【SR01】ブラジル音楽に魅せられた
ミュージシャン・鳥井多佳子
ギター弾き語りで演奏活動をしている鳥井多佳子(とりい・たかこ)。彼女を魅了し続ける『ブラジル音楽』の真髄に迫った。
ブラジル音楽との出会い、別れ、再会青森県出身の鳥井多佳子が音楽をはじめたのは、20代も半ばを過ぎたころだった。「たまたまジョアン・ジルベルトの『三月の水』というアルバムを聴く機会があって、ガツンと頭を殴られたような衝撃を受けたんです」。
街中でよく耳にするJ-POPや洋楽とは違う何かを感じた。「『声』を楽器の一つとして使っているんですよね。音そのものの面白さ