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素材造形1 スタイロフォーム加工2

今回は前回学んだ加工技術を活かして飛翔体製作の練習をしていく。

魚を製作する

なぜ魚?

今回はこんな感じの魚を製作していこうと思う。なぜ魚にしたか?それは飛翔体を作る際1番気をつけるべきなのは空気抵抗だと考えたからだ。
魚の形状は水中をより速く移動するために水の抵抗が少ない形、流線型になっている。今回はその流れるような魚の造形をスタイロフォームで再現しようと思う。


まずは大雑把に型取り

正面から
上から
横から

最初はこのようにスタイロフォーム専用のカッターで大雑把に形を切り出す。この時だいぶ大きめにカットするのがポイント。これから沢山削って小さくなるので。更にこの時左右のズレをしっかり把握しておくのがポイントだ。

この画像のように左は右に比べて膨れているので左側は沢山削る必要がある。逆に右側は削り過ぎには注意だ。このように左右のズレをしっかり360度、製作物を観察して把握しておく。

荒めのヤスリで削る。

正面から
尾びれ付近
横から

このようにかなり魚に近づいた。またここで製作物を観察。特に1枚目の底の方はまだまだ左右差がある。

左の形に合うように右の凸を削っていく。更に細かいヤスリで表面を滑らかに。

細かいディテールにこだわる

大体の形が出来上がってきたので次はヒレの形にこだわろうと思う。

加工前
加工前


このようにまだ図太く、体と一体化してしまっている。抵抗のない流れるような体から切り立ったヒレを造形したい。

理想図 正面から
理想図 横から


加工後

横から

かなりいい感じ‼︎ 左右のバランスを考慮しながら更に鋭利に…

横から
正面から

素晴らしくいい‼︎ かなりいい感じ‼︎ 体から切り立つ感じが表現できている。

完成品

上から
ヒレ
正面から
横から

まとめ

今回の製作はまずとても楽しかった。夢中になって魚の形を造形している時、子供の頃に夢中になって粘土で遊んでいた時の楽しさを思い出した。
今回の製作、これからの飛翔体づくりにも繋がってくるが造形で一番大切なのはとにかく製作物を観察することだと感じた。どこをどのくらい削るべきなのか、どんなカーブを描きたいのかしっかりと観察しイメージすることが大事だ。
今回の完成品も完璧ではなく少し左右で厚みが違う部分が出てきてしまった。飛翔体は左右の少しのズレが大きな軌道のずれに繋がってしまうと思うので、今回の製作体験を活かしザ・カタパルトの飛翔体はもっと精度よく製作しようと思う。


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