理にかなってることを積み上げる
私は中学高校時代野球部でした。
野球部ではそれなりに一生懸命がんばり、甲子園とか行けなかったけど、いわゆる『青春』というものを謳歌しました。
スポーツの世界は特に才能が目に見える形で突きつけられます。
私はピッチャーをやりたかったのですが、当時の監督がある一定の身長(175とか180か忘れましたが)ないとやらせない信条で、私はピッチャーをチャレンジすることができませんでした。
当時はその監督になんの疑問も持たなかったし、他でがんばるしかないか、てキャッチャーとか外野にチャレンジしました。
ここで私はその監督の信条の是非を問いたいわけじゃないです。
なんのマイナス感情もなく、野球に未練もないです。
練習や試合をやると、スポーツ、てわかりやすくすごさが見えちゃいます。
自分ではあんなに飛ばせないぞ、うまくさばけないぞ、それを軽々やってる奴がいる、と。
私はずっと、自分なんか比べ物にもならないとんでもない運動神経とセンスの持ち主、恵まれた体格の持ち主がプロに行くんだと思っていました。
そして、大人になって特に最近、元プロ野球選手がユーチューブをやるようになって、私も観るようになりました。
テレビの中でしか観たこともない人が、なんかキャラ違うな、とか新鮮なのがおもしろくて。
(広島の前田、中日の川上、勝負師でイカツイなと思ってたのがめっちゃオモロいおっさんやん、みたいな)
ユーチューブでは、どんなことを考えて野球をしてたかが語られます。
技術的なことをその道のトップオブトップの方たちが話すと、私はあることに気付きました。
それは、『この人たちは理にかなっていることを練習で積み上げ続けた人たちなんだ』ということです。
学生時代から思っていた、運動神経とセンスの塊みたいな人間が才能だけでプロに行って、そのまま活躍できる訳ないと。
投げ方1つでも全て理で説明してました。
足を上げて腰から前に始動するのか足先からか、その時股関節の可動域の違い、太もも筋肉を捻り内転させてから反動で外転させた方が最大瞬発力が上がるのか、足幅をどれくらいにした方が力が伝わりやすいか、下半身と上半身の連動性の重要性…
それらをトップオブトップの方たちは語ります。
私はそんなこと考えて野球をやっていませんでした。
ただ街の本屋で売ってる野球本を親に買ってもらい、鵜呑みにして素振りしたり、こうか?みたいに真似事をしてただけです。
自分の頭で試行錯誤なんてやっていませんでした。
決して『運動神経だけはあります、脳筋でオッケーで〜す』みたいな人が野球道を極めることなんてできないと思いました。
野球人でさえ、ひたすら考えて努力して、人体学、物理学的にも理にかなってることを積み上げ続けて成功してる、と。
……FXで成功したいと思うならどんなことをしないといけないんだろう?と自問自答しました。
少なくとも、年齢的肉体的引退がない世界、頭で勝負をする世界にいるのだから、自分も理にかなった行動をすべきだと。積み上げるべきだと。
洒落たカフェで格好つけてコーヒー片手に足組んで聖杯探しなんかしたところで先はないぞと。
ここでエントリーすることの根拠は、優位性は、利確損切りはどこに置く、その根拠は、そこからこう動いたときどうする、エントリーは分割にしないのか、決済は分割にしないのか、その理由は、経済指標発表まで後何分だ、荒波に飲まれないために離脱するか、居続けるか、その根拠は……
ずっと自分で考え続けないと、練習しないとうまくならない、と思いました。
だから精進します。
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