見出し画像

「キャリア」っていう言葉が堅すぎる

今は、一昔前と比べて
キャリアについて真剣にみんなが考える時代になってきたように思う。
終身雇用制度は破綻しているし、一つの会社で定年まで働くという考えかた自体もう意味をなしてないし、今後はますます経済や世の中の動きが加速し多様かつ複雑な時代になっていくから、自分で考えないと人は考えてくれないから。

そんな中、キャリアコンサルタントの講座を受講してみて
キャリアに対する考え方や捉え方は人によって違うし、年齢や職業や職種によっても違うことも理解できたし、何より「キャリア」という言葉は昨今いろんな意味が含まれる使い方がされてることもわかった。

そんな中で、最もしっくりきたのは
-------------------------------------------------------------
キャリアという言葉についてこのプログラムでは、
『個人が生涯を通じた職業(職業経歴)選択にかかわる活動・態度と、「働くこと」にまつわる自由時間、余暇、学習、家族との活動などを含んだ個人の生涯にわたる生き方(ライフスタイル)のプロセス(過程)』と捉えることとしています。
-------------------------------------------------------------
というのが出てきて、まさにキャリアってバリバリ働くことだけを指すのでもないし、職位とかスキルを高めていくことだけを意味するのでもないし、
また最近は働くことと生活することは境目がないシームレスな状態になりつつあるし、ほんとこれだなー言い当てて妙。みたいな気持ちになった。

何が言いたいかと言うと、キャリアやそれにまつわる言葉は、
例えば「キャリアアップ」「キャリアコンサルタント」「キャリアチェンジ」「キャリアマップ」「キャリア支援」などなど、全て良い方向というか何かを高めていくみたいな意味を含んでいて、聞いててもう、、、それだけじゃ長い職業人生豊かにならないと。と思ってたから。

つまり、キャリアという言葉から受ける感触・イメージが堅いし、
バリバリ仕事してる人以外寄せ付けない何かがあるような気がしてたんです。

でも実際働き続けることって、山あり谷ありだし、ライフイベントや様々な生活状況に合わせて、特に子育て中は仕事に使う時間の割合を減らしたり、時間だけでなく優先順位も変わったりするし、それによって仕事を変えたり働き方を変えたりと、常に突き進む&高めるということばかりではなくて、業務内容を調整する&仕事と生活との優先順位を入れ替えるなどが当たり前に存在すると思う。
(もちろんこれ以外にも、介護や病気の治療とか仕事の調整をしないといけない事情はたくさんあるはず)

というところで、今回ここで言いたかったことは
◎キャリアという言葉を使う時、考える時は単に「高める・コミットする・努力する」みたいな意味で捉えずに、「職業選択に関わる活動や態度、また働くことにまつわる様々な活動を含む生涯に渡る生き方のプロセス」であるということを意識したい。

また、
◎キャリアとは決して、進み続けることや習得し高め続けること、昇進することや努力しコミットし続けることではなく、時には立ち止まり仕事と生活の割合を調整したり、時代の流れに応じて自分の生き方自体を深く考えながら道を決めたり進んで行くことも含んでいる。とみんなが考えられるようになっていくといいな。

ということでした!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?