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給水塔百景(愛媛県松山市-香川県三豊市-山口県山口市)

西日本の給水塔を中心に巡る旅。
年末年始の長期休暇を利用して、クルマでゴーウェスト4日目。
この日は大晦日。2019年最後の締めくくり。

愛媛県松山市

朝、愛媛県松山市。
市内の県営中須賀団地にある給水塔から見学開始。
ボックス型の給水塔に生き物のレリーフの入った給水塔。
遠くからでも、鹿、鳥、てんとう虫、オタマジャクシが見える。

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こういうのを見るたびに給水塔って地域のランドマークだなぁと改めて感じる。
どんな柄が入っているのか見たくて、一周回ってみる。

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なんだかよくわからなかった。
古謝団地のようなアバンギャルドさはないものの、船橋の若松二丁目団地の給水塔とタメを張るアートな給水塔。
末永く、残ってほしい給水塔。

香川県三豊市へ
いつもながら雑な計画の旅行。
明石海峡大橋を渡って四国に入り、チャリダーの聖地、しまなみ海道を渡る予定が香川県広域水道企業団三豊にある白亜の給水塔を見忘れていた。orz...
改めて愛媛から東へ向かい、香川県へ。
途中石鎚山サービスエリアに寄り道すると、SAによくある給水塔だけど、名前が入っているのは珍しいし分かり易い。

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小休止をして、改めて三豊市へ向けて再出発。
小一時間で三豊市へ。
道路沿いからも綺麗に映える、白亜の給水塔。

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後ろには五重塔があり、給水塔に五重塔と信仰とインフラが構造物でフュージョンしてる。

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ピンボケしてたり、斜めになってたりと写真がうまく撮れない。
給水塔が好きでも撮影に向上心がないのは記録を残すうえでちょっと痛い。

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本州再上陸
四国を西に向かって東に戻って、香川県の三豊市。
また西に向かってしまなみ海道まで戻るのも悔しいので、瀬戸大橋を使って本州へ再上陸。
与島パーキングエリアでうどんを食べる。
さすが香川、しこしこもちもち。
これまで正月休みにも関わらず、どこも渋滞とならなかったがうどん屋さんの入店待ち行列が最大の渋滞。

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ようやくたどり着いたうどん。
うどんのオーダーまで30分くらい待った。
美味しくご馳走様。

山口県山口市へ
大きく予定が狂ったが、今日の宿、山口県にむけて岡山から300キロひたすら西へ向かう。
高速が空いていたおかげで陽が暮れる前に山口市へ到着。
SL鉄ちゃん、給水塔、古いモノ全般のマニアの聖地ともいえる篠目駅へ向かう。
湯田温泉のそば、工場らしき建物に給水塔が見えるのでちょっと寄り道。

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内股なパン屋さんの工場だった。
普段は工場直売もやっているらしいが、今日は大みそか。
さすがに直売はやってなさそう。
マンハッタンっていう菓子パンが売れ筋だとか。
いずれ食べてみたい。

篠目駅へ。
山道を抜けて、本日最後の目的地の給水塔がある篠目駅へ向かう。

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改札の奥に給水塔が覗いてる。

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私以外にも給水塔か駅舎か見学に来ている方もちらほら。
皆さん色んな大晦日。
無人駅でありながらも保存状態が良く、レンガに安全第一が渋い。

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篠目駅へ行くと大体皆さん、この駅の案内版?の写真を撮られている様子。
ネットでも篠目駅のこの案内版はよく見かける。

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篠目駅を満喫したところで、本日の宿、湯田温泉へ。
山口の駅周辺よりも湯田温泉のほうが宿が多くて、値段も手頃とあり湯田温泉に決定。
年末の温泉旅行と言えば大体皆さん、家族連れ。
東京からクルマの一人旅、そのうえ目的が給水塔は私だけだろう。

夜、軽く飲んで食べてと考えて近所を歩き回るもさすがに大みそかの温泉地に一人で入れる飲み屋さんは無いと思ってファミレスで我慢するか。と思った矢先、お店の半分がバル風、半分が居酒屋さん風に一店舗を二分割されてるこじんまりしたお店。
営業中の様子、団体の予約で一杯かと思ったら入れた。
お店の方も愛想よくて色々と話しかけてくれる。
甘目で香りのあるお酒が大好きで山口の名酒、雁木を頼む。

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東京でも雁木は普通に入手できるが、やっぱり美味しい好きな酒。
数種類飲み比べもさせてもらい、ほろよいで満足。
段々と地元の方達の年越しパーティーな雰囲気となってきたので、お勘定をお願いすると、地元のカップ酒をお土産に頂いた。
いいお店。

コンビニで年越しそばを買って、チーズをつまみにカップ酒で大晦日の夜を過ごす。
寂しいような気もするが、つげ義春的な楽しみも感じる一人年越しそば。

2019年12月

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