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更なる高みへ、漢字検定準1級を攻略!
漢検には2級の上に2つあります。
<2〜3級の方向けにもまとめてみました!>
1級は玄人がやっと合格できるというくらい、かなり難易度が高いです。
受験したことがありますが50点くらいしか取れず文字通り撃沈した思い出....
ということで今回はその入り口、準1級の勉強方法をご紹介します。
ちなみに自分は準1級で引退しました(?)
合格率を見てみると低いです。2級が大体の受検者のゴールラインとなっていることもあって、受検者もぐっと減っています。
2級の年間受検者がだいたい5万人ですが、
今回ご紹介する準1級は5千人ほど。
合格者は「500人ほど」です。1ケタ減るって凄い....
自分自身、1回目の時点で合格点に2〜4点(問題にして1,2問)足らず不合格。
かなり悔しい思いをしたのを覚えていますが、2回目で合格できました。
今回は、そんな合格したときの勉強方法と実際に使って役立ったおすすめのテキストをご紹介します!
ちなみに…出題内容と審査基準はこちら。
目安チェックはこちらです。
①おすすめの問題集、教えます
勉強の前に問題集!
これのチョイスが適当なら成果もついてこないと思いますので、良くありません。これらをまず丹念に選ぶのが大事です。
んな時間あるかっ!
もったいぶらんと教えろやっ!
と画面にツッコミを入れたあなたにおススメをご紹介しますので参考になさってください。
自分が使っていたのは以下の問題集たち。
百聞は一見に如かず、まずは書店で手にとって実際に見てみてください。
ネットでチラッと見れたりするところもありますのでまずは丹念に選ぶことから始めましょう。
Ⅰ:下地の問題集
ナツメ社 オフィス海著「漢検マスター」
実はこの本、最初の受検のときには存在すら知りませんでした。
「準1級からは公式の完全必携か完全征服やで!」
というのがネットで多く言われておりまして…それを鵜呑みにして挑んだ最初の試験はダメでした。
....解ける問題が少ないんですよね、必携でも征服でも。
初回失敗して、リベンジを決意した2回目のとき。
前回の反省から今回の勉強方法を練っていたところ、これがいいぞ、という口コミを見つけて買ってみたらこのマスターがハマりまして。
結果、見事合格できました。10点くらいとはいえ、余裕ある合格点超え!
「お!ここはマスターで出てたやつだ!」
「すごい!サクサクいける!」
と進研ゼミ並みの成功体験をくれた、私が満を持しておススメしたい1冊!
※もはや、受かりたい人に無理矢理にでも持たせたい勢いで推してます。
最頻出からそこまで出るかな?まで網羅されている問題数!
そしてこれが確かに効果バツグン!
これに時間をたっぷり使って解いてほしい!
これを3~4周すれば下地はバッチリ!と断言してしまいたいくらい。
お前がおかずならば俺はどんぶりで50杯ご飯おかわりできるくらいやりましょう!
Ⅱ:実戦の問題集
成美堂出版「本試験型問題集」
いよいよ実戦。これでガチガチに戦いましょう。
本試験型で10回以上収録の大容量がまた嬉しい!
悲しいことに公式の過去問は3回分しか収録されてません!
おススメなのはそのボリュームだけでなく、難易度もゴリゴリあるところ。あのどんぶりご飯50杯の❨?❩漢検マスターをやっていても不合格が量産される問題があるので鍛えられます!
過去問見るとわかっていただけるかもしれませんが、本番より難しめに感じました。だからこそ、のこの1冊です。
こちらも2~3周はこなして、楽勝レベルに仕上げてほしいです。
Ⅲ:仕上げの問題集
日本漢字能力検定協会「過去問題集」
先述した通り、ボリュームが少ない公式の過去問です。
2023年版から1級と共有ではないようですが6回分収録と少ないままです。
こちらは試験1週間前切ってからくらいの追い込みに使ってほしい1冊。
確認という意味合いが強いので、無くてもなんとかなります。
過去問から頻出したものを漢検マスターさんが拾ってくれてるので、これを買わないと本番に対応できないことはないですのでご安心を。
ただ、私が受検したときは毎回買ったので一応載せときます。
Ⅰ・Ⅱの2冊は必須ですが、これは保険に過ぎませんし。
②下地と演習が攻略に重要
なんといっても下地と演習が一番!
なので漢検マスターをガリガリやった後は本試験型をゴリゴリやっていく。
擬音に頼ってますが、一言で言うなればこれ。
主軸はご紹介した漢検マスターと本試験型問題。
漢検マスターを3~4周したら本試験型に入り、2~3周してブラッシュアップしていくような感じで仕上げていれば問題ないかと思います。
詰めが甘かったら漢検マスターと本試験型を併用もOK。
保険の公式過去問を買われているなら、最後の1週間は時間を測って答案用紙もコピーして実戦宛らにやってみるのもいいかもしれません。
別に用意してほしいものはノート!
100均のやつでも書ければ無問題。
漢字検定、ですから当然書き取りがあります。人によるかもしれませんが、書き取りはやっぱり書いて頭と手に浸透させるのが一番だと思っています。
漢検マスターは幸い、赤シートがあるので読み関連はひたすら隠して解いていれば、かたっぱしからノートに書き込んでタイムロスすることはありませんが、間違えたらノートに書いていました。
書き取りはノートに書いて解いて採点していくスタイル。
解けなかったり、間違えたらこちらもノートに書き込んで定期的に見返す。
読みも同様。
試験前、これで復習もしてました。
とりあえず、書けるものは書くことに徹していました。
テキストに直に書き込むと周回して解けない、というのもあります。
漢検マスターでは最頻出からそこまで出ないところまで網羅されていますがどれもわかるようにしておきましょう!
レベル順にズラッと問題があるので「今日は最頻出だけ」とか「今日は頻出を押さえるか」といった小分けもできるのが漢検マスターのメリットでもありますのでスキマ時間の学習にも嬉しかったりします。
どの試験にも共通して言えますが、苦手分野、という敵の付け入る隙間をなくすこと!
200点満点中の正解率80%、捨てれる問題は少ないです。
ですから正確、確実に点を取りに行きましょう!
全問2点として80問正解してないといけませんが、読み等一部問題は1点なのでハードルは案外高いです。
〆のお話
準1級だと「旧字体」「異字体」があると思います。
これは覚えやすいやつで覚えましょう。全部覚えることはないです。
問題集の解答にも()で括っている「これでも正解!」ってやつがどこかしらにあります。上記の通り確実性が大事なので、見てみて自分が覚えやすいものを確実に書けるようにしておきましょう。
あと解答用紙に書くときに書体にも注意!
漢検自体の話、ジャッジは厳しめな印象があります。
とめ、はらいは正確に、オーソドックスな楷書体で文字の構造を理解して、つまらないところで不正解をもらわないようにしておきたいところです。
例えば「レモン」は檸檬と書きます。
左の字は「木に丁寧の寧だな」と思われた方…よく見てみましょう。
寧の真ん中の「よこめ」が、檸だと「さら」です。
なんかCMでやってた....と思われた方は正解です❨?❩
檸檬レベルは準1級では出てこないと思われますが、そのくらい自分へのジャッジも普段の採点から厳しめにしてみましょう。
皆さん、準1級で「ほぼ」漢字を極めましょう!
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