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消費者的人格を推す施策は、いらない。

いきなりだけど、
GotoトラベルもGotoイートも僕は反対です。
使ってるけど。

そもそもGotoが新型コロナウイルス感染拡大の原因になっているいないっていう議論は、とても不毛だ。
だって、そんなの原因の一つに決まってる。
ウイルス感染拡大は人の移動とともにあるんだから。

だからこそ、人の移動を推進するなんていう政府の姿勢は完全に間違っていると僕は思う。

なんでもかんでも経済経済って考えるからそんなことになるわけで
蓄積した富の再分配みたいなことを今一度考えてくれるようなリーダーはいないものかね。ってリーダー待望論みたいになるのもよくないけど。

クルミドコーヒーの影山智明さんの著書「ゆっくり、いそげ」(大和書房)に「消費者的人格」という言葉が出てくる。
僕はこの言葉を聞いてとてもしっくりきた。

人は皆、少しでも安い方がいいという消費者的人格と、この人のためなら、もしくは社会のためならという利他的人格(この言葉は僕が適当に作った言葉だけど)の両方を持っていて、シチュエーションや気持ちによってそのどちらかが発露する。

みなで一丸となって危機を乗り越えようというときに、GotoトラベルやGotoイートのような、短絡的な企画で、国民の消費者的人格の発露スイッチを押すなんて、ほんとどうかしている。

この消費者的人格は、よっぽど仙人みたいな暮らししてる人でなければ、誰もが当たり前に持ち合わせているものだし、そこを刺激されて心が動かない人はまずいない。

どう考えても、いまスイッチを押すべきは、利他的人格の方だ。

実際、映画館を救おうと立ち上がった
ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金や

コロナ給付金寄付プロジェクトなど


これら利他的人格のスイッチを押してくれるプロジェクトのすべてが
国の施策ではなく、民間主導のもの。

逆にGoto◯◯こそ、商業的な安っぽさを感じるのは僕だけかな?

僕は聖人君子じゃないから、それはもう思いっきり消費者的人格のスイッチ押され、御多分に洩れずgoto使って移動したりしてるけど、使う使わないの選択肢があればそれは使うよね。もちろんそれなりの理由がなければ、安易に旅したりしてないけども。

実際今年は本当に旅が減ったし、実際に移動が減ることで困っている人たちもたくさんいらっしゃると思う。そういう人たちに、いかに直接的にお金を届けられるかを考えなきゃいけない。

それを考えて実践しているのが上述のような民間の組織の人たちや個人やサービスばかりというのが本当に残念だ。

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消費者的人格を推す施策は、いらない。

藤本智士(Re:S)

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編集者。1974年兵庫県在住。『Re:S』『のんびり』編集長。著書に『風と土の秋田』リトルモア、『魔法をかける編集』インプレス。『アルバムのチカラ』(共著:浅田政志)赤々舎。その他、『ニッポンの嵐』『るろうにほん 熊本へ』(佐藤健)など、手掛けた書籍多数。

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2006年に創刊した雑誌「Re:S(りす)」編集長の藤本智士が、いまあらためてお届けする、あたらしい“ふつう”のnote「Re:S」。 日々のこと。旅のこと。地方のこと。編集のこと。 記事アップは月4回以上かなぁ。

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