1.各設問の論点など(過去の類似出題)小問1・・・領域紛争、ウティ・ポシデティス原則(R3②) 小問2・・・選択条項受諾宣言(R1①) 小問3・・・条約の留保 小問4・・・条約の運用停止(H30①、R4②) 小問5・・・武力不行使原則、自衛権(H26①) 2.考えられる別解など小問2・・・「本質上自国の国内管轄内にあると判断される事項」について、領域紛争をどうやって国内管轄事項とするか。(答案例では、A国が判断すればそれでよいという立場だが、客観的に国内管轄問題とする議論が
評価56,95点(7/38位) 第1問 1 小問1前段 (1) A国の軍事作戦は、「武力の行使」(国連憲章2条4項)にあたり、国連憲章および慣習法の武力不行使原則に違反し、違法となりうる。 これについて、A国は、軍事作戦が個別的自衛権の行使として51条により正当化されると主張することが考えられる。 (2) 個別的自衛権として正当化されるためには、①自国に対する武力攻撃の存在、②それに対する対処として武力行使以外の方法がない