それで勝てます?マルチタイムフレーム(MTF)分析②
↑の続きです。
今の私なりの結論です。
①『長期足の方が短期足より強い』について
正直言って、長期足が強いかはわかってない状態です。
それは、機関投資家等の大口が4時間足とか日足の大事なレートを意識して資金を投入してるのかがわからないからです。
もし上位足と言われる4時間足や日足の大事なレートで『勝率70%レベル』で反発とかするなら、そこに資金を集中投資すればいいだけです。2パーセントルールとか撤廃して。
今の私では、どこまでいっても結局短期足からトレンドは変わる、足に強いも弱いもないんじゃない?自分がエントリーしてから上がるか下がるかタイミングが重要であって、長期の足が強いかどうかを結論付ける必要はない、と思ってます。
むしろ、エントリーしてからどうなっても良いような複数シナリオを作ったり、シナリオに沿った対応がきちんとできるかの方がよっぽど重要かと。
ただし、かなりの人が日足や週足で何度も反発されてるネックラインはまた反発があるかもしれない、と警戒している場所であることは知識として頭に入れておきます。
自分が信じるかどうかは別として、機関投資家や大衆がその知識を持っている、という知識を持つことで何か対応が取れるんじゃないかな、と思っているからです。
②『トレードするにしても日足に逆らっちゃダメ』について
トレードしようとする際に、今日の日足が陽線か陰線かの色に従うのは間違っていると思います。
それは、日足の色が深夜0時まで陰線(青色)だったのに、0時越えてから急に反発して陰線がヒゲになり、朝方までに陽線(赤色)に変わったとか普通にあるからです。
こういった場合、日本人が仕事終わってデイトレードで日足の色に素直に従って寝たら負けることになります。
私の今の結論は、スイングでエントリーしようとする際に、日足が波打っているトレンドに従うことは必要、その意味で日足に逆らっちゃダメ、という限定的場面では言えます。
でも短い時間足では日足なんて関係ない。
図でいうとこういうことです↓
ちょっと前までの日足は、緑矢印のように明らかに下落トレンドを形成してきました。
白矢印辺りでスイングしようと思ったら、当たり前ですが日足の下落トレンドに従ってショートで入るのが良いと思います。
日足に逆らってロングしたスイングトレードは、この時期やばかったと思います。
でも、リアルタイムで5分足のスキャルピングでエントリーしようと思った位置が『ココ↗』の紫点だったとします。
そこは日足の下落トレンド中でも反発的な動きの日なので、上に行きやすいのではないでしょうか。
そこで日足に逆らうな、て言えますか?
ポイントは、今だからです。
自分がエントリーしようとする今から、上がるのか下がるのかそれが収支を決定するんだ、まして1時間程度でどうなんだ、朝起きて日足がどうなったかなんてどうでもいいんだ、今から1時間後どうなんだ、今から。
てことです。
点の位置でエントリーから決済までするのか、エントリーから決済まで線を引く程の時間を見てるのか、その違いを自分自身に問うて考える必要があると思います。
③『長い時間足から複数の時間足を分析して方向性を定める』について
②の考え方にダブりますが、トレードする時間足で上位足の捉え方も変わると思います。
私は、2つ上の上位足までで考えています。
2つ先とは何か。
個人的にはローソク足の時間軸を、
の8種類として認識しています。
FX会社によっては、5秒足4分足10分足2時間足……いろいろありますが私は↑の8種類以外まず見ません。
8種類の内2つ先とは、1分足でスキャルピングしようとするなら、15分足を最上位足とする、という意味です。
それ以上の足、まして日足なんて見ない。(見てもいいけど気にしない。)
1時間足でデイトレード以上のポジションなら日足を最上位足と考えるということになります。
そして、考えるときも、②で説明したようにローソク足の色ではなく、その時々の最上位足が形成されているトレンドで考える、ということです。
1分足スキャルピングの場合、15分足の現在の色ではなく、15分足が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、レンジなのかという状況を見ます↓
15分足ではどう見ても黄色縦線14時までを境として下落トレンドから上昇トレンドに変わっています。
1分足でエントリータイミングを計ろうと思ったら、14時まではショートを考えて14時からはロングを考えるのが良かった場面、と考えます。
(ちなみに、14時以降も日足の色は陰線が続いてました。日足の色で考えたら負けてたことになります。)
そして、例えば14時以降実際に1分足でタイミングを取ろうと思ったら、
5分足も見て↓
どの辺がロングの損切りになるか考える、という感じです。
この場合、時間が経つにつれて損切りラインを上に移動させます。
人それぞれですが、私はリスクリワードを良くするためにもなるべく近いところに勝手に損切りを想定します。
右端のグイーン!て上に伸びている近くでロングを持った場合、損切り位置は直近の短い白線にします。
間違っても131.800円付近の長い白線ラインに損切りなど置きません。
その位置の損切りは、16:00くらいにロングを持った時だけです。
なんのために時間経過で損切りラインを上に移動させたかわからないからです。
2個上の時間足まででトレード考える、てこんな感じです。
もちろん、時間足を長くして1時間足のデイトレードなら、普通に2つ上の日足のトレンド状況を見ます。
2つ上の時間足としたことに理由は特にありません。
経験上の話です。
ご自分で1つ上の時間足だけで十分やん、と思えばそれを極めてください。
また、見る時間足は一つだけで十分、チャートの波を感じたら良い、という方も、それを極めてください。
私のマルチタイムフレーム分析とはこの程度の理解と接し方です。
ちなみに正しいかもわかりません。
この程度なので今まで個別記事を書こうと思いませんでした。
2部構成にしてもったいぶって拍子抜けしたらすいません。
まとめ
①『長期足の方が短期足より強い』について
・結論はついてない。わからない。
②『トレードするにしても日足に逆らっちゃダメ』について
・スイングでエントリーしようとする際に、日足が波打っているトレンドに従うことは必要、その意味で日足に逆らっちゃダメ。
・短い時間足で日足なんて関係ない。
③『長い時間足から複数の時間足を分析して方向性を定める』について
・自分がトレードしようとする2つ上の時間足のトレンドを見れば十分。
・5分足15分足に週足からの環境認識なんて関係ない。
・午前9時のデイトレと午後9時のデイトレの場合、日足は確定してないのだから日足のトレンドを見て考えることは同じのはず。それを別のこと考えるなら、日足で環境認識しているつもりで、実は足の色や雰囲気、4時間足等に思考を拘束されているだけ。
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