出版記念イベント全国ツアー総括!そしてついにクリスマスにKindle版出すよ!
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出版記念イベント全国ツアー総括!そしてついにクリスマスにKindle版出すよ!

藤本智士(Re:S)

 今年7月に同時期刊行された二冊の書籍「魔法をかける編集」(インプレス)「風と土の秋田」(リトルモア)の出版記念として、半年の間に日本各地をまわりましたが、12/19に開催した岐阜県飛騨市でのイベントを終えて、ついに終了!気づけば62ヶ所(そのうち誰でも参加可能なオープンイベントだけで55ヶ所)もまわってました! これは一体どういうことだ!?
 ってことで、ちょっと自分のためにも整理&記録! 

 と、その前に……

 クリスマスにお待ちかね、Kindle版出ます! わーい!

 ちなみにこれを機に僕、ずっと愛用してた「Kindle Paperwhite」をアシスタントのはっちにあげて、新しく「Kindle Oasis」買ったけど、ページ送りのスピード明らかに早くなってるし、軽いし、なんつってもページ送りの物理ボタンが超いい!いやほんとおすすめっす。他の機種に比べてだいぶ高いけど、いつもカバンパンパンな僕はいよいよみんな電子書籍化してー!って思う。とにかく、これでいつでも編集の魔法書持ち歩けるね!

 さあそんなわけで、半年間で日本全国62ヶ所をまわった、出版記念イベント総括はじまり!

1)総動員数 2,570名!
 正直ビビりました。これもう1箇所に集まったら日比谷野音約2,600席をほぼ満席にできるレベル。インディーズバンドならもうメジャーデビュー寸前! ってのは冗談としても、これ、各会場平均40名来てくださったってことだから、ほんとなんというか、ありがたすぎる。これは以前書いた記事だけど イベント企画で大切なこと5ケ条
 ここにも書いているように、この動員はまったくもって僕の集客力じゃなく、地元のディレクターさんたちのチカラだから、地方のディレクターさんたち、あらためてすごい&感謝!
2)売れた書籍数、新刊だけで 合計1539冊!
「魔法をかける編集」が990冊。「風と土の秋田」が549冊。ここに既刊の「ほんとうのニッポンに出会う旅」や雑誌「Re:S」のストックなんかも入れると余裕で動員数を超えるんです。来てくれた人の数以上の冊数、本が売れたってヤバくないですか? ほんとうにありがたい。
3)伺った県は40県!
 そうなんです。62ヶ所もまわっているけど、47都道府県行けたわけじゃないんですよー。同じ県内で3ヶ所伺ったのが、一宮&常滑&名古屋の愛知県。都内3ヶ所開催の東京都。さらに大阪府も市内3ヶ所開催でした。続いて2ヶ所で開催した県ってのがかなり多くて、●秋田市と鹿角に伺った秋田県。●奈良市と大和郡山市の奈良県。●桐生と高崎の群馬県。●札幌&函館の北海道。●市内と八戸の青森県。●盛岡と一関の岩手県。●市内と智頭町の鳥取県。●岐阜市とフィナーレを飾った飛騨市の岐阜県
 いやあ47都道府県ってなかなか行けないもんだね。でも以前から思ってるけど、県境って旅人的にはあんまり意味ないよね。例えば島根や鳥取とかって言うよりも、伯耆とか出雲とか県境超えた文化圏こそ気になるし、あらためて47という適当なブロック関係ねえー。って感じた。とか言いながら一応まとめると今回行けなかった県は、茨城県栃木県埼玉県和歌山県香川県徳島県佐賀県 の以上7県だけど、みんな隣県の開催地に来てくれたもんね。しかし、福岡県八女市開催の時、半分が佐賀の人だったのはびびった。
4)会場施設、第1位は本屋……じゃない!
 出版イベントということで会場は書店さんが多いのかなと思われるかもだけど、62会場のうち本屋さんはわずか9ヶ所のみ。ちなみにそのすべてが個人経営のお店(チェーン店ではやれないの。その理由はまたあらためて書きます)でした。じゃあ会場として一番多かった場所はどこか?
 それはやっぱりカフェでした!
 1位 カフェ 16カ所
 2位 コミュニティスペース的なとこ 15カ所

 その他、雑貨屋さん、ギャラリー、音楽ホールなど、様々な場所が会場となっていましたが、やっぱりカフェが一番多かった。つまり、地方においてカフェというメディアがいかに重要な役割を果たしているか、ってことですよね。あとは各地に増えてるコミュニティスペース的なところも、意外にできちんと機能を果たしているんだな、とも。
 で、とにかくここで言いたいのは、本は本屋で売るものって先入観持ち続けてるとやばい!ってこと。実際ものすごく本売れたので!
5)どんなお客さんが来てたの? 超個人的実感データ!
 こればっかりはしっかりアンケートが取れていたわけではないんだけど、頂戴した山盛りの名刺とサイン時の記憶から辿るに、印象的だったのはやっぱり
●県庁、市役所職員、学芸員さんなど行政関係者
 必ず数人はいらっしゃった印象(でも地元神戸の開催だけ行政の人、一人もいなかったの超寂しかった……。)あと「役所の方いらしてましたね」って後から聞くパターンも多かったなあ。帰っちゃった方、せっかく来てくださったんだから、もっと話したかったっす!
●地域おこし協力隊の人
 まあどこにいっても、いるよねー、な印象。特に氷見市の人たちはすごく印象に残ってます。福井と富山に分かれて5人くらいいらっしゃったから(笑)。地域おこし協力隊の方たちにとってマストなのが情報発信だもんね。うんうん悩みよくわかるぞー。
●地域メディア編集者
 狭義な雑誌編集の話が本題ではないものの、なんだかんだでやっぱり来てくれました各地の編集者さん。「色々耳が痛かったです」なんて言ってくださる方のほとんどが地元の新聞記者さんや編集者さんでした。でもみなさん真摯な方多かったなあ。あと、意外に思ったのが、実はこういうのやってます、って紹介してくれる地域メディアが、だいたい印刷屋さんか工務店さんか不動産の会社だったこと。特に全国の工務店さんネットワークの会ではクローズドの講演もさせていただいたし、なんだか各地の工務店さんが熱いなあという印象。
●商店主さん
 でも、なんだかんだで一番多かったのが、各地で商売されている方でした。眼鏡屋さん、八百屋さん、飲食店さん、地元スーパー経営者さん、マッサージ師さんに、占い師さん、とまあ様々! でもね、みなさん本当に僕が伝えたい本意を理解してくださる、未来のスーパー編集者な気がしましたよ。社員分買って全員に持たせますとか。言ってくださる方もいらして嬉しかったなあ。伝えたい方々に伝わった感があって幸福でした。

 いやあ、ほんと何でもそうだけど、やってみないとわかんないね。ってか、まさかこんな62ヶ所も回るなんて思ってなかったもんなー。最初は全国各地の友達に電話しまくったところからツアースタートしたけど、いつのまにかどんどん増えてったのは、各会場にお客さんで来てくれた人たちが「ぜひうちの地元でも!」って呼んでくれたおかげ。さらに後半は、ほとんどが実験的に作ってみたメールフォームから応募してきてくれた、様々な地方で暮らす初対面の方たちの企画で、そのほとんどが20代の若者だったことに、僕はほんと勇気もらった! あ〜、とにかくもっともっとアウトプットしたいことあるんだけど長くなりすぎるので、とにかく今日はこの辺で終わろう。

 あ、でも最後に、僕がどうしてこんな出版ツアーをやったのか? っていうことだけは書いておこうかな。

 僕が「魔法をかける編集」を作ったのは、
地方のみなさんが編集力を持てば最強だ!

 という思いと、もう一つ、その時に僕が言う編集とは、
本や雑誌を作るってことだけじゃない!
 ってことを伝えたかったから。

 この2つを伝えたくて僕は「魔法をかける編集」を、またその実践編としての「風と土の秋田」を出版しました。

 僕自身、兵庫県という地方に住みながら編集者をしているので、同じく地方に暮らすみなさんに届けたいと、この2冊を作ったものの、タイトルに「編集」とあるために、=《出版・マスコミ》カテゴリーの本でしょ? と思われちゃって、必然的に東京を中心とした都市部の書店にばかり多く並ぶことに。 それではまずい! と、上述の1500冊以上を自らリスクを背負って7掛けで著者買取し、日本全国で直接売り回ったってことなんですよ。

 正直、移動つらいし、家帰りたいし、インプット多すぎて頭爆発しそうになるし、食べるし飲むしで身体ヤバイし、相当大変だったんですけど、それを上回る幸福がいっぱいありました。とにかく今は本当にやってよかった。って気持ちです。

 でも実はここからが勝負なんだよな。ま、そのあたりの話はあらためて!

 よければ各地の模様もここからのぞいて見てくださいね。
 イベントレポートはコチラ

 各地で出会ったみなさん、本当にありがとうーーーっ!

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やばい、うれしい……
藤本智士(Re:S)
編集者。1974年生まれ。『Re:S』『のんびり』『なんも大学』編集長。著書に『風と土の秋田』『魔法をかける編集』『アルバムのチカラ』。その他『ニッポンの嵐』『るろうにほん 熊本へ』(佐藤健)など手掛けた書籍多数。 http://bit.ly/satoshifujimoto