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第五十七話 愛はいのちより前にあるから(プライマル/Original Love)

バンドブームで
通ってた私立高校の話をした

お金掛けてる高校
やっぱり就職先もレベル高く
ハイクラスばっかりだった

三年間、フランス料理を学び
どうしてもフレンチの神様の村上さんのところに行きたく
頑張った

神様とは

第11代 総料理長  村上伸夫

この人がいなければ自分は料理に携わってない
幼少の頃、テレビで見た神様の作る
サーロインのシャリアピンステーキというものを
誕生日に食べ感動したのである

こんなにオシャレではなかったかNHKの今日の料理という番組でつくっていた、『決して難しくありません』と神様は連呼してたなぁー

実家が仕出し屋をやっていた(魚屋の兼業)事もあり

敷かれたレールに乗ったのである

私立高校はお金が掛かった
三年間で大学並みの事業料だった
バブルのお陰で高校いけたのだと今は思う
設備も就職先も素晴らしく終いには

調理師免許と高校卒業資格もくれた

バカでもいける学校ではあるが
お金がないといけない学校である

話はさておき
就職先なんだが

当時、母親が通ってた

『赤いトマト』か経営するパン教室で
そこの社長と話をして

『これからは和食の時代だ、今からでも遅くない
時代は必ず来るから和食に行け』

と、促され

ホテルニューオータニ

本館、タワー、ガーデンコートタワー
ホテルニューオータニ
回るレストラン
人間の証明の舞台ともなった


の、和食レストラン部門に就職した
会員制の会席料理屋であった

VIPしか来れないようなお店
食材も高級なものばかりだったし
コースばっかで30,000円からだったかな
確か

でもそのおかげで味覚や感覚は磨かれ
今に繋がっている
あの時の社長の言った通り、和食は世界遺産まで
登り詰めた

根本が日本人なんだから日本食って事なんだと思う

オテルドミクニの
尊敬する三國さんも

今は亡きオテルドミクニ
三國さんの自伝、読んだ方がいいよ


フランスから帰国する時、
自分の根本は日本
自分の中にあるものは
味噌、醤油、魚なんだって
思って帰る決意をしたって話していたくらいだし

間違っていないが
やはりそこはホテル
厳しい修行が待っていた

結果イジメも酷く
十二指腸潰瘍に2度なり
入院を繰り返し、辞める事となった

失意で実家に戻ったあと
就職するため、地元の高円寺で
オープニングスタッフ募集で

北彩亭に就職が決まり

以後、結婚するまでの5年間をすごし
月商最高を叩き出し、店長になった


そのお店での
修行中

有線放送でよくかかり
仕事の後に飲んでカラオケ行って歌ってたのが

プライマル

だった。
とんと知らない名前のバンド
オリジナルラブという

ビッグネームである
当時は知らずによくかかった記憶が残る

今はこの曲を聴くと
当時の修行の記憶が蘇る歌となった

いい思い出である
他にもあったが
安室奈美恵とかウルフルズとか
あったなぁー

あ、ウルフルズは今度話しますね
次回予告

『ウルフルズ/ガッツだぜ』

今日はこの辺で

補足
オリジナルラブ


日本の音楽ユニット。
1985年結成。1991年にメジャー・デビュー
結成当初4人、メジャー・デビュー時は5人のバンドだった

1995年以降、田島貴男のソロユニットとして活動
代表曲は「接吻」「朝日のあたる道」「プライマル」

ロック、ソウル、パンク、ブルース、ジャズなどを中心とした幅広いルーツを持つポップスを制作

1990年代、ピチカート・ファイヴ、フリッパーズ・ギターと並び、渋谷系の代表格と言われたが
本人(田島)は嫌っていた

フリッパーズ・ギターの小山田圭吾と小沢健二はデビュー前からの熱心なファンで、彼らの楽曲への影響力が強い程

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