波涛融合!魚族デッキ(後編)
こんにちは、かたなしです。
お待たせいたしました。いよいよ魚族デッキ解説の後編となります!
ざっくりとした魚族デッキの動きは(前編)の方で記載しておりますので
その動きを前提としながら
今回は実際に先日の第六回かんまく杯で使用したデッキ構築に基づき
その採用理由と魚においては現環境を知ることが勝利への第一歩(フィッシャーチャージを発動するタイミング的に)ですので
かんまく杯時点で私の考えていた環境考察も併せて記載いたします。
第6回かんまく杯使用 魚族デッキレシピ
①かんまく杯時点でのラッシュデュエルを取り巻く環境考察
デッキレシピと各種カードの採用理由を述べていく上で一番大事なのは
【そのデッキを使用時点での周辺環境がどうだったのか】
だと思いますので一度そこを整理させていただきます。
ここで説明すべき事象は3つある!
1つ:かんまく杯開催の1週間前に【オーバーラッシュパック2】の発売
それにより
・テーマとして「ユグドラゴ」「磁石の戦士」「ラヴ」が追加
・トランザム・ライナック、ダイス、楽器、お水、炎族フュージョン等 の強化
・強力な汎用罠である「シャイニーシェイディー」の追加
2つ:オーバーラッシュパック2発売以前の主な環境デッキ
・闇魔法使い
・爬虫類
・ロイヤルデモンズ
・ガイア
・ハーピィ
・セレブローズ
・プライム
3つ:オーバーラッシュパック2発売からかんまく杯までの調整期間は1週間
②ここから導き出される結論は!
オーバーラッシュパック2の発売から1週間の調整期間なため
前環境のデッキが引き続き新規カードを1~2種類投入した状態で参加される方が多いのではという考えのもと
その中でも
・攻守のバランスの取れた爬虫類
・展開力と高打点に秀でたセレブローズ
・1ターンでの盤面制圧力の高いロイヤルデモンズ
この3デッキの比率が高く
それに次いで
・ハーピィ、プライム、ガイア
が使われるのではと考えつつ
新規ではオーバーラッシュパック2発売後すぐに大会で結果を残しており、
かつ高速での大型モンスターの展開が可能である
・ユグドラゴ
・磁石の戦士
の使用による新規が故のパワー&わからん〇しのデッキを要警戒
ラヴについては強いテーマであると同時に構築難度も高く、クセも強い印象でしたので1週間で完全調整は難しく今回の大会での使用人数は少ないだろうと結論づけました。
ここまでが私が今回の魚デッキ構築時に脳内で繰り広げた環境論争でございます!
※実際はエクスキューティーがかなり多かったのは誤算でした。。
さてそれではここまで説明してようやく今回の魚デッキの紹介と説明ができます!おまたせしました。。
デッキレシピ解説!!
今一度レシピを掲載させていただきつつ説明に入ります。
それでは今回の構築につきまして!
まずは大前提として【前編】で説明させていただいた魚族(波涛型)の動きと必要カードをもとにしながら今回の個人的環境考察をもとにチューンしております。
※まだ【前編】を見ていない方は魚の基本的な動き方だけでもみてきてね。
下記、念のため魚族の必要カード達を再掲
今回の必要カードの枠の中からレベル5「サイバー・シャーク」を一枚減らしレジェンドカードであるレベル6「虚無魔人」を採用しております。
その他の魚はフル採用
①「サイバー・シャーク」の役割とレジェンド「虚無魔人」採用について
たまに「サイバー・シャーク」って必要??という声を聞くのですが個人的には必須のカードだと思っております。(基本は三枚採用したいレベル)
そこで一度「サイバー・シャーク」の役割を説明します。
攻守ともに高い水準でバランスのよいレベル5魚族です!ここで重要なのはリリース無しでの横展開が可能でかつレベル5故にアドバンス召喚も可能なことです。
実際どう言った場面で活躍するのかというと
リリースなしの召喚によりモンスターを三面きっちり横展開させることにも使え
さらにフィッシャーチャージをふせれていれば
相手の最上級モンスター召喚にあわせ自身の下級魚をコストにフィッシャーチャージでそのモンスターを破壊することでサイバー・シャークの打点を越えられずに他下級が攻撃されるだけで最小限のダメージでやり過ごすことが可能であったり。
「ニュートロン・マグロム」を出しダイレクトアタックを狙いたいのに盤面にフュージョン以外のモンスターが表側で存在する場合、その表側モンスターをリリースし「サイバー・シャーク」を裏側でセットし蓋をすることで「ニュートロン・マグロム」のダイレクトアタックを可能にするために使います。
応用として
墓地の「フィッシャーチャージ」を回収したいがダイレクトアタックも通したい時。
①「チャージ・リモーラ」を召喚(この時自分フィールドの表側モンスターがリモーラのみ)
②「チャージ・リモーラ」効果で手札の魚を捨ててフィッシャーチャージをセット
③「チャージ・リモーラ」をリリースし「サイバー・シャーク」を裏側でセット
④「波涛融合」を発動し「ニュートロン・マグロム」をフュージョン召喚
これによりこのターンダイレクトアタックと相手ターンへの1妨害を構えられます。
そして今回罠カードを多く採用している都合上、できる限りモンスターの上級事故を防ぐ意味でも
「サイバー・シャーク」と同じく一体リリースで召喚できる「虚無魔人」に「サイバー・シャーク」の枠を一枚変更しています。
シングル戦でしたのでメインで投入です!
「虚無魔人」の採用理由は前述したように
【セレブ】【プライム】【ガイア】【ユグドラゴ】【磁石の戦士】といった特殊召喚を行うことで強力な展開を行うデッキへの対策のためです。
これが当日かなり刺さってくれまして。。
採用してよかった。
【爬虫類】【ロイヤルデモンズ】との対面時には特殊召喚封じは意味をなさなくなりますがレベル6モンスターとして「サイバー・シャーク」と同じくニュートロン・マグロムのダイレクトアタックを可能とするための蓋としての役割をこなせます。
「虚無魔人」があると自分も特殊召喚できなくなりますが
魚の最上級もしくは「サイバー・シャーク」でリリースすれば自分のターンでは特殊召喚+相手の妨害罠の設置ができるため特に問題はありませんでした。
②昂光天使エッセルの採用
魚族デッキは先行を取ればかなり強く立ち回れますが後攻になり相手の先行でしっかりした盤面を構築されると切り返しに苦慮することになります。
そこで墓地肥やしがかなり高速化している現環境では1ターン目からでも高レベルモンスターが墓地に落ちることが比較的多いため墓地肥やし及び後攻からの切り返しの1枚として採用しております。
特に自分で墓地を肥やして落としたクニツナかビックマグロムを特殊召喚できると最高です。
ここまでもっともらしく述べましたが最大の理由は今回の私の趣味&実験枠です。。すみません。。w
対戦相手に驚いてもらえるとよいな。。って(てへ
③レジェンド魔法「天使の施し」の採用
レジェンド魔法については墓地肥やししつつ手札の整理ができる「天使の施し」を魚族デッキではずっと使っております。
個人的に現状一番相性のいいレジェンド魔法です。
④レジェンド罠「強制脱出装置」の採用
レジェンド罠は「強制脱出装置」を採用しています。
理由としては魚族デッキでは超高打点及び破壊耐性持ちのモンスターを処理することがなかなかできません
出てきたら基本自分のライフが0にならないよう注意しながらモンスターを無視してダイレクトアタックを決めにいきます。
その為、高打点破壊耐性持ちモンスターや強力な効果を持ったモンスターを処理するための手段として採用しています。
また、私が攻撃反応罠に対して発動する前に破壊されまくったトラウマから基本的に攻撃反応罠をあまりデッキにいれません。。
また強制脱出装置は相手の魔法カードの発動を条件にしても発動できるため
【ラヴ】のダイレクトアタックを可能にする魔法カードを使われた後に
そのモンスターを戻すのが最高に気持ちよかったりもします。
⑤召喚・特殊召喚反応罠3種採用
というわけで今回のデッキには召喚・特殊召喚に反応する罠を3種合計7枚投入していますので相手への妨害はばっちりです。
さらに今までは意味をなしていなかった「フィッシャーチャージ」発動後の相手ターンに1枚ドローする効果も「シャイニーシェイディー」とのかみ合いがめちゃくちゃよく手札を全部使いきる全力展開をし手札が0の状態でも
相手ターン「フィッシャーチャージ」の発動から「シャイニーシェイディー」発動に繋げられ3妨害行えます。
手札を0にして相手にターンを渡すことで「シャイニーシェイディー」は発動できないと思わせることも可能ですしやはり不意打ちが得意なデッキですw
個人的には今まで「フィッシャーチャージ」と「強制脱出装置」しか召喚・特殊召喚反応罠がなかったための「フィッシャーチャージ」発動タイミングのデュエル中での見極めが最重要ポイントであり相手の手札枚数、フィールドの状況、プレイングを見極めて一番嫌なタイミングで発動するというまさに針に糸を通すような。。言ってしまえばまさに居合の感覚で全神経を研ぎ澄ませていましたので「シャイニーシェイディー」の登場で各段に妨害が扱いやすくなりました。
「シャイニーシェイディー」は自分の効果モンスターもうらにできるのでダメージ軽減の役割も果たせますしねw
抜群のタイミングで「フィッシャーチャージ」を使えた時は脳汁止まらねぇぜぇ。
⑥「シャイニーシェイディー」による相手へのダメージ量増加
さらに「シャイニーシェイディー」が魚にとって相性のいい点は相手のモンスターを裏側にできることです。
魚には貫通能力を持った「漆黒波導刀鬼丸クニツナ」がいますので
裏にしたモンスターを「漆黒波導刀鬼丸クニツナ」で攻撃することで
大ダメージを与えつつその横に「暗黒波導砲ニュートロン・マグロム」がいれば貫通&直接攻撃でゲームエンドという流れも容易につくりだせました。
⑦魚の強み、直接攻撃
改めて魚の強みである直接攻撃についても解説します。
直接攻撃が強い理由
①相手の盤面に高打点モンスターがいても確実にライフが取れる
そしてなにより
②「フィールドの〇〇族モンスターが攻撃されたとき」等モンスターが攻撃されたときに発動する強力な罠をかいくぐれる
この2点です。
さらに魚は下記3枚によりその直接攻撃の数値も馬鹿にならない数値ができます。フィールドに「漆黒波導刀鬼丸クニツナ」もしくは「鬼丸クニツナ」が並んでいるとさらに効果破壊もされない直接攻撃が繰り出せます。
⑧フィッシャーチャージの発動タイミング
そして魚最大の武器であり妨害であるフィッシャーチャージの発動タイミング。。。
これについてを私は魚を使いながら延々と研究してきました、
まさに居合の達人をめざすかのように!
今回序盤に環境考察を入れたのもそれが理由です。
いくら「シャイニーシェイディー」が追加されて比較的雑に「フィッシャーチャージ」を発動できるようになったとはいえ基本は「フィッシャーチャージ」で動きを止めるをメインにしながらにはなります。
今回考察した各デッキのフィッシャーチャージ発動タイミングをすべて記載しようかともおもったのですが。。
そこは魚を使う上で自分で模索するのが楽しみの一つでもあるので是非ご自身で研究してみてください!w
もしイベント等でお会いする機会があれば「このデッキに対してはどういう時がいいですか」等気軽にきいていただければアドバイスします!
⑧今回の構築を守りのデッキと呼ぶ理由&攻めの構築
それはまさに妨害系のカードを多く採用しているからにほかなりません。
ただこの妨害系を厚くし守りの構築にしたのは
【セレブ】【ユグドラゴ】【磁石の戦士】のように1ターンでフュージョンモンスターを複数並べるデッキの増加による高速化を抑え自分のペースを掴むための構築だったからです。
なにより新弾発売直後の唐突な自分自身のわからん〇しされるリスク軽減のためでもあります。
念のためかんまく杯時の個人成績がこちら
やはり守りに特化したため後攻のときのライフの取られ方がえぐいです。
今後の動向を見ながらまだまだバランス調整が必要な証拠です。
かんまく杯以前のデッキを必然的に攻めのデッキと呼んでいますのでそちらも参考までに公開します。
それがこちら
レジェンドカードに「スナイプストーカー」
墓地肥やしと「スナイプストーカー」の補助に「レジェンド・マジシャン」と「レジェンド・ストライク」を採用しています。
こちらは基本的に「波涛融合」以外の手札のカードを「スナイプストーカー」の効果でサイコロに変換し爆速で墓地をためつつ相手フィールドを破壊
魚のフュージョン体で速攻でゲームエンドに持ち込む構築となっています。
今回のかんまく杯でこの構築を使わなかった理由は「サンセット・リバース」警戒の為になります。
大型大会ではまだまだ「サンセット・リバース」の採用率が高いと判断し
構築を守りによせました。直前にチームメンバーのぼぼちさんの爬虫類と対戦して三ターン連続「サンセット・リバース」を食らって心が折れたことは内緒だよ。。。
魚はね!涙の数だけつよくなるのさ!
背中の傷は戦士の恥かもしれねぇが!!
漁師の傷は荒波越えたベテランの誇りよぉぉぉ!!
最後に
というわけで雑で見にくく申し訳ないのですが魚族デッキの解説となりました。
意外と構築の幅の広さ、戦術の幅の広さのある魚デッキです。
是非使って対戦して負けても構築を見直し立派な漁師になってください!!
使うとめちゃくちゃ楽しいですから!!!
それでは最後に告知だけ行わせてください。
今週末2024年4月20日(土)
桃太郎王国 草加バイパス店様にて私が主催させていただく
インストラクターイベントを行います。
お時間のある方是非お越しください!
お声かけいただければ魚デッキのレクチャーもおこなわせていただきますよw
もちろんお好きなデッキで楽しく遊びましょう!
それでは当日お会いできることを楽しみにしております!
ご覧いただきありがとうございました!
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