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卒業文集vol.5「アイドルマスターシンデレラガールズ アニメを語る」について

原稿6日目、こんにちはTakashiです。今日もよろしくお願いします。前書きカットです。

さて、今回からは卒業文集vol.4と同時進行で進めているvol.5「アイドルマスターシンデレラガールズ アニメを語る」の制作背景について少し語ろうと思います。よろしければしばしお付き合いください。

①出逢いと衝撃
②プロデューサーになって
③年月を経て

この記事では①を取り上げます。

①出逢いと衝撃
私がこの「アニメ アイドルマスターシンデレラガールズ」と出逢ったのは、この作品の監督である高雄統子さんのファンであったからです。

高雄統子さんは京都アニメーション(以下京アニ)出身のアニメーター・演出家です。代表作には「CLANNAD」「涼宮ハルヒの憂鬱」「k-on!」また、フリーになってからは「アイドルマスター」のシリーズ演出も務めています。

高雄さんの京アニ時代、その画面設計や陰影、カッティング、絵コンテなど、優秀な演出家たちの多い同社の中でも「何か違う」「全然違う…!」と食い入るようにいつも映像を観てました。

詳細は別の機会に書くとして、京アニを退社された後何をしているのか調べて追いかけてみると、そこにあったのが、A1picturesで製作されていた「THE IDOLM@STER」(以下アニマス)のシリーズ演出でした。

通称アイマスといわれるコンテンツのアニメーションに、「シリーズ演出」として携わっていたことが衝撃でした。

なぜ衝撃だったのかというと、1人の高雄ファンとして京アニではそういう役職もらえないだろうなぁと予感していたからです。いずれその辺りの比較も書いていきたいと思います。

高雄の演出の特徴は、「人間原理に基づいて人間ドラマをアニメーション世界の中で描いていく」です。

アイドルマスターって何だ?
アイドルって何だ?

そのような問をアニマスは第一話から問いかけてきます。

これも衝撃でした。

いわゆる哲学思考を隠喩ではなく、明示するTVシリーズのアニメーションは稀有なものです。

高雄さんはアニマスをシリーズ演出で成し遂げた後に、同シリーズのシンデレラガールズでは監督に抜擢されました。

「聖☆お兄さん」で監督経験はしていたものの、ある意味では本格的な監督デビュー作品です。

高雄さんのもつ価値観・世界観が存分に表現される…それがアイマスという場で描かれる…

至極個人的には最大限の興奮をもって迎え入れたのでした。

これらに派生してくる問題やその解決などは追って書いていきたいと思います。

次回は②について見えてくる視点について取り上げたいと思います。

ご拝読いただきありがとうございました。

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