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東京都民の精神障害者が使える超強いアイテム、「都営交通乗車証」【都営交通乗り放題】

どうも、こんにちは!
半額です。

自分は都内に住んでいて、
東京都の精神障害者保健福祉手帳を
持っています。

東京都は、都内の
精神障害者保健福祉手帳所持者に
「都営交通乗車証」という
超強いアイテムを発行しています。

この記事を読むことで、
「都営交通乗車証」の威力を
知ることができます。


筆者について

  • 発達障害当事者

  • 公的・民間問わず多数の制度や割引を活用している

  • 職業に関する制度や給付を全力で活用して生活している

  • 福祉制度を探ることが趣味と化している

簡単に言えば「都営交通乗り放題」

この都営交通乗車証の効果は、
都営交通のすべてを
無料で利用できることです。

都営地下鉄も、都営バスも、
都電荒川線も、日暮里・舎人ライナーも、
全部です。

なんか、サラッとすごいこと言いましたね。

交通費がかからないことの威力

東京都内は交通が発達しています。
交通機関を利用する機会が多いです。
そんなことは誰でも知っています。

交通機関は運賃がかかります。
これも誰でも知っています。

そんな運賃の概念を破壊するのが
この都営交通乗車証です。

例えば、片道300円の地下鉄区間を
通勤や通学などで
日常的に利用するとしましょう。

1往復で600円です。
週5回、5往復で3000円です。
4週間20往復で12000円です。
かなり大きな金額になります。
これがずっと続きます。

また、休みの日に
ごはんを食べに行く、
買い物に行く、遊びに行く、
といった用途でも使えます。

何回でもずっと使えます。

都営バスも活用すれば、かなり広い範囲に行ける

都営地下鉄は4路線で、
東京都のいろんな路線の中の一部です。
これだけでは少し不自由な気が
しなくもありません。

例えば、都営地下鉄は
渋谷駅や池袋駅につながりません。
(それでも十分強い、強すぎるんだ。)

ですが、都営バスは
都内の山手線内とその北部と東部で
たくさんの路線が走っています。

都内の路線バスの最大手です。

これを活用すると、
かなり多くの場所に
交通費を払わずに行くことができます。

なんということでしょう。

ただ、大人しく他の鉄道路線を使ったほうが
早い場合はそこそこあります。
そこは好みです。

自分はがんばって
都営交通を利用できるルートを探すことに
ワクワクできるので、
都営交通を使い倒します。

精神障害者保健福祉手帳を持っている都民なら誰でももらえる

都営交通乗車証の条件は3つです。

  • 東京都民であること

  • 精神障害者保健福祉手帳を持っていること

  • 他の似たような乗車券を持っていないこと(身体障害者など向けの「都営交通無料乗車券」、70歳以上の人向けの「東京都シルバーパス」)

最後の「他の乗車券を持っている」に該当する場合、
それを使ってください。
重複して取ることはできませんし、
そもそも無意味です。

注目してほしいのは、
この手の福祉制度にありがちな
所得や課税状況などの他の条件がないことです。

手帳さえ持っていれば、等級も問われません。

効果の強さの割には、
お手頃に活用できる制度です。

定期券売り場で申し込めば、すぐもらえる

手続きはとても簡単です。
精神障害者保健福祉手帳を持って、
窓口に行くだけです。

基本的には、都営交通の定期券売り場です。
一応、役所で紙の券を申し込むこともできますが、
全くおすすめしません。

手持ちのPASMOを使いたかったら
PASMOも持っていきます。

IC券(PASMO)、磁気券、紙券の3種類が選べる

都営交通乗車証は3種類の形式が選べます。
交通系ICカードであるPASMO、
昔の磁気定期券のような磁気券、
ただの紙の券の3つです。

申し込み窓口によって、
選択できない形式もあります。

便利なのは圧倒的にPASMOです。
都営地下鉄の自動改札機で
ICカード専用の改札を通れますし、
他社線に直通しても自動で精算してくれます。

また、都営バスも
タッチするだけで利用できます。

普通のIC通勤定期券と同じように使えます。
街中で買い物にも使えます。

唯一のデメリットとしては、
新規にPASMOを発行する場合、
PASMO自体のデポジットの500円がかかります。

ただ、これは
日本の交通系ICカードに共通することです。
都営交通乗車証のせいではありません。

磁気券は、
都営地下鉄内で完結する乗車では
自動改札機を利用できますが、
他社線にまたがる場合は
その分を窓口で精算する必要があります。

都営バスでは運転手に
券面を提示します。

これも普通の磁気定期券と
同じように使えます。

紙券にはメリットがありません。
ただの紙なので自動改札機を使えず、
都営地下鉄は有人改札の利用が必須になります。
制度上残っているだけです。

別の定期券と1枚に合わせることはできない

注意点として、
どの発行形式であっても、
別の通勤定期券などと合体させて
1枚にすることはできません。

都営交通乗車証で1枚、
別の定期券で1枚を用意する必要があります。

もっと面倒な例としては、
他社線-都営地下鉄-他社線、であれば
両脇の他社線区間を別々に買う必要があるため、
合わせて3枚必要です。

自分が昔困った例として、
通勤したい区間が
都営地下鉄とJR線を乗り継ぐ区間でした。

このとき、なんとかして
1枚のPASMOにできないか悩み、
窓口に相談もしましたが、
それはできませんでした。

都営交通にまたがる連絡定期券の
都営交通の部分の運賃を
なくしてもらうこともできません。

どうしても1枚にしたければ、
一般の人と同様に、
全区間を自腹にするしかありません。

モバイルPASMOは使えない

残念ながら、
都営交通乗車証はモバイルPASMOに
対応していません。

おそらく手帳を持っていることの確認が
できないからでしょう。

今のところ、対応する予定もありません。

その他の用途に
モバイルPASMOを使いたかったら、
別々に使い分けることになります。

自分は別々に持っています。
日常的な買い物であったり、
普段他社線を利用するときは
モバイルPASMOを使用しています。
スマホで決済できるのは楽ですからね。

同じ都内の地下鉄でも、東京メトロの路線には使えない

注意点として、東京メトロの路線には
都営交通乗車証は使えません。

これは東京の地下鉄の面倒なところで、
都内の地下鉄は
2つの別の勢力があります。
都営地下鉄と東京メトロです。

これらは運賃系統が別なので、
別々に運賃を払う必要があります。

都営交通乗車証は
あくまで都営交通に有効なもので、
東京メトロに対しては使えません。

早く合併してくれ。

まとめ

  • 都内の精神障害者は都営交通を無料で利用できるよ

  • 都営交通で行けるところはたくさんあるよ

  • PASMOがおすすめだよ

  • 東京メトロには効かないよ

障害者割引を活用して、金銭的負担を減らそう

現実の問題として、
障害者の金銭的事情はよくありません。

しかし、障害者割引を活用することで、
出費を大きく抑えることができる
ジャンルがあります。

500円の有料記事となっていますが、
これを知っているだけで、
ピンポイントで割引を活用できます。

余裕で500円は取り返せる
内容となっていますので、
どうぞよろしくおねがいします。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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