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2024上半期 個人的ベストソング3選

2024年も上半期が終了します。
そこで、今回は2024年上半期の個人的ベストソング3選について書きます。
(順番は発表順)
日々を豊かにしてくれる素敵な曲たちをこんなに届けてくれるアーティストの方々には
頭が上がりません。

タイムマシン / SEKAI NO OWARI

1曲目はSEKAI NO OWARIの「タイムマシン」です。
3月発売のアルバム「Nautilus」の1曲目に収録されています。
サビにFukaseさんの歌い方の好きなところが詰まっています。
力の入れ方、抜き方、裏声、アクセントのつけ方など、
どこをとっても好きです。
間奏のSaoriさんのピアノはオシャレで切なくて、
タイムマシンに揺られているような不安感もあるところが素敵です。
歌詞で特に好きなのは
”いつも君と道を歩いていると 道端の花も新種の大発見の様だった 
こんなありふれた花のくせに 今では”
という部分です。
「君」を失ったことで「僕」の生活の彩がなくなったことの表し方が
Fukaseさんらしい視点と語り口でより実感があって切なくなります。
MVも素晴らしいのでぜひ見てほしいです。

いつかの化物 / sumika

2曲目はsumikaの「いつかの化物」です。
5月に発売された「Unmei e.p.」に収録されています。
作詞片岡さん、作曲小川さん、ボーカル小川さんの曲です。
小川さんらしい優しいオケに片岡さんらしいハッとするような歌詞が乗り、
それを小川さんが力強く優しく歌っているところが好きです。
やってみたいことはあるのに色々できない理由を見つけて進めない、
という状況に歌詞がグサグサ刺さります。
この曲は「雨天決行」と対になっている曲だと感じました。
「雨天決行」はやりたいことをやりたいまま進むために
周りからの雑音は跳ねのけて突き進む、という頭より体が動いてしまう状況の歌詞ですが、
「いつかの化物」では、とはいえ無理だよね、と考えて
行動ができなくなってしまう体より頭が動いてしまう状況の歌詞です。
大人になるにつれて「いつかの化物」の歌詞のように
なりたい自分ややりたいことから目を背けてこんなもの、となってしまいがちですが、
”心中住み着いた 化物が教える” 通りになりたい自分を追い求められる大人に憧れます。
やりたいこと、なりたいもの、現実でグルグルしている今日この頃に
深く刺さる一曲です。

Kick Out / SHE'S

3曲目はSHE'Sの「Kick Out」です。
6月に配信リリースされました。
懐かしい洋楽のようなバンドサウンドがSHE'Sっぽいけど久しぶりの感じで
めちゃくちゃカッコいいです。
静かに始まってサビで開けて、ラスサビ前で激しくなる展開は
ぜひともライブで聞きたいです。
歌詞も内省的なところから徐々に攻撃的に、
そして開放的になっていく展開が気持ち良いです。
SHE'Sといえばピアノボーカルが印象的ですが、
ギターを弾きながら歌う竜馬さんも最高です。
自分から余計な見栄、蔓延る雑音、そんなものをKick Outして
自らの手で良好な視界を手に入れる。
様々な経験を経て強く逞しくなった今のSHE'Sが表れている
最高の一曲です。
秋に発売されるアルバム「Memories」もバンド感満載のようで
今からとても楽しみです。

最後に

2024年の上半期には紹介した曲以外にも
たくさんの素敵な曲たちが発表されました。
また、下半期もすでに様々なアルバムなどの発売も発表されています。
上半期に出会った曲たちを聴きながら、
下半期に発表される曲との出会いを楽しみにしています。



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