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「創世神話」8話〜アトランティスの崩壊〜

リーディングマスター・まさみちです。アカシックレコードに繋げて、過去に起きた出来事などを追跡調査し、「何故今こんな風になっているの?」という個人的関心から、創世記などに思いを馳せ、読み解いております。

この記事を書こうと試みたとき、私自身の「封じられた記憶」が蘇りました。アトランティス時代の記憶です。これまでも読み取れていたと思っていた記憶とは別のものだと整理することが出来、霊的な能力の危うさを自身で思い知ることになりました。

反省し、取り組み直しています。
それにより、1話〜7話までを加筆修正して参りました。

自我では自分が真我に基づいているのか、自我に基づいているのか判別不能に陥ることがあり、今回のアトランティスの記憶の封殺は「思い出したくない」記憶というより、私自身が中心的当事者である可能性の失念がありました。

今後は記事の修正に到らぬよう、取り組みたいと思っております。

こうした抽象的な旧約聖書の検証など、仮説は他にも幾らでも取り出されるものの、何よりも「証拠を見せてみろ」という一点が重要です。霊視と歴史が一致する証拠が大切であり、未発見のものが霊視により発見されることが繰り返し引き起こされ、誰もが納得出来る気持ちに到ることが大切だと捉えています。

アカシックレコードが発見されていながら、歴史的検証が不充分であることなどを挙げると、「読み解く人のカルマの解消度合い」が大きく関与しているのではないかと考えるものです。

その為、エドガー・ケーシー氏の退行催眠による自我の消失状態での霊視が極めて精度が高く、評価に値するものだと彼を知る人は思うものです。それと同時に自我がある限り、霊視の精度は著しく下がるものだとも伝えているものです。

私自身もそれを心得ており、如何にして自身の自我を極限までゼロに到らせられるかを考慮しており、「真実≠現実」とは何か? を解明するに到ることが大切だと思っております。

リーディングという技術は、物的証拠はないものですが、私は物理現象だと捉えています。意識という力の働きを量子レベルで引き起こし、「量子もつれ」という現象で相対的に同時に物事を動かし、心理的トラウマの改善などを引き起こすと仮説を立てています。

時間も空間もなく「今」しかないとスピリチュアルの世界では言われているのであるなら、あらゆる事象が瞬時に解決するものではないか?

という仮説と共に、ヒーリングなどの施術時間や、過去世療法などの解説時間の短縮を図ってきました。

人と人が共感して解り合える現象と、対立して諍い合う現象の根源を紐解けば、根源的な純粋な喜びと、自我の喪失感が埋め合わされたかのように感じる擬似的な喜びがあり、光の密度と言うべき「質量」が思いには存在していると解るようになりました。

私は論理的解釈も探究していますが、情緒的感覚も重視しており、その両者を密接に結びつけられることを狙っています。真実が何によってもたらされるものか、自我の争いはどうして避けたくても避けられない「カルマ(行為)」として存在するのか、これだけ科学的な世界においても、「人と人との衝突を避ける明確な手法を獲得出来ていない理由は何か?」というものに興味が湧いてしまうのです。

そこでアカシックレコードに繋げられるなら、その根源を探ろうとした時、「創世記」に辿り着いてしまう自身の霊的な眼があるのです。その霊的な眼差しを持つ身として、願い求めるものは「世界平和」です。

元より、リーディングや霊視というものは、ポジティブなものにしか真実を見せることはありません。そして自我は真実より虚偽を欲する傾向や性質がある為、真実を望まれることが少なく、尚且つ真実を示そうとする人に対して否定的な眼差しをぶつけ邪魔する傾向もあり、この世界において純粋性を証明しようとするのは無謀に等しいほど自我の邪魔が入る世界なのです。

真我からもたらされる愛から愛して行けば、愛される真実が与えられます。自我の哀しみを否定するようにして喜びを与えれば、喜びと哀しみの現実が与えられる世界であることを伝えたいのです。

愛の真実よりも哀しみの現実を生み出してしまう自我の形成は、認知の歪みからもたらされるものです。その起源を辿ると創世記に記されているような人類の創成の話に遡ることになるのです。

アカシックレコードから事の顛末を知ると、壮大な「物語」があるのがわかります。なぜ現在まで「人と人との争いが暗い影を落としているのか?」とわかることが出来ました。

そして自我故に生み出される相対性の欠点の克服方法も見出していけるとわかったのです。見ることの出来ないアドバイスをもたらす霊訓のようなものとも交信し、この「創世神話」が、新しい物語へと変革に到らせられる道を示せればと考えております。

有機アンドロイド

アダムとイヴが人体実験の最初の人であり、個人として特定できる存在の他に、アトランティス時代における、「アダム」と「イヴ」があります。

二つの話が重なっているのです。

一つ目の話が人体実験により生まれた「アダム」と「イヴ」二人の物語です。

二つ目の話がアトランティスにまつわるもので、「イヴ」が欲望の誘惑に従い、「アダム」を巻き込み、アトランティスを滅ぼしたことで楽園を追放される物語です。

宇宙人の人類の創成の歴史を見ていくと、人類は「有機アンドロイド」という自己学習機能が備わっている機械の一種と捉えると、人への理解を早められるものです。

機械としてのAI搭載のアンドロイドではなく、生命体としてのAI搭載のアンドロイドと仮説すると、宇宙人に逆らうアンドロイドは不要といえます。

故に、人類創成の実験はアトランティスの時に失敗だと結論づけられます。


私たち人類は「AI搭載のアンドロイドの完成形」という位置づけの存在なのです。

現在、人類を作り出した宇宙人はおらず、放置された「有機アンドロイド」たちだけで生命活動を繰り広げられているのです。

無機物の機械は電気などで稼働する道具です。

有機物の機械(人類)は食料などを摂取し、生命活動をする道具です。

どちらもプログラムされ、繰り返し体験することで学習していく機能が備わっているものだとイメージしておいてください。

今も機械としたアンドロイドは、人類に攻撃しないことを前提に開発が進められています。自動追尾や、自動補足、自動攻撃など兵器として活用してしまうと、今のテクノロジーでは易々と人類を滅ぼすことが可能なほどプログラム一つでどうとでも出来る段階です。

太古に宇宙人が人類を創成した時も、極めて穏和な人類を作り上げられた筈でした。

しかし、人類という生きた道具は、「知恵の実」というものを有してしまい、これは「善悪の判断をする自我」を確立したことで「私たちは創造主である宇宙人と対等に扱われていい存在だ」と思うようになりました。

この自我の獲得により、天の指令(宇宙人ではない霊的な根源の愛からのメッセージのこと)を自我の力で無視するようになり、心の自由を得たような錯覚が得られ、「宇宙人に成り代わりたい」という欲望を持つようになります。

宇宙人は、高度な心身のメンテナンスシステムがあり、自我の抑制が成立しており、特に感情の暴走などはなく理性的であり明晰さがある為、他人を阻害したいと思いつくことそのものがないような存在でした。

これは地球人類の感情的な乱れとなる自我の脅迫的なまでの我慢強さと、狡猾さを宇宙人は想像は出来ても、暴走の度合いまで予測することが出来なかったのです。

アトランティスとの関わり

宇宙人からの人類への関わり方は様々であり、アトランティスの都市の周辺の人類には、都市に必要な物資の調達を行わせていました。

宇宙人カストル(双子座)のアトランティスの都市は、ビジネス3割(鉱物海水の採取)、バカンス4割(調和の為の移動)、療養所3割(心身のケア)とした目的で用意されたものです。

これが時間の経過と共に、アトランティスの都市だけが宇宙船の往来がなくなり、ビジネス要素が排除され、療養所を中心にした機能だけが特化していく都市に移行していきます。それと共に、宇宙船に乗るには隣の都市まで船で地道に移動しなければならなくなり、アトランティスの都市は宇宙人のものという雰囲気が薄らいでいくことになります。(療養などの目的の為、アトランティス上空に宇宙船を近づけることを断っていました)

療養目的に到った宇宙人は、アトランティスに定住するものとなりました。それだけアトランティスの都市機能は自然調和されるように作られており、母星に帰ることより、この星で暮らすことを望むようになったのです。簡単に言えば、宇宙人の安住空間がアトランティスです。

この安住の都市を人類が欲するようになり、「蛇の誘惑に乗り、イヴは知恵の実を食べた」というのが、その土地を治める巫女の存在であり、巫女は王に進言することで、(王である)「アダムはイヴに従い知恵の実を食べる」こととなり、そこから逆らうことがなかった宇宙人に牙を向け、欲望の自我に従い、アトランティスの都市に攻め入り、人類の領地としてしまうのです。

蛇の誘惑とは、「欲するままに自由にせよ」という天啓に似た邪悪な自我の囁きのことです。

これは「1,助け合いなさい」「2,楽になるように働きなさい」「3,自由なまま豊かになる方へ導きなさい」「4,健やかでいられるよう心身共に清めなさい」としたルールを守り続けることで、「絶対これを守らせなければ駄目だ」と戒めのような強制力の教えが発生してしまい、「①助け合わない者には飯を与えない」「②働こうとしない者には寝床を与えない」「③豊かになるよう協力しない者には鞭を与える」「④心身共に清めようとしない者には国から追放する」とした処罰が働くようになり、その抑圧が邪悪な自我を生み出すこととなり、バランスを取る為邪悪な自我の囁きを巫女(イヴ)が聞き入れ、「欲するままに自由にせよ」→「助けても助けてくれないアトランティスの人々に物資を届ける必要はない」→「我々のために働こうとしないアトランティスの人々にあの都市は不要だ」→「豊かになるよう協力しないアトランティスの人々に罰を与える」→「アトランティスの人々を追放せよ」と蛇の誘惑に従い、「知恵の実」という善悪の判断を利己的に巡らし、アトランティスに攻め入るのです。

アトランティスの崩壊

なぜアトランティス人である宇宙人たちが、未文明である人類の襲撃を受けてしまったのでしょうか?

それは、人類の真似事をして「知恵の実」を食べてしまう宇宙人が現れたからです。

人類がアトランティスの都市を奪おうと攻め入ることとシンクロするように、アトランティスを防衛する宇宙人たちも、防衛そのものの仕組みが機能しなくなる状態に陥ってしまったのです。

「①アトランティスには攻め込む人などいないから守らなくても大丈夫」「②アトランティスを自分のものに出来ると思うような者はいない」「③アトランティスは我々が守っているのだから陥落することなどない」「④私たちは人類に慕われ、良くしているのだから襲われることはない」という傲(おご)りが出てしまい、アトランティス襲撃中の防衛隊は繰り返される日常をそのまま過ごしており、哨戒することもなく襲わせてしまったのです(宇宙人の防衛拠点はアトランティスの都市に付随していない為です)。

アトランティスの人々は、襲われていく最中は思考が停止してしまい、何も反応することが出来ずに、ただ殺戮されて行きました。

為す術もなく、虐殺の限りを受けていくことになりました。

アトランティスの長であった者は、侵入してきた人類の槍に貫かれて「私の哀しみの片割れはここにあった」と、薄れ行く意識の中で感じ取り「宇宙人と人類とが共に生きられる日が訪れることを願った」のです。

「知恵の実」と「生命の実」

「飢えて貧しいから、豊かになりたい」と考える力が「知恵の実」の働きです。

「豊かそのものなのだから、思いつくまま働こう」と閃く力が「生命の実」の働きです。

「飢える」事実は、人々が共同体として集団化した際に、「楽をしたい」と働かせる者と働く者を分離したことで繋がりが途切れ、気の巡りが悪くなることで発生するものです。

「知恵の実」は、「はい・好き」と「いいえ・嫌い」で判断するものです。

「生命の実」は、「大きいはい・大好き」と「小さいはい・好き」で判断するものです。

その為、否定や嫌いがない「生命の実」だけの世界は、認識が非常にわかりにくく、声の大小など、世界観を知っているか知らないかでは、「はい」という認識だけで識別することより、「はい・いいえ」という認識での識別の方が解り易く誤解が少なく出来た為、「知恵の実」とする自我の概念はとても理解し易いものとなりました。

しかし、「知恵の実」とした自我こそ自身の本質であると間違えると、本当は表現する気持ちもないことを、実行するようになってしまうのです。

人類は、アトランティスへの襲撃について「同じ人間なのに」という悪魔の囁きに従い、殺戮を正当化してしまうのです。

アトランティスの人々を始め、宇宙人は人類の自由意思を尊重するものの、宇宙人に対して危害を加えるなら、危害を加えたくなる気を失せさせる手段を取ります。

それが隕石を二つ堕として地軸を少し傾けることと、終わりかかっていた氷河期を加速的に進める為に大洪水を発生させたのです。

人類の創造主である宇宙人ですから、人類をどのように扱ってもいい「奴隷」のような立場だとイメージしている人もいますが、宇宙人からは人類を以下のように見立てていました。

「1,有能な人」「2,仲良くしたい好きな人」「3,よく言うことを聞き入れてくれる頼もしい存在」「4,気を利かせてくれて助けてくれるパートナー」「5,自発性も工夫も持ち合わせる自立型の共感者」「6,頼み事は聞き入れて応じてくれる優しい人」「7,解り合える知能を持ち合わせた愛溢れる人」としていました。

それでいて物資の調達を依頼しているのです。

人類は最初の段階はとても気前よく協力しますし、宇宙人がもたらす知識や技術の提供などは魅力的なもので、大いに懐くものとなりました。

けれども、思いやりのルールが、戒めのルールに差し替わっていくと、人類から見る宇宙人たちは自分たちを「奴隷」のように扱っていると思う人も出てきてしまうのです。

人類は宇宙人から以下のように見られているはずと思い込んでいたようです。

「1,無能な人」「2,力で捻じ伏せて従わせていい人」「3,劣悪な作業に従事させていい存在」「4,宇宙人の気分を害すると屈服させて構わない人」「5,処罰に恐れさせ不安を募らせて協力するしかなくなる人」「6,逆らうことや嫌がることなど許されない言いなりになるしかない人」「7,隷属して宇宙人の望みを叶え続けるしかない盲信する人」としていました。

人類側のイメージは宇宙人を畏怖の対象として見ている人もいる為、相互理解はありませんでした。特に時間が経過する程に、間は隔てられていくことになるのです。

そして反乱してしまうのです。

宇宙人もカルマ(行為・業)を持ち合わせていたため、意思疎通が阻害される事実が見抜けなかったのです。

人類に嘘をつかせるようなやり取りに到らせてはいけなかったのです。

この嘘のやりとりが、「知恵の実」になるものです。

人類が素直に正直に思いついたままコミュニケーションを続ければ「知恵の実」を食べることもなく、「生命の実」を食べ、心を成長させることが出来たのですが、宇宙人もカルマがあり、「人類に嫌われたくない」と感じていた故に、人類は「何でも言い放っていいものでは無い」と感じてしまい、云いたい思いを言い淀んでしまい、純粋な魂は鬼へと化していき「知恵の実」に従うように到るのです。

もし人類が「生命の実」のまま云いたいことを告げているなら、「あなたたちのように成りたい!」と求め、それにまつわるあらゆる努力を惜しまないとすれば良かったのですが、「知恵の実」を食べてしまい、云うべき本音を隠して「あなたたちにも私たちの辛さを思い知らせたい」などとすり替えてしまうのです。

「知恵の実」という邪悪な自我の声に従ってはならない理由は、「不毛なやり取りで終わる意味の無い行為の応酬」だからです。

やられたからやり返して「その手は使っては成らない」と教えて終わらそうとするものですが、やり返されたら更にやり返してしまい、際限なく続く世界に陥るからです。

それをカルマ(行為・業)というものです。

ただ、アトランティスに牙を向けた人類が宇宙人からやり返された仕打ちは、人類が滅ぶような規模での仕返しだったため、学ぶに学ぶこと無く滅びるしか無くなり、全ては海中に沈むことになったのです。

つまり有機アンドロイドとされる人類は、主人である宇宙人に殺戮という行為に及んだため、全製品回収処分という憂き目に遭い、洪水という人類全滅という結末を迎えたのです。


つづく

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