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【GMインタビュー】人材紹介ビジネスの付加価値を高め、市場から認められるサービスにしていきたい

新卒エージェント事業部・ゼネラルマネージャー(GM)の廣瀬さんは2000年から今に至るまで20年間、人材紹介ビジネスに従事しています。大手人材会社からベンチャー企業であるリアライブに転職をした背景と今後のビジョンについてお話を伺ってきました。

まずは自己紹介をお願いします!

廣瀬 智之(ひろせ ともゆき)です。
リアライブに入社する前は、某大手人材紹介会社でメディカル領域を担当しておりました。具体的にはMR、コーポレート部門、専門職系など、医療業界に存在するあらゆる職種を扱ってきました。その中で、RA ⇒ RA/CA両面 ⇒ RAマネージャー ⇒ CAマネージャー ⇒RAマネージャー というキャリアを歩んできました。その後は、リアライブに転職し、新卒エージェント事業部長として組織作りとミスマッチをなくすための仕組み作りをしています。

私は、人材紹介ビジネスの付加価値は「雇用を生み出す」ことだと考えています。求職者側にとっては、自分一人で就職活動をしていたら出会うことのなかった企業との出会いを創出すること。一方で企業側にとっては、採用の格差をなくして全ての企業に出会いを創出すること。特に成長産業に雇用を創出することで、新たな産業が生まれやすい社会づくりに貢献できることが人材紹介ビジネスの存在意義だと考えています。

大手企業からベンチャー企業であるリアライブへ転職をしようと思った理由は何ですか?

前職では仕組みが整っており、KPIを追っていれば組織は回っていました。しかし、そのような仕組みが仮に存在しなかったら、「果たして自分に何が残るのか」と考えた時に、これから仕組み作りをしようとしているフェーズの会社で働くべきだと考えました。

規模が小さい会社で働くとなると、2つの組織体制が考えられます。
1つ目は、CA/RA両面型で専門性を高めていき、個の力で勝負していく組織体制。2つ目は、専門性と仕組み作りを両立させながら、着実に規模を大きくしていく組織体制です。前者の場合は、高利益体の組織になりますが、スケールさせることは難しいです。

私は、人材紹介サービスを通じて、社会に良い影響を与えたいという気持ちが強く、人材紹介サービスをスケールさせる方針があり、且つ介在価値を最大限提供できる新卒や第二新卒の領域でビジネスを行っていこうと考えたとき、リアライブという会社がマッチしたことが背景です。

廣瀬さんが新卒エージェント事業部の組織づくりで大切にしていることは何ですか?

個々のメンバーには、企業と学生とコミュニケーションをする際に必ず、「自分の介在価値が何であるか」を伝えてもらうようにしています。私たちの部署は新卒だけでなく中途メンバーも多いので、各々持っている知識や経験も異なります。だからこそ、自分の知識や経験を目の前のお客様にどのように提供していきたいのか、また、どのように人材紹介ビジネスに向き合っていきたいのかを日々考えてもらっています。

その中で、2020年の10月からリアライブとしては史上初となるCA/RA両面体制に組織を変更しました。更に営業職の求人を扱うセールスユニットと、エンジニア職の求人を扱うエンジニアユニットの2ユニット体制で再始動しています。

CA/RA両面体制に変更した背景は何ですか?

これこそ、エージェントサービスの本質だと考えていたからです。
エージェントサービスは、"情報ビジネス" だからです。情報ビジネスでは、情報の質を落とさずに最大量を最速に顧客に提供できるかが大切です。以前は、CAとRAが分業制になっていたため、人によって伝える情報の量や伝え方に差が生まれ、エージェントサービスに求めるべき質と量にやや乖離がありました。それを是正するために両面体制に変更しました。これにより、情報量を落とすことなく、むしろ質を上げた状態で顧客に情報を届けることが可能になりました。

また、両面体制にしたことでリアライブの理念である「入社3年後のミスマッチ」の意味が、対求職者だけでなく対企業に対しても体現すべきものという共通認識が生まれました。その意味では、就職支援会社だけでなく採用支援会社であるという意義も感じられる組織になりつつあります。

新卒エージェント事業部の今後のビジョンを教えてください。

エージェントサービスの「付加価値」を追求していくことです。

エージェントサービスは、中途・第二新卒・新卒採用と領域を広げ、職業選択の一手段として、今では巨大産業へと変わりました。その過程では、リーマンショックによって有効求人倍率が下落し、エージェントサービスの「付加価値とは何か?」が問われる時代がありました。エージェントビジネスはオペレーションエクセレンスであることが事業成功のカギとなります。しかし、オペレーションエクセレンスを追求するだけでは、企業側からは「ただ求職者を紹介してくるだけの付加価値のない存在」として見られてしまいます。また、求職者側からは「有耶無耶に求人を紹介されただけ」と人が介在する意味を感じてもらえなくなってしまいます。

エージェントサービスは、企業の採用力を最も高めることができ、求職者には文字情報だけでは伝わりにくい求人の魅力を届けられるサービスだと考えています。更に、エージェントが介在することで、求職者と企業の本音を聞けるため、双方にリアルな情報を届けることができます。

エージェントサービスが、世の中から本当の意味で認められる存在になるためにも、エージェントサービス “だけ” がもつ代理人として「付加価値」を追求していきたいです。そして、当社が掲げる「入社3年後のミスマッチをなくす」を体現していきます。