⭐︎ボランティア

思い出(NTT東日本むつ支店長時代)の新聞投稿記事(1999/8/4)
☆ボランティア
 私は今、51歳ですが、40代あたりから何かボランティアに携わりたいと思うようになりました。わが社では「企業も社会の一員である」というスローガンのもと、「良き企業市民」を目指して社会貢献活動に取り組んでいます。地域と一体となって、ともに感動、成長しながらより良い未来を創造することが狙いです。
 「電話お願い手帳」は、耳や言葉の不自由な方が外出先で近くの人に電話や用件をお願いするもので、地域の高齢者や聴覚障害者の方々に配布し、広くご利用いただいています。NTTが開発した聴覚障害者用ステレオヘッドホンを活用し、ライブコンサートを楽しんでいただける「ライブホン『ときめき』」コンサートも開催しています。
 私は昨年4月、むつ市に転勤になり、現在むつロータリークラブに所属し、釜臥山清掃登山や脇野沢村海水浴場の清掃などの活動に参加しています。6月21日に行われた釜臥山清掃登山には、約400人の市民の皆さんに参加していただき、ボランティアの輪が広がっていることを強く感じました。
 素晴らしいボランティア活動をしている個人や団体がたくさんあります。ロータリークラブもその一つだと思います。ロータリークラブが誕生したのは、1905年の経済恐慌で人心の荒れすさんでいたアメリカです。それから長い歴史を刻み、21世紀に活動を広げるために変革を求められています。今年のテーマは、「私達のクラブ、地域社会、私達の世界で、意識を喚起しー進んで行動を」です。他のボランティア活動をしている個人や団体にも通じるテーマだと思います。
 今年の4月から介護保険制度がスタートしました。私の妻は現在、老人保健施設で働いています。最初は看護師の資格を生かして就職しました。配属された職場が、主に巡回看護を行っていることから、昨年ケアマネージャーの資格を取得しました。
 私の母は80歳で、少し耳が遠くなりましたが元気です。妻が仕事をしている老人保健施設のデイサービスに週2回通っています。長男は保育士になりたいとうい夢を持っています。自分自身も50代に入り、老後のことを考える時期を迎えました。家族で介護・福祉関係で、息の長いボランティア活動をしたいと思います。そのため、ホームヘルパーの資格取得にチャレンジするつもりです。

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