自分の一つ一つの思いの始まり
やっと、古事記の本編に入ります。
『天地の初発の時、高天の原に成りませる神の名は、天の御中主の神。次に高御産巣日の神。次に神産巣日の神。この三柱の神は独神に成りまして、身を隠したまひき。』
という始まり。
入ったかと思えば、いきなり一言めから考えちゃう言葉。
『天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、』
まず“天地(あめつち)”が分かりません。
天地(てんち)と読めるので何となく、天と地、天は空かな?宇宙かな?天国かな?地は地球でしょ、と私は思うわけです。
仮に総じて宇宙とすると、宇宙の始まりの時。宇宙の始まりと言えば、ビッグバンと浮かぶわけです。
言霊とは、
心と同時に言葉であり、言葉と同時に心であること。
天地とは、天体の宇宙であると同時に心の宇宙のことを言っていると書かれています。
前提として、この本『古事記と言霊』では天地は心の宇宙のこと、と心に留めます。
天というと、空を見上げるイメージをしませんか?空を見上げて、青い空、白い雲、木の葉っぱが揺れて、風が吹いています。
その先には、宇宙が広がり、たくさんの星があり、それは無限に広がっています。
目に見えるもの全てが天体の宇宙の全て。
心の宇宙とは、
目を閉じてみると分かります。
目を閉じると真っ暗でまるで宇宙の広がりのよう。
それだけではなく、星の代わりにいろんな思いが、考えが出てきます。それは無限です。
目には見えないけど、心の中に現れたり消えたりするもの全てが心の宇宙。
『天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、』
天地は天体の宇宙の初め、138億年前と言われています。
それに対して心の宇宙の初めは、人の心って、今が全てなんですよね。数秒前はすでに過去で、その瞬間に変わることもあるのでね。
心の宇宙が初めてあらわれた時とは、今この瞬間瞬間となるのです。
目を閉じて、まず何を思う?
何が出てきました?
その一つ一つが出てきたその時、その瞬間ということになります。
ここまでで、
この一言で、
『天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、』
これだけで、
自分が思った一つ一つの始まり、それが【神じゃん!】って、思ってしまったわたしは凄いのか?!アホなのか?
そして目を閉じた瞬間、
「今日は暑いなぁ」でした。
そして「神さま出てきて」「何が出てくるのかな」という期待。
頭の中が『天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、』で興奮気味です。
ただ本を読むだけでは、こんな風にはならなくて、ここに書いて整理することで納得できるのでした。わたしは、、、
ありがとうございます😊
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