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就職しない選択肢をもつ”たのしさ”

わたしは現在、絶賛進路迷い中です。それなのに就活をしていません。3年生なので就活を始めていてもおかしくない時期です。というか、普通ならサマーインターンにいく時期です。

実は、2年生の12月から就活をしていました。なぜそんなに早く始めたかというと、3年生の8月〜4年生の7月まで留学をする予定だったからです。いく前に内々定でも取れたら…と思い当時の3年生に混じって企業説明会に足を運んでいました。他にもスポーツ関連企業の方に話を聞いたり、早期インターンの応募もしていました。

ふと「なんで就活にこんな時間を割いているんだ」と疑問に感じました。エントリーシートに面接、GD、説明会。どれも疲れるばかりで振り回されました。インターンに関しては、ただ半日パソコンの前に座ってGDと同じ内容をするだけでした。


このとき、「就活やめよう」と(謎に)決意しました。

この言葉、最近Twitterでもよく見かけます。半年も就活をしていると疲れるんだと思います。そりゃそうでしょう。「就活する」目的が、はっきりしないまま始めたからではないでしょうか(自分がそうでした)。高校にいったら大学へいく、大学にいったら就職する、このレールに疑問なんて持つことがないからです。


企業に就職することが当たり前の日本。わざわざ大学に行ったのに新卒でフリーランスなんて滅多に聞きません(女子ならなおさら…)。

終身雇用生が崩された今、企業ではなく”職に就職”しろと言われるように、正直どの企業へ行っても変わらないでしょう(行ったことないけど)。転職が当たり前になり、通年採用が本格的に導入され、人口は減少していくので個人で雇われることが普通の働き方になるかもしれません。

ここから「自分で稼ぐ力」が必要になると考えます。自分の好きなこと、学んできたことをお金につなげるのです。つなげるというより、勝手につながる、の方が正しいかもしれません。もちろん就職するより辛いであろうことは覚悟しています。

一度は就職してから力をつけるとか、肩書きとか、辛いことを経験しないといけないとか、就職しないとお金をもらえないとか、そんなことはもう終わりの時代だと思います。移り変わりが激しいために、正直どこも安定とは言えないのではないでしょうか(公務員は除きます)。

この考えは甘いかもしれません。じゃあ卒業したら何で生計を立てていくんだと思われるかもしれません。今のサラリーマンに失礼だと言われるかもしれません。


サラリーマンのみなさんには尊敬しかありません。
わたしの父は、バブル崩壊の翌年に就職をしました。毎日5時に起きて電車に乗って勤めていました。生物学科なのに情報システム室に割り当てられ、かなりの量を独学したと言います(実家にある本の量を見れば一目瞭然です)。気づけば今では、子会社の社長を務めています(年収は1人で、3人の娘と妻と家のローンを抱えられる量)。

そんな父を含め、サラリーマンの方には尊敬の意しかありません(サラリーマンと括っていいのか疑問ですが…)。ただ、これからの時代と、自分には合わないのではないかと思うだけです(これでも甘いと言われるかもしれませんね)。


大学生には膨大な時間があります。だからと言って何もしなければ、あっという間でしょう…
この時間を好きなことでお金を稼げるようにするスキル獲得の時間として設けたいのです。

コロナはいつ収束するかわからないし、もしかしたらずっと自粛が続くかもしれません。となれば、この状況が普通になるのでコロナのせいにして何もできないとは言えなくなります。

就職に悪いイメージを持っているわけではありません。半年間就活をしてみてでた自分なりの結論です。自分の強みや得意なことを他人に聞いたりして、これならお金を稼げるんじゃないかと試行錯誤するのも楽しいです。

お金を稼ぐには実績(信頼してもらうため)が必要になるので、大学生のうちに実績を付けようと考えています。大学生は学生ってだけで信頼してもらえることが多いので…実績をつけるために就職するのもなしではありませんがね。


とにかく、「就職しない選択肢があっていいじゃない」と思うだけです。自分の今までの頑張りを、企業名だけで示していいものではないと思います。「じゃあ自分の強みってなに??」となったとき、周りの人に聞くと「そんなことが強みになるのか」と驚くことが多いです。その強みを活かせる方法はないかと模索し、その中で就職する選択肢が始めて出てくると考えます。


就職をゴールにするのではなく、「自分の得意なことを活かせる方法を見つける」をゴールにして考えてもいいのではないでしょうか。



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