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素材造形1 ダンボール第二回

今回の課題

今回の課題は150mmの立方体に内接する踏み台を作ること。技法などの説明は最小限でとにかく試行錯誤して踏み台を作る‼︎

まず初めに150mmの大きさを知るために150mmの板を切り出してみることにした。

その小ささにびっくり‼︎とりあえず構想を立てておおまかに紙にメモしてみる。

足に接する面は大きい方が乗りやすいと考え150mmの正方形をそのまま使うことに。その下の構造について考えることにした。

写真の通り一枚のダンボールでは重さを集中して受けすぎてしまうと思い2枚組で支え、ダンボールが長すぎると左右に揺れた時に折れてしまうと考えたので二段構成で製作することに。それらの設置面にマスキングテープなどを使用したくないと考えていたため(ダンボールのみで製作した方が見栄えがいいと思ったから、また強度の面でも頼りないなと感じていたから)接し合うダンボール同士に5mmの切れ込みを入れてはめ込むことにした。

ダンボールから切り出すパーツを描くとこんな感じ。当初は5mmの切れ込みの深さは1cm程度にしようと考えていたのだが、深さをもっと出してダンボール同士を組んだほうが強度が上がるのではと考えた。

そこで切れ込みの深さをダンボールの高さのちょうど半分にすることにした。

これがとてもいい案だったと我ながらに思う。これのメリットは左右の揺れにとても強いこと。さらに地面との設置面が2本足から4本足になり圧力をより分散してくれることだ。

4本足案が閃いた私はさらに足を増やせばもっと安定するのでは?と考えた

2本、4本、6本、8本、と完成品の接地面を簡単に図式化してみた。かなり設計のおおまかな指針が見えてきたのでここからは実際にモデルを作ってみることに。

とりあえず6本足から製作しようと考えた。8本足は切れ込みを斜めに入れなければいけないので中芯のあるダンボールでそれを作るのは難しいと考え一旦おいておくことに。とりあえず予備も含めて8個のパーツを製作した。

組み上げてみるとこんな感じ。なかなかに良いできである。乗ってみることに。

乗ることができた‼︎ 乗った直後の土台の様子である。特に大きなダメージはなく少し上の方が潰れているだけだった。かなり嬉しい。

次は先生からの助言もありパーツを減らして4本足で試してみることに。

2個パーツを減らしただけで急に頼りなくなってしまった。行けるのかこれ?

結果行けなかった。ぐちゃっと潰れてしまった。しかしここで気づいたことが…

どこから崩壊してしまったのか潰れた土台を観察していると、丸の部分から左右に板がずれてしまっている。つまり弱点は接合している部分で、崩壊はそこに大きな負荷がかかって左右に板がずれてしまって起こるとわかった。

これらの結果から次の土台作りのヒントが得られた。まとめると

・足は作りやすさも考慮し耐久性に申し分ない6本足で製作する。
・接合している箇所がずれないように、より精密にパーツを切り出し組み上げる。

これらを踏まえて本製作することに。とにかく精度良くパーツを切り出すことに重点を置いた。

ずれが生まれないようしっかり切れ込みの位置を計算。しっかり図面を引いた。

切り出したものを横から見た図。寸分の狂いもなく切り出した。気持ちいい

切れ込みを入れたもの。図面通りに精度良く切り出せた。

完成品 ビタっと全てのパーツが組み上がり達成感が半端ない。組んでいる時が1番楽しかった。乗ってみると…

もちろん乗っても壊れない‼︎ 何なら二人ぐらい乗れそうな気もしてくるぐらいだ…


更に高さは乗る面の厚みを合わせてしっかり150mmジャスト。
切れ込みを十分の一mmまで計算した甲斐があった…

まとめ

今回の製作は時間との戦いだった。私は大まかな思考をすべて紙に書き出して性能を比較したが、もっと沢山のモデルを実際に作ることができていれば更に面白い形や意表をついた機構を思いつけたかもしれない。パーツの製作に時間がかかりすぎて、思考を立体に起こすのが遅かった。ザ・カタパルトも時間との戦いになると思うので今のうちから案出しなどしておこうと思う。
しかし前回の少しのカッティングのずれが作品の完成度に大きく響くという反省をふまえ今回はとても精度の良い作品を作ることができたのでこれからも気をつけていきたい。


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