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一度転校する事は子供にプラスになる 短期移住を決めた一番の理由

ニセコに短期移住をすることを考えた時、子供にとっての一番のメリットは転校を経験できる、という事でした。
私は数回転校を経験しており、主人も1度転校を経験しています。子供にとっての転校はまさに天変地異。大人なら富士山のてっぺんに首都移転するくらいの衝撃だと思います。息子は通っていた小学校で何のトラブルも抱えておらず、いわゆる普通の子でした。特に環境を変えなければいけない差し迫った必要性はありませんでした。

「そこしか知らないは」リスクでしかない

息子の通う小学校はいわゆる都市型小学校。1階に保育園と幼稚園。地下にプール。2階~3階は小学校。4階は支援学校。
息子は1歳からその保育園に入園。生粋のビル育ちでした。同じクラスには1歳からの幼馴染が10名ほど。何不自由ない人間関係で幼馴染に囲まれて生活していました。
息子が小学校2年生の終わり頃からコロナで色々な規制が始まりました。体験学習系が全て実施されていない状況。海外はまだしばらく現実的ではなさそう。
日常生活に変化を生みたくても生みようのない毎日。一旦コロナが身近で流行すれば東京は狭い家屋で引きこもり生活です。この生活に危機感を持っていた私達には、ニセコに転校する経験は例え友達が一人も出来なくても子供にとって大きな財産になると確信していました。

「普通」なんて場所によって違う


子供は目の前で起きている出来事を「普通」、当たり前だと捉えていると思います。でも、普通なんて場所によって違いますし、転校したら自分で周りを観察して、周りの普通に自分を合わせる必要があります。
苦労はすると思いますが、当たり前が通用しない環境、周りを注意深く観察する経験、どちらも人生に取ってプラスになると思いました。

今いる環境に疑問を持つ

ずっとビルの中で育っている息子。違う場所を見る事で、彼が今いる環境を見る力も育つと思いました。
息子の学校は7割が中学受験。受験する子は2年生ごろから塾通いです。息子も当たり前のように塾に通っていましたが、そんな世界ばかりでない事を見せたかったという狙いもあります。

もう一つの帰る場所ができる

短期移住なのでそこまで期待しているわけではありませんが、北海道に自分と所縁のある場所が出来るのです。場所というのは私は友達のように感じていて、ゆかりのある場所=自分の味方と捉えています。子供にとってゆかりのある場所を作ってあげるのは良い事かなと捉えました。

留学か国内移住か

コロナでなければ海外に中長期で行ってみたいと思っていましたがそれがコロナで叶いませんでした。留学に行けなくて残念だったなあと漠然と思っていましたが、留学がダメでも国内でも異世界体験はできるぞ!と思い立ち、ニセコへの短期移住となりました。
留学には行っていないので比較はできませんが、あれできない、コレできない、だから何もしないではなく、国内移住で得た経験を増やせばいいと考えてました。

私も経験しましたが、転校はとても不安です。親子共に上手く行く保証なんてどこにもありません。なのでここは魔法の言葉。

大丈夫、私たちは運がいいから絶対良い経験になるよ!


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