♪TSUKEMEN LIVE 2015.9.30 IN 札幌コンサートホールKitara

9月30日に札幌のKitaraで行われたTSUKEMENライブに参加してきました♪
今回で3回目でこれまでよりもオリジナル色の強いライブでした。
2008年に結成以来、オリジナルで勝負したいと思って活動しており、今年4月には念願のフルオリジナルアルバム『Op.1~FRONTIER~』をリリースしています。
そのせいか心の底から音楽を楽しんでいるように思いました。
興味がある方は過去2回のライブ日記も合わせてご覧ください。

♪TSUKEMEN LIVE 2014.1.18 IN 札幌コンサートホールKitara

♪TSUKEMEN LIVE 2014.8.27 IN 札幌コンサートホールKitara

◆第1部
オープニングは『21世紀の斜陽』でした。
ピアノ主要の曲でSUGURUの繊細で美しい音色が響き渡っていました。
時に激しく時に切なく多様な音を奏でるSUGURUのピアノはやっぱり凄いです☆
SUGURUに負けじとTAIRIKU&KENTAの2バイオリンにも火が付きました!

次の『雪原を越えて』はKENTAのオリジナルです。
ツアー中に北海道の雪景色を見て浮かんだメロディーに希望が込められています。
冬にこの曲を聴いてロマンに浸るのも良いかもしれませんね(^^)

『Take five for Elise』はジャズの名曲『Take five for Elise』とクラシックの名曲『エリーゼのために(for Elise)』を合体させたユニークな曲です。
4月23日放送の『徹子の部屋』で披露されており、この曲を聴いた方はいるかもしれません。
間奏中にTAIRIKU&KENTAが観客席に降りて来て目の前で演奏している姿にお客さんの目はドッキドキ💘
前席のお客さんが羨ましかったです。

『COSMOS』、『駆け抜ける情熱』と立て続けに演奏しTAIRIKUのMCへ。

「TSUKEMENは三人それぞれオリジナル曲を作っており、情熱を込めている。
しかし、時に明後日の方向を向いて曲を作ることがある。
それがじこまんスケルッツオです。」

脱力系の曲で、それぞれ自己満で自由に弾くのが特徴です。
途中で三人の生声が披露されていましたが、皆とても良い声をしていました。
特にKENTAのバリトンボイスは超が付くほど素敵でした♪

前半最後の『ASTOR-SATOR』はチョー・タイシン作曲です。
チョー・タイシンはウィーン在住の作曲家&バイオリニストでクラシックの世界ではとても有名な方だそうです。
バイオリン&ピアノの技量がフルに発揮される曲で、三人の表情は真剣そのものでした。
バイオリンの「チカチカチッ」と「ヒュッヒュッ」の音が凄くクセになりました。

第1部が終わり15分の休憩に入りました。

◆第2部
休憩が終わり席に座ったが、時間になっても三人の姿が見当たらない。
一体どこへ・・・。

バイオリンの音がどこからかピュー、2階右側の席にTAIRIKUが。
反対側からバイオリンの音が聞こえ、2階左側の席にKENTAが。
1F真ん中の左扉からはピアニカを持ったSUGURUが登場。

そのままチャルダーシュに突入。
間近で三人を見るとやっぱり精悍でカッコいい✨✨✨

私の席の付近にはTAIRIKUがいましたが、幾度となく優しい笑顔を見せていたのが印象的でした。
恒例の飴玉サービスがあり、貰ったお客さんは凄く喜んでいました。
やっぱりTSUKEMENのファンサービスは定評がありますね。

3人のソロ&デュオのコーナーに入り、まずはKENTA&SUGURUのデュオ。
『愛の喜び』はクライスラー作曲で、結婚式の定番曲としても有名です。
KENTAのバイオリンは柔らかく美しい音色を奏でていました。

続いてTAIRIKU&SUGURUによるデュオでヴィヴァルディ作曲の『「四季」協奏曲第2番ト長調「夏」第3楽章』が披露されました。
TAIRIKUの鋭く切れ味のあるバイオリンテクニックには度肝を抜かれました。

最後はSUGURUの『アルゼンチン舞曲第3番「はぐれ者のガウチョの踊り」』です。
上記の2曲と比べると知名度は低いですが、SUGURUのピアノテクニックは神業と言えるほど冴え渡っていました。
ピアノから煙が出るんじゃないかと思ったほどです。

三人のソロ&デュオをじっくり聴くのは初めてでしたが、それぞれの個性が現われていたのは非常に興味深かったです。
いつかソロでライブをすることがあったら見てみたいですね。

SUGURUのオリジナル『GOEMON★ROCK』、『EL DORADO』と続き、後半に入って6曲もぶっ通しで演奏されました。
後半に入ると戦闘力が格段にアップしたように感じました。

noveletteは轟千尋作曲です。
SUGURUは「noveletteは「私的な」という意味です。生きていればどん底まで落ち込むことがある。布団から出たくない時もある。苦しい想いを抱えながらも、立ち上がれる強さを持っていたい。そんな想いで作られた曲です。」と説明していました。
noveletteは個人的にお気に入りの曲で、苦しい心が浄化されていくような慈しみのある曲だと思っています。
SUGURUの言葉通り、転んでも何度でも起き上がる気持ちは常に持っていたいです。

『クリスマスベル~祈り~』はTAIRIKUのオリジナル曲です。
KENTAはMCで「クリスマスベルは南アフリカにあるサンダーソニアという花で別名をクリスマスベルと言います。
花言葉は祈りを意味しており平和へのメッセージが込められています。
日本では3.11でたくさんの方々が亡くなったり、世界では内戦が起こったりと決して平和とは言えない状況です。
クリスマスのベルのように誰かの心に鳴り響いてほしい。」と説明しています。
昨年のライブでも披露されていますが、聴いているうちに涙が溢れそうになりました。

SAMSARAが終わり、いよいよアンコールに突入。

◆アンコール
アンコール1曲目はAKATSUKI。
夜明けをイメージして作られ明日への希望が込められています。
疾走感のあるナンバーでファンからの人気が非常に高いです。
今までで一番リピートした回数が多い曲です。

AKATSUKI終了後、三人は一同指を合わせスペインへ。
スペインはチック・コリア作曲で、スペインの情熱的な気風が前面に現れた曲です。
三人それぞれ見せ場があり、その度に盛大な拍手が起こるほど盛り上がります。
最後はKENTAのジャンプで締めくくられ、約2時間にわたるライブは幕を閉じました。

◆業務連絡
SUGURUより。
「10月21日に映画音楽を集めた『TSUKEMEN CINEMAS』が発売されます。
13曲収録されていて全て再録音しました。
今の自分達の演奏を聴いてほしい。」とのこと。
どんなアレンジで届けられるか凄く楽しみです。

◆セットリスト

第1部
1.21世紀の斜陽
2.雪原を越えて
3.Take five for Elise
4.COSMOS
5.駆け抜ける情熱
6.じこまんスケルッツオ
7.ASTOR-SATOR

第2部
8.チャルダーシュ
9.愛の喜び(KENTA&SUGURU)
10.「四季」協奏曲第2番ト長調「夏」第3楽章(TAIRIKU&SUGURU)
11.アルゼンチン舞曲第3番「はぐれ者のガウチョの踊り」(SUGURU)
12.GOEMON★ROCK
13.EL DORADO
14.novelette
15.クリスマスベル~祈り~
16.SAMSARA

アンコール
17.AKATSUKI
18.スペイン

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