なにを食べましたか？」
それからもうひとつ、思い出してほしいことがあります。
「食べるとき、口をどのくらい開けますか？」

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サラダにフォーク、カレーにスプーン
ひとの食べる文化を観察してみると、
「これを食べるときには、これを使う」
といった、お決まりがあることに気づきます

たしかに、それぞれの良さがあって
フォークでスープを刺してもしょうがないし、
スプーンでお蕎麦をうまく扱える気がしません

そんななかで、ひとつ気になったものがありました
アイスやプリンを食べるときの、あの、小さなスプーン
あれって、どうしてあんなに「ぴったりサイズ」なのでしょうか

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たとえば、大きなスプーンでアイスを食べるとしたら
口いっぱいにアイスを入れちゃって、
冷たさにふるえるシーンを想像できてしまいます

あるいは、ていねいに作られたプリンを食べるとして
大きなスプーンを使ったら、すぐに終わりが来てしまい
「もう食べ終わった」が、さみしかったりします

ここに、なにかヒントがあると思うのです
あえて「小さく味わってみる」ことが、
豊かさにつながるという考えです

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きっと、ほんの少しだけでも、
心を満たしてくれるものがあります

小さなひとくちに、大きな幸せを感じられたり
だれかのひとことで、とっても救われるみたいに

もしかすると、カレーやオムライスなんかも
たまには小さなスプーンで食べてみると、
ちょっとした喜びが見つかるかもしれませんね☆

文＆絵：だいきぁ