Blender Extensions

Blender ExtensionsとはBlender 4.2 から刷新されるオンラインアドオン管理機能で、他のユーザーが作ったアドオンやテーマを簡単に利用できる仕組みです。手動でzipファイルをダウンロードしたりすることなく、Blender画面でアドオンを最新版にアップデートすることが可能になります。アドオン開発者は各Blenderに合わせたバージョンを提供したり、独自のリポジトリを立てることが出来ます。
もしかするとWordPressのプラグインに近いかも知れませんね。(記事作成時点は未リリース)

これに伴い、従来の編集(Edit)メニューのプリファレンス(Preferences)ウィンドウ内「Add-ons」が「Extensions」となりました。これまでのチュートリアルWebサイトなどを見て勉強を始めた初学者の方は『Add-ons なんて無いぞ??』と思ってしまうかも知れませんね。

Extension のアドオンはコミュニティによるレビューが必須となっており、以下のページからレビューの待ち行列を確認することが出来ます。

また、元から同梱されていたアドオンは、以下のページにて管理されているとのこと。

https://projects.blender.org/extensions


アドオン開発する側の目線として、
事例のようなものはまだ無いようですが、イントラネットやアクセス制限下のネットワーク内に独自レポジトリを置くような使い方が出来るようになるのかなと想像しています。
それであれば商用アドオンを提供するのにも良いですし、学校や自治体、企業などでのアドオン管理にもメリットがありそうです。

(・・・むしろセキュリティ上、そうせざるを得ない組織も出てくるかも?)
manual を見ると、 Extensions Website全体をfolkするやり方が書いてあります
https://docs.blender.org/manual/en/dev/extensions/getting_started.html#third-party-extension-sites

備忘録

本記事作成時点でまだベータ版で、アドオン開発者としてフォローアップするものの、乗り換えたりお客さんに提案したりするのは落ち着いてからで良いかなと思っています。
情報源についてピックアップしておきます。

これまでのアドオンは使えるのか?

使えます。.py / .zipファイルの「レガシーアドオン」も取り込むことが出来ます。
"レガシー"と呼ばれているようですが、そもそも取り込み方が違うだけのアドオンをレガシーと呼ぶことに違和感の声も挙がっていました。
レガシースタイル・アドオンぐらいが呼び方として調度いいかも知れません。
https://docs.blender.org/manual/en/dev/editors/preferences/extensions.html#install-legacy-add-on


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