AI新時代の到来と今後のFX

最近ChatGPTとかすごいものが出てきたり、AIの発達が凄まじい新時代になりつつあります。

仰々しいタイトルになってますが、要はAIが発達して大口の『人間』トレーダー等いなくなった後、FXという戦場と個人トレーダーの関係は今後どうなっていくのか、ということについて個人的な感想を書きます。

(ちなみに、株でもそんなに変わんないんじゃね、と思ってます。)

まず、チャートを動かす存在がいる、という前提で話を進めていきます。
FXのローソク足の動きが個人トレーダーの注文で形作られているとは到底考えてないし、常に動かされているわけでもないと思いますが、動かす存在がいないと先に進まないので。

AIアルゴリズムがチャートを動かせた場合、おそらく人間がこう動くだろう、ということも全てお見通し状態だと思います。

つまり、プロスペクト理論、サンクコスト理論、ギャンブラーの誤謬、バンドワゴン効果、認知的不協和理論、大衆心理……ありとあらゆる心理学的理論や人間の行動原理などAIアルゴリズムには組み込まれてあり、トレーダーが損をするように仕向けること等簡単にできるはずです。

そうです。
簡単に』大衆を負けさせることなどできるはずです。

その先AIが取るであろう動きは、
・企業の利益の最大化を目指す
ことと
・利益の持続可能性のバランスを取る
ことです。

大衆を負けさせることなんて簡単にできるが、大衆を徹底的にいじめ抜いて、完膚なきまでに叩きのめしたところで、利益を吸い上げる量は一時期最大化できるかもしれませんが、絶対に勝てないと悟った大衆がFXや株から離れていってしまうとその先がありません。

そうならないためにどうするか。
一時期の利益の最大値より低くはなっても、時間的持続性を掛けて、将来に渡って大衆から広く浅く金を搾り取るようにするはずです。
要は100利益×10年より、30利益×50年の方が利益が最大化できるということです。

つまり、真綿で首を絞めるように、勝てそうなんだけど勝てない、という状況をずっと続けさせて、終わってみるとほぼ大衆はみんな負けてた、という結果が企業にとってもベストなはずです。

私が経営者でAIを運用するならそうします。

結論として、これからAIが発達しても、FXは似たようなチャートを描きながら続いていくんじゃないかな、と思います。
(世界統一通貨とかできたら終わるでしょうけど)

だって、過去のチャートを勉強することに意味をなさないようなチャートの形状に変えて新時代を創るより、これまで通りきちんと波を描いているようにしてマジメに勉強した人間が少しずつ損をするようなチャートの方が大衆が続けてくれるからです。

ちなみに、将来起こるような書き方をしてきましたが、すでに起こっている状況の中に私たちは存在しているのかもしれませんね。

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