Now in REALITY Tech #56 Android 13の新機能をREALITYで試してみた
REALITYのAndroidエンジニアの営業終了大魔王です。
今週の「Now in REALITY Tech」では、Android 13の新機能をREALITYで試してみたことについて書こうと思います。
Android 13はPixelシリーズに先行で2022年の夏にリリースされました。それ以外の端末では2022年の年末からリリースがされているようです。
Android 13でデベロッパー向けにリリースされたAPIが以下にまとめられています。
今回の記事ではその中からREALITYで実際に使用してみた機能について紹介しようと思います。
テーマ別アプリアイコン
REALITYではAndroid13で追加されたMaterial YouのThemed app iconsに対応しています。この対応の方法が簡単にわかる記事があるので紹介させていただきます。
リリースされた当初はGoogleが提供しているアプリしか対応していませんでしたが、徐々に対応するアプリも増えてきているようです。
アプリ別言語設定
Android 13では個別のアプリで言語を設定できるようになりました。
これによって、普段は英語でスマホを使いながら、REALITYを使うときは日本語で使用するといったことができるようになりました。
この機能を使うと、他の言語での表示に不備がないか確認をするために、従来ではスマートフォン自体の言語を変更する必要があった操作を、アプリ内の設定のみで簡単に確認できるようにもなるので、多言語話者だけでなく開発者にも便利な機能です。
クリップボードのプレビュー
Android 13ではテキストをコピーした時にOSが標準の通知を表示するようになりました。
REALITYでは、UXの観点からこれまでテキストのコピーがアプリ内で実行された時に独自の通知を表示していましたが、Android 13ではOS標準の通知と二重に通知されないように独自の通知を制限しました(今後リリースされる予定です)。
日本語テキストの折り返しの改善
Android 13ではTextViewで日本語の折り返しを文節ごとになるように設定できるようになりました
この機能は当初はアプリに導入できるならば導入した方がいい機能のように思えたのですが、実際に導入しようとするとJetpack Composeで作成された画面ではまだ未対応な様で、REALITY Androidにおいては適用できる箇所がほとんどありませんでした。
実際に数少ない適用できるTextViewに適応しても(従来の改行パターンに見慣れてしまっているだけかもしれませんが)、若干違和感を感じる改行が行われる様に感じたため、実際のプロダクトには反映しませんでした。
公式ドキュメントの様に中央揃えの文章の方が見栄えがよくなりそうかもしれません。Composeへの対応や改行アルゴリズムの改善などが入れば導入も考えられるので引き続きウォッチしていこうと思います。
おわりに
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