アレグリアを見に行った
社会学の授業で、夏休みにフィールドワークの宿題を課された。
ある施設に遊びに行って、施設の状況とか、出来事を書いた。それだけだとただの体験談だから、それっぽく、施設がが障害者福祉に活用されてることなどを付け加えた。宿題だけど面白くて、好きなだけ書いた。学部生のするフィールドワークもどきです。好きこそものの上手なれ、とはいきませんがとにかく好きで、未だにこうして体験談を書いてます。
アレグリアを見に行きました。きっかけはテレビCMです。
フジテレビを見ない人は知らないと思いますが(宮崎あおいとかね)、モーニング娘が激賞するCMが、ほぼ全ての番組で、高頻度で流れてます。日を追うごとに「来場者◯◯万人突破!」の数字が増えていくのを見るのが楽しみで。伸びは鈍化してないかな?という、うがった見方をしたり。
スマン。胸ぐらを掴まれてタイムリープしてた。20年前の話だ。あれから20年。失われた20年を取り戻すためにアレグリアを見に行くことを決意したのです。
🟥SS席は値段が倍します。私の席は、お値段そのまま、見え方は、ほぼ🟥席という好位置です。楽しみすぎます。
最寄りの東京テレポート駅を出ると、↑こんなオブジェが。ここが東京の中心なのか。
「りんかい線直通新木場行きです。」このアナウンスはちょくちょく聞いたことがあるが、りんかい線に乗ったのは始めて。
りんかい線に乗って気づくのは、そのでたらめな駅名。品川シーサイド、天王洲アイル、東京テレポート‥ 調べたら、品川シーサイドは由来がはっきりしてたので、これは許す。でも他の2つは生理的に無理。その流れで「国際展示場」はしっかり古風な命名なのが異色。
なるほど、高輪ゲートウェイと名付けた連中は、りんかい線に触発されたんだということがよくわかる。地理的にも近いし。
臨海副都心というバブル以降に人工的に発展した街で、「オシャレ風」な駅名をつけても、だれも気にしない。放って置く。でも、歴史ある山手線でそれをやったら反発が来るのは当たり前だろう。りんかい線は隣の芝生だったのかな。愚かなり。
さっそく入場すると
あたくし、生まれも育ちもドケチなしみったれです。映画館や野球場など、軟禁されてふっかけられるのに応じたことはありません。しかし、先日馬券で儲けたこともあり、躊躇なく購入しました。
売店ものぞきました
圧倒的バカ商品、アイマスクに心を揺さぶられましたが、高い!却下!
さあ!始まりました!場内は、演目終了後の撮影許可タイム以外撮影禁止です。
前半。面白かったー。
30分休憩。
前半終了時、紙吹雪が舞いました。休憩中も、少量ですが途切れず、ずっと舞い続けています。舞台では、装置の転換作業が行われています。
後ろの席の老夫婦。旦那が、「あれは、掃除機かな?」絶対に違う。それは、外されて運ばれていった。
代わって運ばれてきた装置
「今度こそ掃除機かな?でもその前に、降ってるのを止めないといけないね。」
なんて平和な会話なんだ…
客層は、数種類に大別される。老夫婦、カップル、女子会、親子、この4種で95%カバーできる。実に平和だ。
休憩時間に喫煙所に行った。
驚くことに、そこにいた人たちは、いつもの喫煙所の面々だった。喫煙所は、五反田もススキノもアレグリアも構成員は一緒だった。一人だけ親に連行されてきたとおぼしき子どもがいたが、茶髪だった。少年革命家ゆたぼん風の子どもだ。子どもすらいつもの子どもだった。
スタッフの95%は女子大生風だが、喫煙所の統制してるスタッフはごつめのおじさん。埼玉県警で通用する風貌だ。ここは薄野交番前か。
さて後半開始。紙吹雪は処置されるのだが、その際に🟥席は特別な演出がある。また、🟥席からピエロに指名されて舞台に上る人がいる。今回は、大柄だがおとなしい男性だった。私目線では、そこ行くか?という感じだった。これが世界基準。
最後の空中ブランコ
受け取る側は、私より後方だ。繰り出す技は近すぎてむしろよくわからない。その代わり迫力はすごすぎだ。誇張抜きで真上で飛ばれている。興奮しすぎて自然と泣いてしまっていた。歳のせいだな。
みんなすごい身体をしていた。女性も大腿四頭筋が張り出している。尻も岩のようだ。
帰りがけ、プログラムを買うという会話が聞こえたので、僕も買う気になった。感動したので。
2400円。買ったか買わないかは、ご想像におまかせします。あなたが思う理想の人物像、その逆をしています。
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