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Sheer Rainbow series

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人生のモデルにしたいベテランアーティストの物語を集めました。実績や年齢は問いませんが、目安として50歳以上もしくは活動歴10年以上の方を取り上げております。
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記事一覧

【SR04】人生には黒と白がある・ZEBRA ROCK

社会人バンド・ZEBRA ROCK(ゼブラロック)を主宰する、Gt.&Vo.コバヤシケンヤ。埼玉県出身の彼は、アイドルに憧れて音楽の道を志し、ギター弾き語りシンガーソングライターやアコースティックデュオとして活動してきた。輝かしい青春と挫折を経て、2023年1月から開始した現在の活動と、目指す生き方とは。 アイドルの影響を受けた青春時代埼玉県出身のコバヤシケンヤは、車や電車が好きな、普通の少年だった。 「もし音楽に出会ってなかったら、今ごろ、車に熱中してたと思います」。

【SR03】自分も周りも幸せにできる歌を・ei

山形県南陽市出身のピアノ弾き語りシンガーソングライター、ei(えい)。物心ついたころから歌手を夢見ていた彼女は、高校卒業後に一度は就職するも、音楽への思いを捨てきれず上京。2020年から本格的な活動を開始するに至った物語を聞いた。 https://www.instagram.com/ei0621/ 生き甲斐を求めて、音楽の道へ「姉がピアノを習っていたので、物心ついたころには家にピアノがありました。いつの間にか、私も弾くようになっていたんです」と語るei。 「ピアノ教室に

【SR02】若者に勇気を届けるアーティスト・はまだえみ

エムズレコーズ所属のシンガーソングライター、はまだえみ。彼女の音楽が描く世界観や、そのバックボーンまで、深く掘り下げていきたいと思う。 30歳を超えて音楽活動を始めるまでのはまだえみはまだが音楽に目覚めたのは小学生のころだった。 「幼いころから歌うことが好きで、親戚の集まりなどで歌っていました。小学生のころ、たまたま、テレビでクラシックピアニストの女性を見て『ピアノを弾いている女性ってカッコ良いな』と強く思いました」。 早速クラシックピアノを習いはじめ、ピアニストとして

【SR01】ブラジル音楽に魅せられた ミュージシャン・鳥井多佳子

ギター弾き語りで演奏活動をしている鳥井多佳子(とりい・たかこ)。彼女を魅了し続ける『ブラジル音楽』の真髄に迫った。 ブラジル音楽との出会い、別れ、再会青森県出身の鳥井多佳子が音楽をはじめたのは、20代も半ばを過ぎたころだった。「たまたまジョアン・ジルベルトの『三月の水』というアルバムを聴く機会があって、ガツンと頭を殴られたような衝撃を受けたんです」。 街中でよく耳にするJ-POPや洋楽とは違う何かを感じた。「『声』を楽器の一つとして使っているんですよね。音そのものの面白さ