「今でしょ!」先生の魅力

東進ハイスクールの現代文講師・林修氏の「いつやるか? 今でしょ!」の言葉は日本中でブームになっており、今年の流行語大賞候補に挙がっています。
林氏の魅力は一体どんな所にあるのか様々な角度から検証していきたいと思います。

①秀才であること
林氏の学歴は東大法学部卒で文系の超エリートです。
少年時代からその片鱗は見え、小学校の時に歴史書を読みあさり、第56代清和天皇から今の自分に至るまでの膨大な家系図を3年かけて作成しました。
中高でも成績はトップクラスで、東大には合格発表も見る必要もないほど余裕で合格しています。
本の虫で、図書館にある本を全て読破したことがあるらしいです。
知識量は群を抜いており、ウンチクを語らせたら右に出る者はいません。

②挫折を知っていること
東大卒業後は、日本長期信用銀行に入行しますが、この銀行に未来はないと感じ半年ほどであっさり退職しています(実際に98年に破綻)。
その後、競馬、株、FXなどにはまり、1000万以上の借金を作りました。
著書『いつやるか? 今でしょ!』の中で、「どのように負けるか、さらには負けからいかに学ぶかも大切になるのです。」と語っています。

③言葉に説得力があること
「いつやるか? 今でしょ!」

「1つ得意な事があれば、後は全て負けで良い。」

「自分が勝てるレースで勝負しなさい。」

「何をやっても上手くいかない」、「人生失敗続きだ」とネガティブな気持ちになった時に、これらの言葉は強く心に響いてきます。
波乱万丈の人生を送ってきてそれを糧にしてきた林氏だからこそ説得力がありますね。

④ユーモアがあること
林氏は大のウンチク好きで、周囲の人に「ウザい!」と思われることが多いそうです。
それをユーモアに変えて笑える自虐エピソードにしてしまうセンスはタレント顔負けだと思います。
また、結構な毒舌家であるが軽妙洒落で面白く、東進ハイスクールの掲示板で『林修の毒舌語録』というスレッドが立っているほどです。

「今でしょ!」ブームはまだ続くと思いますが、今後どんな言葉が飛び出すのか目が離せないですね!

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