見出し画像

障害者雇用の訓練所や求人サイトの宣伝文句で気をつけたい「生存バイアス」

どうも、こんにちは!
半額です。

障害者が就職をしたいとき、
インターネットで
いろいろ検索します。

「障害者求人」「障害者 就職」
などでしょう。
自分もしました。

すると、いろいろなサイトが
「こんな例があります」
という感じで
成功例を出してきます。

その成功例自体は
本物なのでしょうが、
実態は…

今回のテーマは、
こういった宣伝文句で気をつけたい
「生存バイアス」というものです。

この記事を読むことで、
輝かしい成功例の裏にある
実態を知ることができます。


筆者について

  • 発達障害当事者

  • 公的・民間問わず多数の制度や割引を活用している

  • 職業に関する制度や給付を全力で活用して生活している

  • 福祉制度を探ることが趣味と化している

「生存バイアス」とは

生存バイアスというのは、
何らかの調査を行うときに、
失敗例を見ずに、成功例だけに
目を向けてしまうことです。

例えば、ある定食屋の
評判を調べたい、としましょう。

このときに、その定食屋に行って、
お客さんにアンケートを
したくなりますよね。

「あなたはこのお店が好きですか」と。

そうすると、ほとんどのお客さんが
「このお店が好きです」と答えます。

なぜなら、そのお店が嫌いだったら
そもそもお店に来なくなるからです。

そのお店を選んで来ている人に
このようなアンケートをしても、
偏った意見しか得られません。

この場合、
「成功例」が「定食屋に行っている人」、
「失敗例」が「定食屋に行かない人」
になります。

成功例にしかアンケートをせず、
失敗例は無視されてしまいます。

宣伝のために選ばれた実例を紹介している

求人サイトとしては、
求職者をたくさん集めたいです。
求職者がいないと
人材紹介のビジネスが
成り立たないからです。

まあ当然ですよね。

そのために、宣伝をします。
広告を出す、求職サイトの入口を飾る、
などです。

求人サイトに限らず、世の中の広告には、
「購入者・利用者の声」
といったものを含めることは
少なくありません。

そして、それは
商品やサービスを褒めるものです。
宣伝なので、当然ですね。

紹介される例は「極めてうまくいった例」

宣伝に使う実例は、
当然、成功した例です。

求人サイトであれば、
高い給料の会社に転職できた、
未経験からでも就職できた、
などです。

しかし、これらは
求人サイトが宣伝文句として選んだ
「極めてうまくいった例」です。

その裏にはたくさんの失敗例がある

当然ですが、サービスの利用者全員が
表に宣伝文句として出てくる
輝かしい成功例のように
うまくいっているわけではありません。

求人サイトであれば、
希望する条件を叶えられなかった、
転職・再就職ができなかった、
そもそも求人紹介すら断られた、など
失敗例もたくさんあります。

全員がそんな輝かしい成功例のように
うまくいくのであれば、
世の中に職業で困る人はいません。

登録しても、門前払いになることもあります。
自分もされたことがあります。
「現在は紹介できそうな求人がありません。」
と、メールが送られてきます。

就労移行支援で就職できなかった人を見てきた

自分は、就労移行支援に
2回通ったことがあります。

就労移行支援の宣伝文句は
「障害があっても、訓練をして、
あなたも就職を目指せる!」
といったようなものです。

しかし、実際には
就労移行支援を利用しても
就職できなかった人はいます。

妥協として、
福祉の作業所(就労継続支援)を
選ぶこともあります。

通うことが続けられなかった、
利用期限を超えてしまった、
など、いろいろな理由があります。

自分も1回目の利用は
訓練内容などに疑問を抱き、
通うことを続けられませんでした。

少なくとも、
宣伝文句から連想される
「誰でも訓練で就職できる!」
ではありません。

まとめ

  • 「生存バイアス」は、失敗例を無視して成功例だけ見ることだよ

  • 求人サイトの「実際の例」は「極めてうまく行った例」だよ

  • うまくいかなかった人もたくさんいるよ

障害者割引を活用して、金銭的負担を減らそう

現実の問題として、
障害者の金銭的事情はよくありません。

しかし、障害者割引を活用することで、
出費を大きく抑えることができる
ジャンルがあります。

500円の有料記事となっていますが、
これを知っているだけで、
ピンポイントで割引を活用できます。

余裕で500円は取り返せる
内容となっていますので、
どうぞよろしくおねがいします。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?